フィンランドでの日常生活を綴っています。

日曜日, 6月 29, 2014

秋のような日々

event_note6月 29, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
6月だというのに肌寒く、夏というよりは秋を連想させるような日々です。

不安定な天気の日も多く、オモと散歩している途中で雹に降られたのが、この1週間で2回ほど。気温のほうは10℃以上にはなるものの、20℃には達しません。天気予報を見る限り、まだあと1週間ほどは、夏らしい陽気を期待できそうにありません。

でも、暑いのに比べれば、ずっと過ごしやすいですから、文句をいってはいけませんね。


秋といえばキノコ。でも、秋を連想させるような陽気でも、さすがにキノコにはまだあまりお目にかかれません。


イグチ科のこんなキノコには、10日ほど前に出会いましたが、


その後、この類のキノコをよその場所では目にしていません。

ぜんぜん夏らしくないとはいっても、まだ6月なんですものね。


このところの気温は、オモにとってはうってつけのようで、今日も午前中、1時間半あまりを元気に散歩したのでした。


金曜日, 6月 27, 2014

クロウタドリの子育て

event_note6月 27, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
くうっけりたちの留守の間に、クロウタドリがコテージの屋根下に巣を作って居座っていました。

気づいたのは今月8日の話です。

そのときは、こうして巣にじっと座っていることが多く、


もう卵を産んで温めているに違いないと思われたので、雛たちが巣立つまではこのままにしていこうということに。


そして今月20日の同じ鳥の巣です。


3羽の雛たちが、親鳥がえさを運んでくるのを待っていました。


それからまた数日たち、この子達はどうやら独り立ちしていったもようです。
よかったよかった…

金曜日, 6月 06, 2014

ナナカマドの仲間たち

event_note6月 06, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ナナカマドの花が咲いています。

ナナカマドがなんとなく好きで、今年はたくさん花が咲いたと喜んでいます。実もたくさん成るかなあ。


こちら、散歩の途中でいつも目にするナナカマドの木です。


この辺の道端には、たくさんの雑だけでなく、たくさんの雑が生えているので、散歩中にもこうして、ナナカマドの花を楽しめるわけです。

アップです。


これも、バラ科の花なんですね。


さて、一言にナナカマドといっても、種類はいろいろあります。

こちらは、別の種類のナナカマド。


花だけだとちょっとわかりにくいですが、葉っぱの形がこの辺りに生えている普通のナナカマド(セイヨウナナカマド)とは違うので、くうっけりにもはっきり区別がつきます。スウェーデンに多いのかどうか、その辺は知りませんが、フィンランド語では ruotsinpihlaja (「スウェーデンナナカマド」という意味)と名づけられています。


普通のナナカマドも素敵ですが、このナナカマドもなかなかきれいなのですよ。で先日、知り合いから、雑木林の一角に生えているから取っていってもいいよ、と言われまして、うちの庭にも植えようと、早速いただいてきました。

まだ、ちびっこです。


何年後に花が咲くかなあ…


もうひとつ、ちょっと変わったナナカマドです。


これは、普通のナナカマドを、もっと甘い実が成るように改良した品種です。そんなわけで、野生ではなく、夫が実家から持ってきて植えたもの。フィンランド語では通称 makeapihlaja (「甘いナナカマド」という意味)とよばれています。とはいってもね、そんな甘いわけではありません。

くうっけりにとって、ナナカマドの実はもともと、そのまま口に入れて「おいしい」って思える代物ではないので、makeapihlaja といえども、やっぱりおいしいとは思えないのです。なんらかに加工して食べるといいのでしょうが、実は今まで、ナナカマドの実を有効利用したことはありません。でも、小鳥たちが毎年全部、消費してくれます。


そうそう、我が家には、「ナナカマドの実が大好き」って子が一人、いや一匹います。オモです。

オモがまだ小さくて、庭で自由にさせても、くうっけりからはほとんど離れることがなかった、そんな頃の話。

ある日突然、オモが視界から消えたんです。あせって庭を探したら、オモは、裏庭のナナカマドの木の下で、地面に落ちていたナナカマドの実を夢中になって食べていたのでした。そんなにおいしかったんでしょうか?

