クリスマスは過ぎてしまったので、話題が一足遅れた感もありますが…
クリスマスツリーというと、真っ先に思い浮かぶのがモミの木じゃないですか。
でも、フィンランドでクリスマスツリーといえば、トウヒ(オウシュウトウヒ)…フィンランド語名 kuusi …です。
モミもトウヒもよく似ているからか、クリスマスツリーはモミの木だという固定観念があるからなのか、フィンランド語の kuusi が「モミ」と訳されることが度々あります。
例えば、ジャン・シベリウスのピアノ曲「5つの小品『樹の組曲』」の中の5曲目は「樅の木」。でも、もとの曲名はスウェーデン語で Granen、フィンランド語では Kuusi。つまり、「トウヒ」なのですよ。
わかっていて、あえて「樅」と訳しているのかなあ。「唐檜の木」と書かれているよりも「樅の木」と書かれているほうがなんとなく素敵に見えますし。
さて、モミとトウヒをこうして比べてみればどうでしょう? どちらがモミでどちらがトウヒか分かりますか?
比べてみると、葉の形が少し違いますよね。右の写真ではとがっているけれど、左側の写真の葉はとがっていません。それから、葉の根元もちょっと違う。右の写真では葉の根元に茶色っぽい部分(葉枕)が見えるけれど、左の写真にそのようなものは見えません。
向かって左の写真は「モミ」、右が「トウヒ」です。
フィンランドでは「トウヒ」は身近な木だけれど、「モミ」ってあんまり身近じゃないんですよね。だからくうっけりも、大きく育ったトウヒはイメージできるけれど、大きく育ったモミの木はイメージできません。うちのはまだおチビだし。
「モミ」と訳されてしまうと、身近な木が身近でない木に変わっちゃう。それがどうしても気になってしまうこの頃なのです。
散歩にて
2 時間前