フィンランドでの日常生活を綴っています。

水曜日, 8月 28, 2019

公共放送のニュース ~2019年第34週(8月19日~25日)~

event_note8月 28, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
先週末から今週にかけて、ポルチーニが旬!

食べきれないぐらいに収穫しているので、今ひたすら乾燥させています。シーズンが過ぎてもキノコの味を楽しめるように。


さて、いつものように、先週のニュース。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたものです。

今回はトップニュースのみ。( )内にあるのは、そのニュースが報道された日付と曜日です。

中央党大臣ら 高等教育機関への予算増額について意見の相違(19 月)

現政府は高等教育機関への予算を増額するという方針を掲げています。ですから、そのこと自体には相違はない。でも、どんなスケジュールで増額するかということに関して中央党の大臣らの間で意見が食い違っているそうな。

政治家ら ギャンブル依存を防ぐための対策を早期化する意向示す(20 火)

フィンランドでは、普通のスーパーマーケットなどに、普通にゲームマシンが置いてあります。つまり、ギャンブル依存症の人がついゲームをしてしまいがちの環境。

そこで、依存者の過度のギャンブルを防ぐことも念頭に、ゲームをするためには身分証明を兼ねたギャンブル用カードの使用を必須にする、そんな計画があるらしい。そんなことも含めて、依存者を考慮した対策をなるべく早くとるべきだということでは、政治家間の意見は一致しているもよう。

ニーニスト大統領 ロシアのプーチン大統領とヘルシンキで会談(21 水)

隣国同士の大統領会談。さまざまな事項について話し合いはなされたようですが、ニュースを見る限りでは、特にこれといって目新しいことはない感じ。

プーチン大統領が来るということで、ヘルシンキでは一応デモもあったようですけれど、小さな集団が静かに意思を表明していたという程度。うまくいけば有名人(プーチンさん)が見れるのでは?と集まっていた一般人の方が、デモの人たちよりも多かったのではないかしら。

アマゾン熱帯雨林火災 大きな懸念(22 木)

フィンランドとしてはとりあえず状況を見守る、ということですが…

ニュースを見た限り、この森林火災は自然災害というよりも、ブラジルの政治政策がもたらしたもの考えられているようです。特に現大統領になってからは、ブラジルの森林破壊はエスカレートしているらしい。自然保護活動家が殺されるなんてこともあるみたい。

各国の首脳ら アマゾンの森林火災に憂慮(23 金)

G7でも議題として取り上げられたようだし、国連事務総長も憂慮を示しているそうな。

そんな中、ブラジルの大統領はフランス大統領のツイッターにご立腹のようです。
…ボルソナロさま、もしかしてトランプさまを模範にしていらっしゃる?💦

労働組合 政府に6時間労働についての吟味を希望(24 土)

少し前に、とあるパネルディスカッションで現交通通信大臣が「将来的には6時間労働に移行させたい」みたいなことを言ったのですよ。おそらくそれで、この話題が持ち上がったのでしょう。

労働組合側は現政府に6時間労働についての吟味を希望。一方で産業連盟は6時間労働には反対。

こうして世の中の話題にはのぼっているわけだけれど、政府としては現在のところ6時間労働についての吟味の予定はないみたい。

ポルヴォーで警官2人が撃たれる 犯人逃走中(25 日)

ニュースが報道された時点ではまだ逃走中でしたが、犯人はその後つかまりました。

ニュースでは事件の詳細についてもあまり公表されていませんでした。フィンランドではいつものことかも。調査中のことに関しては詳しいことはほとんど公表されないってこと。

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金曜日, 8月 23, 2019

公共放送のニュース ~2019年第33週(8月12日~18日)~

event_note8月 23, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
夫が今年育てたヒマワリ。


日本にいたころは、ヒマワリって真夏のイメージでした。でもフィンランドに来てからは、なんとなく晩夏~初秋のイメージ。

*****

さて、いつものように一週間のニュースです。今週末も近いのに先週のニュースなんて、今更感もありますが…

今回は、1週間のニュースを別な形でまとめてみようと思っていたのです…が、頭の中でごちゃごちゃ考えているうちにもう週末近いし…(-_-;) 

そんなこんなで、今回はちょっと手抜きバージョンです。

*****

先週の国内ニュースの中心は、国の予算案関係。この週に予算案が公表されたので。現政権になってからの初めての予算案ですので、そういう意味でも注目されていました。

とっても大ざっぱにいえば、前政府はちょっと右より、現政府はちょっと左より。予算案にもその違いは見えるといいます。社会保障にやや重点が移った感はあるみたい。

ただ、個々でみるとそんなに多く配分されるわけではありません。例えば、単親世帯への補助金が増額。一世帯への増額分はひと月10€…日本円で千円ちょっとです。生活に余裕のない世帯には焼け石に水程度。