木曜日, 6月 05, 2014

ルバーブを使ってベーキング

event_note6月 05, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
ルバーブが旬です。

こちらは収穫した後のルバーブです。


一度には収穫せずに、必要な分だけ採っています。あと何回かは、収穫できそうです。


ルバーブって、日本の気候だと育てるのにいろいろ気を使わなければならないかもしれませんが、このあたりの気候だと、放っておいても良く育ってくれるという、くうっけりの性格にはぴったりの植物です。

ベリーや果物がまだ実らない、そんな時期に早々と収穫できるというのもありがたい話です。ただ、ルバーブにはシュウ酸が含まれているので、食べ過ぎたりはしないほうがよさそうですけど。


いつも同じものを焼くのはつまらない。そこで、今回もインターネットで、でも前回とは別のレシピをゲット。


今回使ったのは、このページのレシピです。フィンランド語を知らない方のために、つたない日本語訳(もどき)も書いておきます。


材料

クラムス
  • 小麦粉 8 dl
  • 砂糖 3 dl
  • ベーキングパウダー 小さじ2
  • 重曹 小さじ2
  • バニラシュガー 小さじ2
  • 溶かしたバター 250g
生地
  • クラムス 約2/3
  • バターミルク 2 dl
  • 玉子 1個
フィリング
  • 適度な大きさにカットしたルバーブ 1ℓ
  • カード(フレッシュチーズの一種) 500g
  • 砂糖 2 dl
  • 玉子 2個
  • バニラシュガー 小さじ3
表面へ
  • クラムス 約1/3

作り方
  1. まず、クラムスの粉末状の材料をすべて混ぜ合わせたあと、溶かしたバターを入れて混ぜる。そうしてできたクラムスから、全体の約2/3量を取り分ける。残りの1/3は、最後に表面に載せるために残しておく。
  2. バターミルクと玉子を混ぜ合わせたものを1.に加える。そうしてできた生地を、ベーキングペーパーをしいた天板にいれて均す。
  3. 生地の上にルバーブ(ルバーブの代わりに、リンゴ・ベリー類などでも)を広げる。
  4. ルバーブ以外のフィリングの材料を混ぜ合わせ、ルバーブののった生地にかける。最後に、1.で残しておいたクラムスを表面に散らす。175度のオーブンで約45分焼いて出来上がり。

出来上がりの写真にしても作り方にしても、もとのページのほうがGoodですが、くうっけりの作ったバージョンも載せておきましょう。

オーブンに入れる前。




そして、焼き上がりです。


う~ん…やはり美しさに欠けます。


お味のほうですが、前回に比べて今回のほうが、夫には好評でした。くうっけり自身も、こっちのほうが好きです。そもそもカードが好きなので、そのせいなのかも。でも今回も、やや甘すぎって気がしました。

*****

Juhannusruus(「夏至バラ」の意)が咲き始めました。八重の品種もあるのですが、うちにあるのは、5枚花びらの質素なものです。


もう6月。夏至バラが咲いてもおかしくない時期なんですね。


このところ、気温のほうも夏めいて、オモもよく、散歩中に休憩しています。暑くなると、いつもそうなんです。


そしてオモは今年も、タンポポの種の運び屋さんをしているのでした。

水曜日, 6月 04, 2014

鹿出現

event_note6月 04, 2014 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
今日は、とても気持ちのいい夕方でした。風もなく、寒くもなく暑くもなく、なんともすごしやすい夕暮れ…というか、「夜」なのかなあ。午後10時ごろの話ですから、時刻的には、夕方ではなく夜?!


とにかく気持ちが良かったので、庭の一番お気に入りの場所で、ぼおっと風景を眺めていました。




すると、どこからともなく異様な声が…

よく見てみると、休耕中の隣の畑に、茶色いものが見えます。この写真でも見えるかな?



何枚か撮ったうちの一枚を拡大すると…


鹿です。多分住居は、お隣の森。

しばらく眺めていると、もう1頭現れて2頭に、さらに1頭増えて3頭に、そして最終的には…


4頭の鹿を目にすることができました。


野生の鹿を見て喜んでいるあたり、くうっけりはまだまだ都会人なのかも。これが作物畑に出没するのであれば、喜んではいられませんからね。