庭に生えている野草の名前ぐらいは、少しずつ覚えたいものだと思っています。
すでに覚えたものもあるけれど、まだ知らない植物もたくさんあります。
そんな中で、ずっと気になっていながらなかなか名前を見つけることが出来なかった植物がこれ。
豪勢な花の付き具合です。一つひとつの花は小さいのですが。
でも、全部が全部豪勢なのではなくて、こんな可愛いのも。
そして、白いのだけでなく、ピンク印の付いたつぼみもある。
葉っぱはこんなギザギザです。
この植物の名前がやっとわかりました。フィンランド語で sikoangervo(Filipendula vulgaris…シモツケソウの仲間)というらしい。
フィンランド国内では、生育している地域が限られているみたいです。だから、すべての図鑑にこの植物が載っているわけではなかったのです。
この植物は、フィンランドの鉄器時代(←紀元前5世紀ごろから紀元後12~13世紀ごろ)の村や、バイキングの航路、拠点とかかわりがあるのだとか。だから、この sikoangervo が自生しているのは主に、フィンランドの南部・南西部の沿岸地方…昔の港の周辺らしい。どこにでも生えているというわけではないようです。
庭に生えている sikoangervo が、そういう背景と直接関係あるのかどうかは分かりません。でも、このあたりは昔は群島地域。sikoangervo は、庭にある丘(そのむかしは島だったこともあるらしい)に生えているので、鉄器時代の航路や人々の生活と関係があってもおかしくないはず…
真相は不明でも、鉄器時代には、人々が目の前の丘(島)に行き来していたんだと想像した方が楽しいので、そういうことにしておきましょう。
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8 時間前