日本では今回、月は皆既月食の状態で沈むという話でしたね。フィンランドでは部分食の状態で月が昇り、その後皆既月食になるということでした。
うちの方の月の出は夜10時ぐらいということだったので、その時間帯から外に陣取っていたのですが…
月が昇ったはずの時刻が過ぎても月が見えない…😢 ちょうど月が昇るあたりに、しっかり雲がかかっているんだもの。
月が昇るあたりの雲は憎たらしかった?!けど、高いところにある雲は、沈んだばかりの太陽の光を反射してなかなかきれい、そこで、月の代わりにそれを眺めておりました。写真は、午後10時16分の空。
そうこうしているちに午後11時を過ぎたけど、やっぱり月は見えない… 😢
完全な曇り空じゃないから、いつかは月が顔を出してくれるんじゃないかと粘りました。(実はこのところの暑さで、家の中よりも屋外のほうが涼しくて過ごしやすかったという理由もあります)
でも結局、皆既月食を見ることができませんでした。
月を見ることはあきらめて、その反対の方角(太陽の沈んだ方角)の写真を撮ってみました。時刻は0時25分。夜中過ぎといえど、太陽の沈んだ場所にはまだ太陽の光の名残がある!! 夏至はとうに過ぎたし、白夜になるほどの北部に住んでいるわけではないです。でもやっぱりここは北国なんですね。
で、このあとのこと。何気にまた逆方向(月のあるはずの方向)を見たら、何やら光が!! 月が雲の間から顔をだしてくれた?!!
急いで月がよく見える場所に戻り、雲の後ろからちょっとだけ顔を出している月の写真を撮った時刻は0時31分。
月が完全に陰になっていたのは 0時13分までだったということなので、ちょっと悔しい…。あと20分ぐらい前に顔を出し始めてくれていたら、あの赤みがかった月が見れたのに。
でもせっかく月が顔を出してくれたので、もう少し観察してみることに。すると、このあと雲が動いてくれて、月全体が姿を現してくれたのでした♥
これが 0時38分の月。
時が経つにつれて、影の部分は徐々に小さくなっていきます。1時2分にはこの状態。
でも、このあとまた雲がかかってきてきちゃいました。仕方ないので、そこであきらめてそのあとベッドに向かった次第。時間も時間でしたしね。
ところで今回、月の位置に違和感をおぼえました。考えてみたら、今まで夏場に月を眺めたことなんてなかったんですよ。ほら、北欧の夜って明るいじゃないですか。だから夏場は、満月の時でさえも月に目がいくことはなかったのです。
今回月が昇ったのは、南東よりもさらにちょっとだけ南寄りの位置。さらに、冬場に目にしていたぐんぐん高く昇る月とは違って、月の高度も意外なほどに低かったのです。
遠い昔に「白道」について理科の教科書で見た記憶はあります。でも、当時も今も、地上から見た月の動きをぜんぜん理解できておりませぬ (-_-;)
ただ、少なくとも満月の時には、月は太陽とは反対の位置にあるのだろうというのはなんとなく分かる。そして、これだけ北だと、冬と夏では太陽の見える位置が全然違う。ということは夏の満月と冬の満月では、見える位置が違って当たり前。…というところまでは考えたんですけどね、やっぱりよく分からん…。
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