フィンランドでの日常生活を綴っています。

土曜日, 6月 27, 2015

グースベリーを見つけた

event_note6月 27, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
庭の片隅で野草にまぎれてすっかりここまで大きくなったグースベリーに、つい最近になって気が付きました。


小鳥が種を運んできてくれたのでしょうか?

実もついています。熟すのはもっと先のことですが、だいぶ大きくなっています。



庭には、自分たちで植えたグースベリーもあるのですが、今年はうどんこ病のようなものがだいぶついてしまっています。

でも、勝手に生えてきたグースベリーの方は、とっても健康そう。美味しい実がなる株だったら、このまま大事に育てることにします。味見できるのはいつになるかな…

火曜日, 6月 23, 2015

強烈な香り

event_note6月 23, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
この時期は、庭にとても強い香りが漂います。ほんとに強烈です。花の香といえど、あまり強すぎるのもねえ…

Kilsepensas(Elaeagnus commutata)という植物です。日本語ではシルバーベリーとかギンヨウグミというらしい。


もう少しアップで見ても、花はたいして大きくもなく


それなのに、この花の香りがとにかく強い。

葉の色が独特なので、観賞用の植物として植えられてきたのでしょう。特に一昔前は、人気のあった植物だそうです。うちの庭に生えているのも、ここの前住人が植えたんだと思います。

実もなるんですけどね、残念ながら食用にはなりません。

夏至バラ

event_note6月 23, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
Juhannusruusu…夏至バラ…とはよく名づけたものです。

ちょうど夏至の頃を見計らったように咲き始めました。


八重の品種もあるのですが、うちの庭にあるのは5枚花びらの質素なタイプです。

今年は、枝が重さでたわむぐらいに花をつけてくれました。

月曜日, 6月 22, 2015

Suopursuの花を見たくて再び散策

event_note6月 22, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
Suopursuの花を見ようと国立公園を散策したのに(関連記事:再び国立公園を散策する)、予定とは別なコースを歩いたばかりに、期待ほどには花を見ることができませんでした。

それが心残りだったし、時期を逃したら次の機会は1年後…

そう考えたらやっぱりどうしてもまた国立公園を散策したくて、実はその数日後、また出直しました。そして、湖の周り6㎞のコースを歩いてきたのでした。

その甲斐がありました。Suopursu は満開。



Suopursu の間に、こうして遊歩道があるんです。Suopursu の花を満喫することが出来ました。


Suopursu は、このあたりでも決して珍しい植物ではありませんが、これだけ広く群生しているところを他に知りません。

そもそも、湿地帯を歩くという経験自体がほとんどないからなんでしょうけれど。

湿地帯には、普段見かけない植物もいろいろあって、目を楽しませてくれます。

フィンランド語で suokukka(「湿原の花」の意)と呼ばれる花。日本語ではヒメシャクナゲというらしいです。もうほとんどの花は散ってしまったようでしたが、まだ咲いているものをいくつか見つけました。


そしてこちらは、フィンランド語名 Raate。ミツガシワ。


Isokarpalo。ツルコケモモです。小さい花ですが、たくさん咲いていて、場所によっては地面がピンク色になっていました。


さらに食虫植物も。
Pyöreälehtikihokki です。日本語ではモウセンゴケなのですね。モウセンゴケという名前は聞いたことがあったけれど、それがこんな植物のことだったとは、今の今まで知りませんでした。


前回歩いたコースも悪くはないけれど、くうっけりはやっぱり、この湖一周コースの方が好きです。来年の花の時期まで延ばさずに行ってきてよかった…

土曜日, 6月 20, 2015

再び国立公園を散策する

去年、Kurjenrahka国立公園を散策した時(関連記事:国立公園散策)、

Kurjenrahka ナショナルパーク
湿地帯にたくさんの Suopursu (Rhododendron tomentosum …イソツツジの仲間?)が群生していることに気が付きました。


Suopursu の花
Suopursu の花が満開の頃に、もう一度同じ場所を歩こうと決めたのはその時のことです。


Suopursu の開花のころを見計らって、1週間ほど前に再び国立公園に行ってきました。

が、去年歩いたのと同じコースを歩くつもりが、つい魔がさして、全長9㎞の別のコース…Pukkipalon reitti(プッキパロのコース)…を歩いてきたのでした。


こんな標識に沿っててこてこ歩いてきたのですが、


歩いたのは主に森の中。

こんなところとか、


こんな根っこの張った道だとか



自然のままの森だとか


かと思えば、土壌がほとんどないような岩がちの場所だとか…


岩の上に生えていたマツの木の根元の部分
土は見えずに岩ばかり

途中には湿地帯もあって、suopursu の花々も見ることはできましたが、



この散策で一番多く見た花は、実は suopursu ではなく、metsätähti…ツマトリソウ…でした。


Suopursu を見るのなら、やっぱり去年歩いた、湖を一周するコースの方がよかったみたいです。

金曜日, 6月 19, 2015

ルバーブの花

event_note6月 19, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ルバーブのつぼみは、大部分は茎ごと取り除きましたが、1本だけはそのまま残しておきました。(関連記事:ルバーブ収穫期