限られた国の収入の中で分配するしかないのだから、仕方ないのでしょうね。一方にたくさん配分すれば、他方の配分は少なくなるわけだし。国の収入が十分にあればいいのでしょうけれど。それでも今回の予算案では赤字(借金)は増える計算。もちろんそのことは、野党の非難の対象になっています。

*****

国際ニュースで注目されていたのは、香港の状況です。一週間のうち、数回取り上げられてました。いずれにしても、どちらの方をもつこともなく、淡々と現状が伝えられる感じかな。

…このところ、中国に対する非難ってあまり聞かなくなったように思うのだけれど、気のせいなのかなあ。

*****

このところ増えているなと思うのが、環境問題に関するニュース。環境問題に関係のある話題が、先週も3つほど報道されました。

一つは、フィンランドでの土地利用に関すること。フィンランドでは、森林を開墾せずに今ある畑地を十分に活用していく方針らしいです。森林の二酸化炭素吸収力を維持するためにも。ただ、畑地の所有者と使用者が違うことも多々あり(つまり、土地所有者が他の人に土地を貸している)、畑地が十分に活用されない(使用者は借地には投資したがらない)問題なんかはあるみたい。

そういえば、うちの隣の休耕地はまさにそれかもしれません。今の家に引っ越してきて20年近くになりますが、隣の休耕地はぞの間ずっと休耕地です。そこは、水はけ改善工事をしないといけないような土地。土地の所有者はもう高齢で農作はしておらず、この土地を貸し出しています。そして今土地を借りている人は、自分の土地ではないので、投資をしたくない。工事をした後に土地を返すことになったら損するわけなので。そんなわけでその土地は毎年「休耕地」としてだけ活用。もったいないといえばもったいない…。

環境問題関係のもう一つのニュースは、ファーストフードレストランで使われるプラスチックについて。今、世界的にも、プラスチックのストローや容器の使用を減らしていこうという動きがありますよね。フィンランドのファーストフードレストランにも、そういう動きがあるとのことです。

そして、最後の一つは環境問題活動家グレタ・トゥーンベリさんのニューヨークへの交通手段の話。

グレタさんって、日本ではどれぐらい知られているのでしょうか。スウェーデン人で、環境問題活動家としてだいぶ有名になった女の子です。

国連の会議に参加するためにニューヨークに行く彼女は、交通手段としてヨットを選んだそうです。飛行機や客船は環境にはよくない乗り物。だからそれらは、最初から選択肢には入らなかったわけです。

2週間ぐらいかかるみたいで、なかなかしんどそう。おトイレもバケツだそうで💦

自分のポリシーを貫く彼女もすごいけれど、彼女を支える大人たちもすごい。彼女はまだ16歳。彼女を運ぶ?!(ヨットを操縦する)のは、完全に大人たちの仕事でしょうから。

*****

他にもいろいろニュースはあったけれど、今回はこれぐらいにしておきます。あ、最後にもうひとつ。とっても気を楽にしてくれたニュース(というかトピックというか…)です。

ブラジャーの話です。それってしてもしなくても、医学的には何の問題もない。垂れるとかなんとかっていうのにも関係ないという話ですよ。つまり、使っても害はないけれど、使わなくとも問題はない。要は好みの問題。使いたい人は使えばいいし、使いたくなければそれでもいい。

ただし、スポーツをするときには、そのスポーツの動きに合ったブラジャー/下着をつけるのが望ましいということでした。

フィンランドの人って一般に体が大きい。身長だけじゃなくて、とにかく全体的に大きいのです。くうっけりは、日本人としては太り気味だと自覚しております。でも、フィンランドの服売り場に行くと、自分は痩せてる?!って誤解してしまう。こちらの売り場の服は全体的にそれだけでかいということです。それは下着も同じこと。胸廻り…特にカップが合うものって、店頭ではほとんどお目にかからないのですよ。だから、使う必要はないと言われると気が楽。ま、今のところ一応使ってはいますけどね。

