フィンランドでの日常生活を綴っています。

日曜日, 7月 29, 2018

皆既月食は見れなかったけど 部分月食は見れた ^^

event_note7月 29, 2018 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
27日から28日の夜にかけて、フィンランドでも皆既月食を見ることができるということを聞いてたのしみにしていたくうっけり。お天気にも恵まれそうだし、今回は皆既食の時間が長いということだったし。

日本では今回、月は皆既月食の状態で沈むという話でしたね。フィンランドでは部分食の状態で月が昇り、その後皆既月食になるということでした。

うちの方の月の出は夜10時ぐらいということだったので、その時間帯から外に陣取っていたのですが…

月が昇ったはずの時刻が過ぎても月が見えない…😢 ちょうど月が昇るあたりに、しっかり雲がかかっているんだもの。

月が昇るあたりの雲は憎たらしかった?!けど、高いところにある雲は、沈んだばかりの太陽の光を反射してなかなかきれい、そこで、月の代わりにそれを眺めておりました。写真は、午後10時16分の空。



そうこうしているちに午後11時を過ぎたけど、やっぱり月は見えない… 😢



完全な曇り空じゃないから、いつかは月が顔を出してくれるんじゃないかと粘りました。(実はこのところの暑さで、家の中よりも屋外のほうが涼しくて過ごしやすかったという理由もあります)
でも結局、皆既月食を見ることができませんでした。

月を見ることはあきらめて、その反対の方角(太陽の沈んだ方角)の写真を撮ってみました。時刻は0時25分。夜中過ぎといえど、太陽の沈んだ場所にはまだ太陽の光の名残がある!! 夏至はとうに過ぎたし、白夜になるほどの北部に住んでいるわけではないです。でもやっぱりここは北国なんですね。



で、このあとのこと。何気にまた逆方向(月のあるはずの方向)を見たら、何やら光が!! 月が雲の間から顔をだしてくれた?!!

急いで月がよく見える場所に戻り、雲の後ろからちょっとだけ顔を出している月の写真を撮った時刻は0時31分。


月が完全に陰になっていたのは 0時13分までだったということなので、ちょっと悔しい…。あと20分ぐらい前に顔を出し始めてくれていたら、あの赤みがかった月が見れたのに。

でもせっかく月が顔を出してくれたので、もう少し観察してみることに。すると、このあと雲が動いてくれて、月全体が姿を現してくれたのでした♥

これが 0時38分の月。


時が経つにつれて、影の部分は徐々に小さくなっていきます。1時2分にはこの状態。


でも、このあとまた雲がかかってきてきちゃいました。仕方ないので、そこであきらめてそのあとベッドに向かった次第。時間も時間でしたしね。


ところで今回、月の位置に違和感をおぼえました。考えてみたら、今まで夏場に月を眺めたことなんてなかったんですよ。ほら、北欧の夜って明るいじゃないですか。だから夏場は、満月の時でさえも月に目がいくことはなかったのです。

今回月が昇ったのは、南東よりもさらにちょっとだけ南寄りの位置。さらに、冬場に目にしていたぐんぐん高く昇る月とは違って、月の高度も意外なほどに低かったのです。


遠い昔に「白道」について理科の教科書で見た記憶はあります。でも、当時も今も、地上から見た月の動きをぜんぜん理解できておりませぬ (-_-;)

ただ、少なくとも満月の時には、月は太陽とは反対の位置にあるのだろうというのはなんとなく分かる。そして、これだけ北だと、冬と夏では太陽の見える位置が全然違う。ということは夏の満月と冬の満月では、見える位置が違って当たり前。…というところまでは考えたんですけどね、やっぱりよく分からん…。

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木曜日, 7月 26, 2018

フィンランドでは今年 穀物が不作らしい

event_note7月 26, 2018 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
今年のフィンランドは、例年になく暑い日が続いています。さらに降水量もとても少ない😢