まだつぼみの状態でも、茎全体を含めると十分大きいのですが



この茎がしっかり育って花が咲くと、人の背丈ほどにもなります。


一つ一つの花は小さいんですけどね。

木曜日, 6月 18, 2015

ライラックの花

event_note6月 18, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ライラックの花の季節です。

満開になる直前…つぼみがまだ少し残っていて散り始まった花がまだない時期…が好きです。


コテージの庭のライラックです。



こちらは街の公園のライラック。


公園のライラックを見てしまうと、わが庭のライラックが貧弱に見えますな。


ライラックといえば、「ライラック祭り」というのが日本のどこかであったような…

そんなことをかすかに思い出して検索してみたら、どうやら札幌で毎年行われているらしいですね。そして祭りの時期は、こちらのライラックの開花よりも早いようです。

札幌は、フィンランドよりず~っとず~っと南ですから、当然といえば当然か…

水曜日, 6月 17, 2015

アロニア

event_note6月 17, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
数年前に、2本のアロニアを植えました。

庭のあっちとこっち…それぞれちょっと環境が違う場所に植えたところ、1本は枯れ、もう1本の方はすくすく元気に育ちました。


1本は枯れてしまったとはいっても、アロニアってそんなに繊細な植物ではない気がします。この辺の道端には、アロニアが雑草に混じってたくましく生えていたりもするんですよ。小鳥たちが種を運んでいるのでしょうね。

そして先日、うちの庭の片隅の雑草の中にも、アロニアっぽい植物を見つけました。


アロニアに似てるけど、アロニアなのかそれに似た別の植物なのか…とりあえずこのまま残して、様子を見ていこうと思います。

日曜日, 6月 14, 2015

スズランの花

event_note6月 14, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
スズランが咲いています。


花は小さいけれど、香りは強いです。

いつ見ても可愛い花です。でもこれ、毒草なんですよね。

うちの庭にはもともと自然に生えていました。取るのがしのびなくてそのままにしておいたら、どんどん増えて、ほぼ雑草化しています。

取らなきゃな…と思いながらも、この花の姿と香りに、ついつい躊躇してしまうのです。

土曜日, 6月 13, 2015

トウヒの新芽シロップを作る

event_note6月 13, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
2年前にトウヒの新芽を集めて初めてシロップを作ったのは2年前。(関連記事:トウヒの新芽

今年もトウヒの新芽が収穫できたので、再びシロップを作ってみました。

作り方はインタネットで検索…何を作るにしても、最近はいつもこのパターンです。便利な世の中になったものです。

集めたトウヒの新芽を洗って鍋に。そして、新芽がひたひたにつかるぐらいに水を入れました。


いくつかレシピを見比べると当然ながら違いはあるものです。この状態ですぐに煮出すというものもあれば、一晩水につけておき、翌日その水は捨て、新たに水を入れてから煮出すというものも。

一晩つけてそのあと水を入れ替えることにどんな理由があるのかは知りませんが、とりあえず今回はその方法を使ってみることに。

一晩つけて水を入れ替えて、そのあとことこと煮ること約2時間…

キッチンには、トウヒの新芽の独特な香り…甘酸っぱいような不思議な香りが充満。そして、あんなにきれいだった緑はこんな色に。


濾しとった液に砂糖を加えます。砂糖の割合はレシピによって様々です。1ℓの液体につき4㎗の砂糖というのを今回は採用しました。


ことこと2時間半ぐらい煮つめたところで…


液体はまだシロップ状ではなかったけれど、冷えたらシロップ状になるんじゃないかと、瓶詰してしまったのでした。

結果的には、冷えてもたいしてシロップ状にはならず…もっと煮詰めないといけなかったようです。

シロップとしては満足の出来ではありませんが、今回は色には満足です。

木曜日, 6月 11, 2015

松の花

event_note6月 11, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドで一番多い木は、松(ヨーロッパアカマツ)だとか。森林にある木の半分以上は、松なんだそうです。

うちの庭にも松が数本あります。今がちょうど花の季節です。花粉もけっこう飛んでいるようです。

今まで松の花に気を留めたことはありませんでした。だから今まで全く気が付かなかったのですが…

これはおそらく雄花。


これも雄花ですよね、きっと。


でも、色が違う…

これら隣り合った2本の松の枝をこうして同時に見てみると、


片方は緑っぽくて、片方は赤っぽい…

品種が違うのか、単なる気まぐれか?!

月曜日, 6月 08, 2015

トウヒの新芽

event_note6月 08, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドではクリスマスツリーともして使われるトウヒ(オウシュウトウヒ)。

今はその新芽がすくすく育っている時期です。


近くで見ると…


まだやわらかくて、そのまま食べることもできます。

新芽ですから、摘んでしまえばトウヒの成長をさまたげます。ですからもちろん、森などで勝手に摘むのは絶対ダメ!!