*****

…とまあ、今回は手抜き+変な話?!で終わりましたが…

ニュース内容を日本語にして書くって、くうっけりにとってはとっても難しい。だから、一週間のニュースを書くのには、実はいつもかなり時間がかかっています。

時事内容って必ずしも面白いものではない。それに、くうっけり自身があまり詳しいわけではないので、ブログに書かれている文もわかりにくいんじゃないかな。

だから、今までのようなパターンでニュースを書くのをやめようかとも考えるのです。一方で、こんなことでもしないと、時事にはさらにうとくなりそうだし、日本語も今まで以上に忘れそうだし…

ただ今思案中。

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土曜日, 8月 17, 2019

2種類のブルーベリー色のベリー ~ビルベリーとクロマメノキ~

event_note8月 17, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドでは、野生のブルーベリー(ビルベリー、厳密にはセイヨウスノキ)を摘みに行くってけっこう普通のこと。日本でもそのことはある程度知られているかもしれません。

でもおそらくあまり知られていないのは、フィンランドの森林でビルベリー摘みが楽しめるころ、そこでは、同じような色をした別のベリーも見つかるということ。


手のひらにある2つのベリーのうち、右上はビルベリー、左下はクロマメノキの実です。これはたまたま大きさが違っているけれど、ほぼ同じ大きさってこともめずらしくない。初めてベリーを摘みに行く人には、ちょっと区別しにくいかも。

でもよくよく見てみると、これら2種類の実のお尻(?)のくぼみの形はちょっと違う。ビルベリーは丸いけれど、クロマメノキのほうは角ばった形。

そして、何よりも大きく違うのが果肉の色。だから、どちらの実か分からない時にはつぶせばいい。つぶした指にしっかり色がつくのがビルベリー。下の写真では、上側の実がそれです。


木の幹(?)もだいぶ違います。どちらも低木だけれど、クロマメノキの幹や枝は細々としていながらも「木」の雰囲気。


一方、ビルベリーの方は、「木」というよりも「草」の雰囲気。幹や枝が緑色。


見慣れると、遠くから見ても葉っぱの色で区別がつきます。クロマメノキの葉っぱは、ビルベリーの葉っぱより青みがかっているので。

下の写真では、奥に群生しているのがクロマメノキ、手前がビルベリーです。


クロマメノキのベリーも食べられるので、ビルベリーと混同してもたいして問題はありません。でも、ビルベリーを摘む人はあまりいないみたい。別にまずくはないのだけれど、風味も特にないのです。ビタミンCはとっても豊富なのだそうですが。

くうっけりも、クロマメノキのベリーは集めません。せいぜい森林散策中につまみ食いするだけです。それが一番おいしい食べ方じゃないかな…

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水曜日, 8月 14, 2019

公共放送のニュース ~2019年第32週(8月5日~11日)~

event_note8月 14, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドの森林では、コケモモが色づき始めています。


さて、いつものように、先週のニュース。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたものです。

それぞれの日に書かれている最初のニュースは、トップニュース。もう一つは、その日報道された他のニュースの中から、個人的な好みで選んだものです。

2019年8月5日(月)

トランプ大統領 人種差別・偏狭・白人至上主義を非難

テキサスとオハイオの銃乱射事件を受けてのトランプ大統領のコメント。…めずらしく?!まともな大統領っぽい。

でも少し前に、いわゆる有色の女性議員に対して「もとの場所に帰れ」って言ってたのもこの方でしたよね、確か。

英国の2人の飛行士 スピットファイア機での世界一周へ出発

スピットファイアって、第2次世界大戦中に造られた戦闘機らしい。その飛行機で世界一周に挑むということで、この日英国を出発。

2019年8月6日(火)

中国と米国の貿易戦争は フィンランドにも影響ありと有識者

世界の経済成長を引っ張っている2大国ですから、直接的にしろ間接的にしろ、フィンランドにも影響があるだろうというのは、想像に難くない… いろんなところに影響がでてくるのでしょうが、ここでは、ニュースを見るまでぜんぜん思いもつかなかった影響の一つを挙げておきます(もちろんニュースでは他にもいろいろな影響についてとりあげられていました)。