そんな中、今月の中旬の状況をもとに発表された今年の穀物の予想生産量。それによると、今年は去年の生産量よりも穀物全体で18%も少なくなりそうだとのこと。

フィンランドで生産されている主な穀物は、大麦・燕麦・小麦・ライ麦です。昨年と比べてのそれぞれの減少率は、大麦と燕麦が10%余り、小麦は30%、ライ麦に至っては57%も。

主に降水量の少なさが響いているそうです。ライ麦については、去年の秋の種まきの時期に天候不順で、作付け面積が減少してしまったのが大きいらしいですが。

いずれにしても今年のフィンランドでの穀物の収穫量は、21世紀に入ってからの最低記録になるだろうとのことです。

確かに、6月にもまだ何の芽も出ていない畑もありましからねえ。( 2018年6月を振り返る

加えて、今月はこんな畑も目にしたのですよ。


麦畑です。もう穂を出しているのとまだあまり育っていないのが混在しているんです。なんだか抜け毛の時期の動物のヘアみたいに見えません?

5月にはほとんど雨が降らなかったので、おそらく一部しか発芽しなかったんです。残りは、6月の中旬ぐらいに雨が降ったおかげで発芽したということのようです。発芽しないのも悲しいけれど、これはこれで農家泣かせですよね…


このあたりの暑さは相変わらず続いているし、雨もあまり降らず、今も乾燥注意報が出ています。乾燥注意報は当分続くだろうなあ。なにしろ、我が家界隈のこの先一週間の天気予報がこれですもん。


先週はフィンランドでも、国内としては比較的大きな山火事がありました。幸いなことにそちらの方は鎮火したようです。

フィンランドのお隣の国、スウェーデンでもこの夏、雨がほとんど降ってないんだとか。フィンランドのものとは比べ物にならないほどの大きな山火事があちこちで発生して、今もまだ鎮火していないとのこと。

スウェーデンもやはり今年は不作だそうだし、昔だったら来たる冬はちょっとした飢饉?! でも、今の北欧ではそんなことを心配せずにいられるのがありがたい…。ただ、農家の方々は大変だろうなあ。

そういえばこの雨不足、牛たちにとっても災難のようです。牧草が十分に育たないのだそうですよ。だから冬用の餌も十分に確保できない。それで、餌が足りなくならないように、予定よりも多くの牛さんたちを堵殺場に送らなければならないという話です。

*****

ところで、熊谷で 41.1℃の最高気温を記録した日、フィンランドの国営放送Yleのニュースでも、日本の暑さがとりあげられていました。国外からも見ることができるようなのでリンクしておきますね。16分34秒あたりからが、日本に関するニュースです。(今日現在(7月26日)からは、あと27日間視聴可能)



暑い暑いとぼやいてしまうくうっけりですが、日本の暑さと比べればどってことないんでうよね。ぼやかず、フィンランドにはそうそうない、夏らしい夏を楽しまねば…

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月曜日, 7月 16, 2018

暑い日が続くフィンランドの高温注意報

event_note7月 16, 2018 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
暑い日が続いているフィンランドです。

オモも暑いだろうに、こんな格好して寝てる…


暑いといっても、日本の暑さにはまだまだ遠いです。それでも、フィンランドとしては珍しいほどの暑さ。少なくとも、去年の夏には一度もなかったですね、こんな暑さ。何しろ去年の夏の最高気温は 27.6℃でしたから(去年の夏は例年よりも気温が低かった(^_^;))。同じ夏でも、年によって全然違うものだと改めて実感しております。

暑い日が続く中、フィンランドでも高温注意報が出ています。国営放送の天気予報のお兄さん(おじさん?)のツイートに、全国の予想気温(左)と注意報の図(右)があったので、そのまま貼っておきますね。