自分の庭のトウヒでも、木の成長を考えれば、ところかまわず採る…というわけにもいきません。

今年は、近々倒す予定のトウヒの木があるので、その木から新芽を摘みました。


このトウヒの新芽のことをフィンランド語で kuusenkerkkä といいますが、フィンランド人の中にもこの単語に馴染みのない人が意外に多くいそうな気がします。(「えっ何それ?」って顔をされたことが何度かあるんです。くうっけりの発音が悪かったってことも考えられますけどね。kerkkä って発音しにくいし…)

さて、この新芽を使って何を作ったかというのはこちら→トウヒの新芽シロップを作る をご覧くださいませ。

林道で見つけた糞の話

event_note6月 08, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
まず…

糞の話です。写真もあります。要注意!!


週末にこんな林道を


歩いてきました。


ちょうどその一週間前も同じ道を歩き、林道のど真ん中で、とある糞を見つけたのです。でもその時は、気にはなったもののそのまま素通り。

その後もなんとなく気にはなっていて、まだ糞が残っていたら今回こそはちゃんと観察してやろう!と考えていました。


そして…

まだありましたよ、その糞が!! 草が生えてきていましたけれど。


糞にはとてもたくさんの毛が混じっていて…それがこの糞に興味を持った最大の理由でした。

毛が混じっているということは、肉食・雑食動物の糞。オモの糞よりも確実に太かった(直径3㎝ぐらい)ので、体重8㎏のオモよりは確実に大きな動物に違いない。

そこまで考えたところで思いついたのは、キツネ?オオヤマネコ?オオカミ?クマ?…


近くに落ちていた枝を使って、糞を少し分解したら、中から骨の破片らしきものが見つかりました。



帰宅後インターネットであれこれ検索してみました。

キツネの糞はもう少し小さいらしく、クマの糞はもっともっと大きいらしい。だから、それらの糞ではなさそうです。

オオヤマネコは糞をした後、ネコと同じように糞に土(積雪があるときは雪)をかけるそうです。雪に埋もれていた糞が、春になって露出したということも無きにしも非ずですが…どうなんでしょう?

最終的に一番マッチしそうなのはオオカミでした。大きさといい中身といい… 
ただ、林道で見つけた糞には、オオカミの糞の一つの特徴であるという強烈なにおいはありませんでした。古い糞だったからか?


本当にオオカミのものだったとしたら…

近くにいるという話は聞いているので、驚くほどのことではないのかもしれません。でも、糞ならともかく、実物にはあんまり会いたくありませんな。

木曜日, 6月 04, 2015

モミの木

event_note6月 04, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドではクリスマスツリーといえばトウヒ(オウシュウトウヒ)です。だいたいモミの木自体、めったに見かけることがありません。

が…

種が適切な場所にたどり着けば、どうやらモミの木も勝手に生えてくれるようです。


一昨年だったか、庭の片隅でモミの木(ヨーロッパモミ)を見つけました。うちの庭にもご近所の庭にも生えていないので、多分小鳥が、少し離れた場所から種を運んできてくれたのでしょう。


今年は新緑がこんなにたくさん…元気に育ってくれていてうれしい限りです。まだ、高さは10㎝あまりってとこですが。



ほぼ1年前はこんなでした。



この木は、フィンランドでも10~15mの高さぐらいまで育つということですが、そこまで育つのにいったい何年ぐらいかかるんでしょう? 

水曜日, 6月 03, 2015

リンゴの花が咲く

event_note6月 03, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
庭の片隅、白樺の木の根元に自然に生え育ったリンゴの木が、今年初めて花をつけました。


果たして、実は生るのでしょうか?


そしてこれも野生のリンゴの木。


変なところから、物置の軒下に枝を伸ばしています。切り倒してしまった方がいいんじゃないかと思うのですが、わが夫は、食用になる実の生るものにはとても弱い人なので、なかなか踏ん切りがつかないもようです。もう少し強く説得してみようかな…


野生でないリンゴの木たちは…


先住人が植えたリンゴの木。今年は花がすご~く少ない。探してやっと見つかる程度です。


この品種は分からないのですが、この木は muumiotauti(直訳すると「ミイラ病」…日本でいう「リンゴ灰星病」?)にとっても弱いのが困りものです。


これは、Pekka という品種。


今年はたくさん花をつけています。


そして Valkeakuulas。


場所のせいなのか、そもそもこの品種の開花は他のより遅いのか…まだ多くがつぼみです。


Pekka も Valkeakuulas も、普通は大きくなるのでしょうが、うちにあるのは小型のものです。うちで消費するにはそれで十分だと思って植えたのです。10年近く前でしょうか。


このタイプの木は今はお勧めしていない…と園芸店の方に聞いたのは、2~3年前の話です。大きくならない土台に接いでいるので根も大きくならず、倒れやすいんだとか。それで近年は、小型のリンゴの木がほしいという人には、全体が小さいこのタイプ(kääpiöomenapuu)ではなく、柱状に育つタイプ(pylväsomenapuu)を勧めているんだそうです。

…木のタイプの日本語での名称を知らなくて、説明がわかりにくくてすみません…


今年の開花は、例年より少し遅い気がします。今年はあまり暖かくないからなんでしょうね、きっと。