おりしもこの前日は、中国が米国の農産物の輸入停止を発表。

中国と米国米国の大豆の多くは中国に輸出されているけれど、大豆が中国に売れなくなると、低価格でヨーロッパに売ることになるかもしれない。

フィンランドでは肉牛などの飼料として輸入大豆などはなるべく使わない方針だが、中央ヨーロッパでは現在も輸入大豆が家畜の重要なタンパク源。

したがって、ヨーロッパに安い大豆が入ってくると、肉生産においてフィンランドの競争力が低下する。となると、肉の輸出に悪影響がでる…

なんだか、風が吹けば桶屋が儲かる、の世界。でも、素人には思いもよらないようなところで、他にもいろいろな影響があるのでしょうね。

この20年間で1000の新種がフィンランドに

昆虫などの話です。温暖化の影響で、以前はフィンランドに見られなかった種の生き物が、フィンランドでも多く見られるようになってきているとのこと。

今のところ多くの種類が増えているのが昆虫。例えば、カメムシの種類が増えてきているそうです。トンボの種類はカメムシほどには増えていないけれど、昔はフィンランドで見ることはなかったアカトンボ(日本のアキアカネとは違う種類)も最近は見られるのだそうです。

2019年8月7日(水)

公営ギャンブルのコマーシャル 首相も批判

フィンランドの公営ギャンブル社 Veikkaus の宣伝・コマーシャルがこのところ問題になっていました。ギャンブル依存症の問題を考慮に入れていないって。

フィンランドの公営ギャンブルは、国の独占です。そして収入は、文化やスポーツの振興に使われる。そういう意味では社会にも有益なのだけれど、一方でギャンブル依存症にとっては問題あり。

収入は必要だけれど、ギャンブル依存症は防がなければいけない…そのへんのバランスは難しそうです。

フローフェスティバル 国立オペラ劇場へ拡張

フローフェスティバルは毎年ヘルシンキで開かれる音楽フェスティバル。今年はいつもの会場の他に、国立オペラ劇場でも。イギリスの振付師ウェイン・マクレガーの率いる団体が初来芬し、オペラ劇場で公演。

2019年8月8日(木)

IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)報告書公表

日本のニュースサイトなどでも取り上げられていますね。例えば ↓


学校の新年度始まる

自治体によって学校が始まる日に多少の違いがありますが、大部分の小学校はこの頃に新年度開始。

ニュースでは新一年生と、この夏大学を卒業したばかりの新任教諭が取材されておりました。

2019年8月9日(金)

公営ギャンブル社 Veikkaus への非難続く

宣伝が問題視された Veikkaus。その後もいくつかの点で、非難や改善の要望が出ています。例えば、理事会のメンバーの中に、ギャンブル依存症などに関する専門家がいない、あるいは、役人らへの報酬額は、収益とに結び付けられている、等々。

それらの点、今後は徐々に改善されるということです。

フィンランドでギャンブルが国の独占になっているのには、どうやらギャンブルの弊害を防ぐためという名目があるみたい。だから、単に収益だけを重視するというのは、問題ありということのようです。

大統領が ハンナ・コソネンを学術文化大臣に任命

今までの学術文化大臣はアンニカ・サーリッコ女史。でも彼女は、これから1年間の家族休暇(産休/育休)に入ります。で、その間大臣を務めるのがこのコソネン女史。

今の内閣が成立したのは6月。だからその時点ではもうすでに、サーリッコ大臣が近々休暇に入ることは分かっていたのです。それでも大臣になった/なれた。すごくいい文化だと思いませんか? 日本では難しそう…

2019年8月10日(土)

中央党 党首選に向けての選挙戦始まる

大幅に支持率が落ちているフィンランド中央党で、今年は新たな党首が選出されることになっています。立候補者は2名。現在のところ、2人の支持率はどっこいどっこい。

タンペレでラムシュタインのコンサート

フィンランドのタンペレ市ではこの前日とこの日、ドイツのバンド「ラムシュタイン」のコンサートがありました。

2日合わせての客員数は6万人。日本の感覚だとどうってことない人数かもしれないけれど、フィンランドの感覚だとかなりたくさん。ちなみに、コンサートのあったタンペレ市の人口は、23.5万人ぐらい。

関係ないけど、くうっけりが住んでいる「市」の人口は、四捨五入して3万人レベル。赤ちゃんからおじいちゃん・おばあちゃんまでの市民が全部集まっても、コンサートの観客数には程遠い💦

2019年8月11日(日)

給与所得者からの来年の増税額 5億ユーロにのぼる見込み

Veronmaksajien keskusliitto(納税者連合?)による試算です。一般給与所得の税率は、平均で0.5%あがるだろうとのこと💦

フィンランドのフェスティバル エコロジーをより重視

フィンランドの夏は、数々のフェスティバルが開催されるシーズンでもあります。

大きいものだと、フローフェスティバル、ルイス・ロック…

いずれの場合も多くの人々が集まるわけで、当然、エネルギーや水、食べ物や飲み物 etc. が消費され、多くのゴミも排出されます。

そんなフェスティバルで、近年はエコロジーがより重視されているそう。特に若い世代の意識が高いようです。

今の時代「今どきの若いもんは…」なんて言えない気がします。一般に今の若者って、一昔前の世代よりもずっと賢いのでは?!