高温注意報って普段はあまり目にしません。そこで、この機会に、どんなときに注意報が出るかの基準を調べてみました。

この注意報、フィンランド語では hellevaroitus っていいます。「高温注意報」と書きましたが、直訳すると「夏日注意報」。
そして、hellevaroitus には3つの異なるレベルがあります。

  1. tukala helle(厳しい夏日):最高気温27℃以上、一日の平均気温が20℃以上(注意報を示す地図では黄色で表される)
  2. erittäin tukala helle(大変厳しい夏日):最高気温30℃以上、一日の平均気温が24℃以上(注意報を示す地図ではオレンジで表される)
  3. äärimmäisen tukala helle(きわめて厳しい夏日):最高気温35℃以上、一日の平均気温が28℃以上(注意報を示す地図ではで表される)

注意報の地図を見ると、今日オレンジだったのは一部の地域のみ。でも、明日7月16日の地図を見たら、オレンジの面積が倍以上に増えていました。

うちの方では、どうやら明日が一番暑いらしい。でも、そのあともまだ30℃を超える日が続くという予報。

さっき見つけたツイートに、明日16日から3日間の全国の気温の予報図があったのでこれも貼っておきますわ。

このツイートにも書かれているんですが、今日はこの夏の最高気温が更新されたそうです。フィンランド南西部のトゥルク市で、32.2℃まで気温が上がったそう。

とはいうものの、観測史上最高気温まではまだまだ余裕ありです。フィンランド国内での観測史上最高気温は 37.2℃(2010年ヨエンスー飛行場)だそうですから。

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金曜日, 7月 13, 2018

2018年6月を振り返る

event_note7月 13, 2018 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
すでに7月も半ば。なんでこんなに毎日があっという間に過ぎてしまうんでしょう?

夏は特に、日の長さのせいもあるのかな。11時ぐらいまで明るいから、あれやこれやとしていると時間が経っていることに気付かない…

何はともあれ、遅ればせながら6月の振返りです。

6月の気候

今年の5月は例年になく暖かかったけれど、6月はほぼ例年通りの暖かさ。夏日の数は5月より少なかったけど、平均気温はちょっとだけ(最寄りの観測地点では0.8℃だけ)高かったようです。

5月に引き続き降水量が少なかったのが悲しいところ。農家は頭を抱えていますよ、きっと。

本来なら、畑が青々としているはずのこの時期の景色です。今年は、ほとんど発芽していない畑もあるというのが悲しい😢


一方で、5月がとにかく暖かかったからか、今年は野生の花の開花がやたら早い!

例えば下の写真の右下手前のピンクの花、ヤナギラン。例年は夏後半に咲くのだけれど、今年は6月にすでに咲いてる!!


全体的には過ごしやすい6月でした。が、例年フィンランド人たちが何日も前から天気予報を見ながら楽しみにしている夏至祭前夜が嵐(-_-;)

その夏至祭にまつわるフィンランド人の心情とフィンランドの現実をあまりにも的確に表しているツイートがあったので、ここに貼っておきます。

6月のオモ

おじいちゃん化してきてはいるけれど、普通に元気です。でももしかして、ちょっと太った?


濁った目は相変わらず。特に変化もないから病院にも行ってません。処方された目薬は毎日与えていますが。

おじいちゃん化しているとはいっても、たまにこんな表情を見せてくれるオモ。何気に幼いころの面影があるのがうれしい ^^


6月に読まれた記事

6月も別ブログ( 手仕事@タピオの国 )の記事のみになります。他のブログは、あんまり更新してなかったからなあ…

織りの組織の話…織りを知っている人にしか分からない話ばかりになってしまいました。




*****

ここ数日、暑い日が続きそうです。とはいうものの北欧のこと、せいぜい夏日程度の暑さ。一部の地域では、ひょっとしてひょっとすると真夏日になるかもって話もありますが。

ちなみに、今年のフィンランドの最高気温は、今のところ、昨日フィンランドの最北端の街で記録された30.3℃だそう。

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