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木曜日, 8月 08, 2019

公共放送のニュース ~2019年第31週(7月29日~8月4日)~

event_note8月 08, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
遠目にしか撮れなかったので粗い写真ですが、フィンランドの野生のシカ。先週見かけた子たちです。まだ背中の斑点があったので、今年生まれた子たちかな?


さて、今回も遅くなってしまいましたが、先週のニュースです。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたもの。

それぞれの日に書かれている最初のニュースは、トップニュースとして報道されていたもの。もう一つは、その日報道された他のニュースの中から、個人的な好みで選んだものです。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。どうぞご了承ください。

2019年7月29日(月)

ロシア野党指導者アレクセイ・ナバル氏の弁護士が毒を使われた可能性を指摘

ナバル氏は、急性アレルギー反応で刑務所から病院に運び込まれました。弁護士は、毒物による可能性を指摘。ナバル氏の医師が検査を要請し、結果が出るまでナバル氏を入院させて置くことを希望したけれど、上からの命令(⁉)で、ナバル氏は早々と刑務所へと戻されました。

まさに、おそロシア…

老人ホームでのグリーンケアの活用増加

ニワトリや羊などを飼う老人ホームが増えているのだそうです。自然の要素を取り入れることで、人々の幸福と生活の質を維持・向上させようという「グリーンケア」の考えが根本にあってのことらしい。

この「グリーンケア」、オランダやノルウェーがすすんでいるみたい。

日本語では、そういう意味での「グリーンケア」は知られていないのかな。検索してヒットするのは、「グリーンケア」の理念とは関係なさそうなものばかり…

2019年7月30日(火)

子どもに対する性犯罪 警察への通報増加

子どもに対する性犯罪そのものが増加したわけではなく、増えたのはあくまでも通報の数。

ひと昔前に比べて通報の敷居が低くなったこと、性被害の認識度が高くなったこと、公務員らに通報義務が与えられていること…などが通報の数の増加に影響しているようです。

Tuusulaの室内楽フェスティバル "OUR FESTIVAL" 新しい芸術監督のもとで開催

トゥースラ湖のほとりで毎年開催されるこのフェスティバルで長年芸術監督を務めていたのはペッカ・クーシスト。

今年は、カムス・カルテット(4重奏団)が芸術監督で、フェスティバルのテーマは「気候変動と森」。

2019年7月31日(水)

フィンランド産業連盟のバロメーター: 生産や販売に関する企業の見通し弱まる

企業の今後の見通しが、全体的に弱まっているという話。

中国と米国の貿易戦争も解決してないし、ドイツの経済成長も滞りを見せ始めているし、EU全体の経済成長率も1%ぐらいのものになりそうだし…

今後の見通しは立ちにくいということでもあるのでしょう。

スウェーデンへ移住したフィンランド人らの社会と二世の文化

戦後、仕事と豊かさを求めて、多くのフィンランド人たちがスウェーデンに移住しました。スウェーデン人らにはさげすまれ、言葉の壁もあってスウェーデンの社会に溶け込むことができず、故郷を懐かしみながらフィンランド人社会の中で過ごしていた移民一世。

言葉の壁もなくスウェーデン社会の中で生きる二世ら。でも、完全にスウェーデン人というわけではない。かといって、完全にフィンランド人というわけでもない…

彼らの中には、音楽界で活躍している人も多いらしい。この週には、そのような、フィンランド系スウェーデン人らをテーマとした音楽イベントが開かれたようです。

2019年8月1日(木)

リンネ首相: EUの純支出国は法治国家・民主主義の原則を順守しないハンガリーを容認する意向なし

補助金を、法治国家・民主主義の原則に結び付けて支給していくというEU。ハンガリーがいくらぐずをこねても、その基本は変わらないというのがリンネ首相の見解。

この日、リンネ首相は、1週間半の夏休みのあとの初出勤日、ということで、ほかにもいろいろ報道陣からインタビューを受けていたのでした。

フィンランドでは、首相も他の大臣さんも、ちゃんと夏休みをとっています。そういえば何年か前、父親になって育休をとっていた首相さんもいましたわ。…いずれにしても当然の権利!

ラトビア 酒税引き下げ

少し前に、エストニアが酒税を引き下げました。それに対抗?!して、ラトビアもこの日から酒税引き下げ。で、今は、アルコール飲料をエストニアで買うよりも、ラトビアで買ったほうがお得!

フィンランド人らも早速、ラトビアでアルコール飲料のお買い物を楽しんでいるようでした。

…なんかとってもフィンランド人だわ。

2019年8月2日(金)

米中貿易戦争悪化: トランプ大統領さらなる関税賦課を発表

…この問題、はやくどうにかいい方向に解決しないものでしょうか。

ハメーリンナで子供のための芸術イベント Hippalot 開催

今年のテーマは「本」。でも、イベントでは本だけじゃなくて、演劇や音楽やほかにもいろいろ楽しめるみたい。

いいですよね、子供を対象にした芸術イベントなんて。

2019年8月3日(土)

モスクワで反政府デモ 700人拘束

この前の週に続いてのデモ。映像では、治安当局はかなりの力ずくで人々を拘束していました。日常では普通の人だろうに、治安の名目であそこまで暴力をふるえちゃうって、なんか悲しい。

バーベキューシーズン真っただ中!: 植物性たんぱく質の消費増加

バーベキューというと、肉とかウインナーソーセージが主流ですが、近年、植物性たんぱく質の消費も増えているとのこと。といっても、まだまだ割合としては少なく、肉の消費量の減少にはつながっていません。

肉食は二酸化炭素排出量の増加につながる。だから植物性たんぱく質を…と考える人も増えてきているのでしょう。それでも一般には、バーベキューといえばまだまだ肉が主流なんだろな。

2019年8月4日(日)

米国で2つの銃乱射事件 30人死亡

米国・銃乱射事件…ときくと、またか、と思ってしまいます。たびたび事件があるにもかかわらず銃規制が進まない…ほんとに不思議な国です。

白人至上主義も不可解な思想。テキサスの銃乱射事件の犯人が「移民が有害」って言ってたそうだけど、歴史を知らないんですかね。白人こそが「移民」だろうに。

ゲーム・コンピューターイベント "Assembly" 開催

"Assembly"って、毎年夏と冬の2回開催されているイベントみたいです。コンピューターゲームには縁のないくうっけりには未知の世界。

ニュースで言ってましたけど、フィンランドで今一番人気のあるゲームは「カウンターストライク」だそうな。…どんなゲームか全然しらんけど。

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火曜日, 8月 06, 2019

2019年7月を振り返る

event_note8月 06, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
8月ですね。フィンランドの8月は、夏というよりすでに秋って感じ。猛暑の続く日本に、この涼しさを分けてあげたい…

さて、遅ればせながらいつものように先月の振返りです。

7月の気候


前半は全体的に気温が低いフィンランドでした。参考までに、7月8日~11日の最高気温予報。

フィンランド全国での7月の最低気温が記録されたのも7月前半。Ylivieskaというところにある観測地点で、5日に記録された−1.7℃。7月だけれど氷点下!ちなみに、Ylivieskaってラップランドじゃなくてもっと南。北緯でいうと64度ぐらいのところです。ちょっと意外。

7月後半には、前半の涼しさがウソのように気温がぐんと上がりました。野生動物たちも暑がるぐらいに。


こちらは、7月25日~27日の最高気温予報。

フィンランド全国での7月の最高気温は、33.7℃。フィンランド南部にある、Porvooでの28日の記録です。フィンランドとしてはなかなかの高温ですが、これでもフィンランド観測史上最高気温(37.2℃)にはまだ遠い…

ところが月末…

体が暑さにやっと慣れ始めたころ、急激に気温が下がりました。7月26日~31日の予想最高気温を見ると、地図の色がガラッと変わるのがよく分かります。

東部のIlomantsi(北緯62度ちょっと)では、日中の最高気温が 7.1℃までしか上がらなかった日もありました。日本の本州の真冬並み?

我が家界隈も、前半は気温が低く、後半は夏らしくなり、その後気温が下がるという、全国的な傾向通り。ただし差はそれほど大きくない。南部に住むことの利点ですな。

うちの寒暖計での7月の最高気温は32.2℃、最低気温は4.5℃でした。一番涼しい日の日中の最高気温は16.2℃

20℃に達しなかった日は数日、一方で30℃を超えた日が3日ありました。

涼しかったり暑かったりの7月でしたが、最寄りの観測地点の平均気温は平年とほぼ同じだったというのが面白い。寒かった前半と暑かった後半で、平均すると普通になったようですわ。暖かい日が平均的に続いてくれたほうが、生活するには楽なんですけどねえ。

7月は雨が少なかった…去年ほどひどくはないですけど、月の降水量が40mmぐらいしかなかったのですよ。フィンランドはもともと、日本の感覚からは考えられないほどに降水量が少ないんですけど、今年の7月は平年の半分ぐらいしか降っていない。もうちょっと降ってほしいところです。



7月のオモ

7月には、オモの下痢、そして、お隣さんの犬に襲われるという事件がありました。


いずれも事なきを得たけれど、お隣さんの犬に襲われたあとの数日間は、部屋の隅っこにいることが多く、抱っこもさせてもらえなくて、心配しました。普通に触るだけだと痛い様子は見せなかったのだけれど、どこかに何らかの痛みがあったのだと思います。

幸いなことに、病院に連れていくべきかどうか迷っているうちに、いつものオモにもどりました。抱き上げられるのもいやがらなくなったし。

本来なら、すぐに病院に連れて行くべきだったのかもしれないけれど、ちょっと敷居が高いんですよね。オモはもう若くないから、最悪の場合、治療よりも安楽死を勧められるんじゃないかって…それがこわくて。

何はともあれ、その後のオモは普通に元気にしています。


7月の写真集

7月は野草の花がたくさん咲く時期なのだけれど、この7月はそれらの写真をほとんど撮っていなかった! 7月に咲いていた花の写真は、野草と園芸種をまぜてもこれだけでした💦


今年の7月は、キノコはあんまり顔を出していませんでした。それでも、食べられるキノコも食べられないキノコもいくつか発見!名前があるのは収穫したキノコ。それにしてもこのアンズタケ、ほぼ乾燥キノコです。


最後に、7月に実っていたベリーや果物です。


関連記事

同じ7月でも、気温は年によって全然違うことの方が多いです。去年はとにかく暑かった…

でも一昨年は、すごく涼しい7月でした。


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木曜日, 8月 01, 2019

公共放送のニュース ~2019年第30週(7月22日~28日)~

event_note8月 01, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
夏も後半。フィンランドではいろんなベリーの収穫期。うちでも、先週から今週にかけて、いろいろ収穫しております。下の写真は、先週収穫したアカフサスグリ。


さて、もう週末も近づいているのに、今更ながらの先週のニュースです。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたもの。

今回も、それぞれの日のトップニュースをまず書きました。そのあとに書いてあるもう一つは、その日報道されたニュースの中から楽しそうな?ものを取り上げました。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。どうぞご了承ください。

2019年7月22日(月)

急増するローン 何らかの抑制を検討

フィンランドでは、収入に対するローン額の割合が急速に増えています。借金問題を防ぐため、ローン額を制限することが検討されているところです。まだあくまでも検討の段階。もう少し具体的な話になるのは秋以降。

古い写真と性のカテゴリー

100年あまり前というと、男性と女性の役割は明確で、男性が女装したり、女性が男装することもなかったであろうと想像しがち。

でも、古い写真や絵ハガキの中には、そういう人たちが写っているいるものも数多くあるのだそうです。

美術史家の Harri Kalha氏は、10年間にわたってそのような写真を収集しました。この秋、それらをまとめた本が出版されます。そして11月には、それらの写真の展覧会も開かれる予定。

フィンランド公共放送Yleのニュースサイトにあった、このニュースのページをリンクしておきます。フィンランド語だけれど、写真も何枚かありますので。


それにしても、昔の写真って味がありますよね~

2019年7月23日(火)

次期英国首相はボリス・ジョンソン氏

このニュースが報道された時点ではまだ、英国保守党が新党首にボリス・ジョンソン氏を選出したという段階。

それにしても、イギリスのEU離脱のごたごたは、いったいいつはっきりするのでしょう?

ダムを解体 サケが遡上する川に

フィンランドの南カレリア地方からラドガ湖に流れる川があります(フィンランド語名Hiitolanjoki, ロシア語名Кокколанйоки)。

その川にあるダムを取り除くことで、ラドガ湖のサケが今までよりも上流まで遡上できるようにする計画が進められています。2024年までにはサケが自由に上れるようになる予定。

このプロジェクト、国からも出資されますが、個人らの尽力も大きかったみたい。フィンランド国内としては大規模な川の蘇生プロジェクトです。

2019年7月24日(水)

イギリス女王 ボリス・ジョンソン氏を首相に任命

この日、ボリス・ジョンソン氏が首相として正式に任命されました。

アクロバット流行

子供・青少年の間で、今、アクロバットが流行しているそうです。習いに行く子もいれば、ソーシャルメディアを見て挑戦する子もいるとか。

…と、言葉で言ってもよく伝わらないと思うので、どうぞニュースの映像をご覧ください ⇒ https://areena.yle.fi/1-4558947?seek=946(リンク先の映像をクリックすると、該当するニュースの箇所から再生されます。動画は、ニュースの放映日から30日間視聴可能です)

2019年7月25日(木)

スペイン ペドロ・サンチェス首相の信任投票否決 再選挙の可能性高まる

4月の総選挙のあと、未だに内閣樹立していないスペイン。このまま樹立しないままだと、11月に再選挙することになるそうな。

社交ダンスの人気衰えず 若い世代もダンスを楽しむ

社交ダンスが広く楽しまれていたのは一昔前というイメージがありました。でも、そうでもないみたい。趣味として積極的に社交ダンスを楽しむフィンランド人は5万人ほどですが、一年に1〜2回ダンスに行くという人50は万人ほどいるそうですよ。フィンランドの全人口が約550万人だということを考えると、なかなかの数です。

フィンランドの夏の社交ダンス…イメージがわかないと思うので、再び映像にリンクをはっておきます。この映像で取材されている30歳ぐらいの女性たちのダンス場までの交通機関が農家ならでは。ぜひご覧ください。⇒ https://areena.yle.fi/1-4559027?seek=952(リンク先の映像をクリックすると、該当するニュースの箇所から再生されます。動画は、ニュースの放映日から30日間視聴可能です)


2019年7月26日(金)

ヨーロッパの猛暑は恒久的な現象だと気象学者ら

この週は、ヨーロッパでかなりの猛暑。あちこちで40℃を超えていました。

今後ヨーロッパでは、このような猛暑はめずらしいことではなく例年訪れる現象だろうという、気象学者らの見解。また、平均気温でいえば、いちばん変化が大きいのは極地域。

地球温暖化、どこまで進んでしまうのでしょう?!

コッコラでベアフット水上スキー競技

フィンランドのコッコラというところで、ベアフット水上スキー競技開催中。

ニュースで取り上げられていたのは競技そのものではなく、ベアフット水上スキーのほう。ベアフット水上スキーって、あまり知られていないからなのでしょう。

ベアフット水上スキーって素足での水上スキー。かなりの技術、そして筋力も必要なスポーツのようです。水上を時速70kmで移動するのだそうですよ。素足でも水上にとどまれるものなのですねえ。驚きです。

これも、映像を見ないとピンとこないかも ⇒ https://areena.yle.fi/1-4558832?seek=1115(リンク先の映像をクリックすると、該当するニュースの箇所から再生されます。動画は、ニュースの放映日から30日間視聴可能です)

ふと疑問に思ったのは、滑り出しと滑り終わりはどんな状態なんだろうということ。スピードがなければ水上にとどまれないですよね???

2019年7月27日(土)

ハンガリー首相 EU議長国フィンランドを批判: フィンランドには憲法裁判所がないと指摘

ハンガリーはこのところずっと、フィンランドを批判しております(-_-;)

EUでは、補助金を、法治国家・民主主義の原則に結び付けて支給していく意向。で、今のハンガリーの政治は、EUから見るとかなり問題有りなんですよね。

フィンランドには憲法裁判所がないくせに、なにを偉そうに法治国家云々…って言ってるわけ? そんなこと言える立場じゃないだろ!!! というのが、ハンガリー首相の言い分でございます。

公共放送Yle サウナの日

この日を「サウナの日」と称して、公共放送Yleでは、サウナに関わるいろいろな番組などを放映していたようす。フィンランドのサウナ文化を祝い喜び、あわよくば、サウナをユネスコの無形文化遺産として登録!なんてことを目指してのイベント。

この日は、ヘルシンキの公共サウナもかなりにぎわっていたようです。

2019年7月28日(日)

ロシアのエホバの証人の禁止により フィンランドへの難民申請者増加

ロシアでは、2年前にエホバの証人が禁止になりました。その後、ロシアからフィンランドに来る難民申請者が増加。

今年は少し落ち着いたようです。フィンランドで難民申請をしたエホバの証人らのなかで、難民として認められたのは10%ほど。その影響もあるのかな…。

ロールプレイングイベント「Ropecon」開催: 今年のテーマは神話

なんだかんだとここで説明するよりも、これも映像をみていただいた方がよさげです。⇒ https://areena.yle.fi/1-4559096?seek=522

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