フィンランドでの日常生活を綴っています。

日曜日, 5月 21, 2017

サイマーワモンアザラシって?

event_note5月 21, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
この週末は、フィンランドのサイマー湖からのライブストリーミング→WWF(関連記事 サイマー湖のアザラシ君登場なるか?)に、Pullervo君がしっかり出演してくれていました。今日だって、ほら。

画像元:WWF(https://wwf.fi/en/norppalive/)

この Pullervo君は、「サイマーワモンアザラシ」という種類のアザラシ。サイマー湖にしか生息しない、とても希少なアザラシです。

サイマーワモンアザラシ

フィンランド語で saimaannorppa。学名は Pusa hispida saimensis。ワモンアザラシ(Pusa hispida)の亜種。

氷河期の後、陸地が上昇したことで約8000年ぐらい前に海から分離してできた湖。そこにに取り残されてしまったワモンアザラシたちの子孫たちが、サイマーワモンアザラシです。サイマー湖にだけ生息しています。

大きさ・特徴

体長は 130~145 cm。体重は50–90 kg(季節によって変わる)。
サイマーワモンアザラシは、他のワモンアザラシよりも脳と目が大きいという特徴があります。海よりも複雑な地形であり、さらに水の透明度も低いサイマー湖の環境に適合したのだろうという話。

絶滅危惧種

サイマーワモンアザラシは絶滅危惧種。生息数は推定で約360頭。何しろサイマー湖にしか住んでいないのです。つまり「全世界」で360頭しかいないということ。

それでも、1980年代から徐々に増えてはきているらしい。1980年代始めには120~150頭ほどしかいなかったそうですから。

保護活動の成果なんでしょうね。でも現在の個体数もまだまだ多くはなく、楽観はできない状況。

地球温暖化にともなう自然の変化も大きな課題のようです。サイマー湖のアザラシたちは、氷の下から雪に掘った巣穴で子供を産むそうなのですよ。でも近年、十分な積雪量がない。それで、この頃はアザラシたちが巣をつくって子供を産めるように、人造の雪山を作ってあげているみたいなんですけどね。

サイマー湖のアザラシとネストリ・ミーックライネン

サイマー湖のアザラシといえば、ネストリ・ミーックライネンさん…

ユハ・ヴァイニオという方が作詞作曲した、「Vanhojapoikia viiksekkäitä」という、フィンランドでは有名な歌があるんですよ。1982年レコーディングされた曲なのでだいぶ古い?

歌の中に出てくるのが、ネストリ・ミーックライネン(ネストリは男性名、ミーックライネンは苗字)。

サイマー湖にある島に住むネストリは独身のまま年をとってしまった。
そんな場所にお嫁さんなんて来てくれなかったわけです。(日本の田舎にも嫁が来ないっていいますよね)
そんなネストリが家の前でハーモニカを吹いていると、その聞きなれた音にアザラシが顔を出す。
取り残されて一人ぼっちのネストリと、やはり取り残されて数少なくなったアザラシ。どちらもお互いの気持ちがよくわかる。そしてどちらも、それぞれその血をひく最後の者となるかもしれない…

ちょっとさびしい歌ではありますが、この歌が有名になったことも、サイマーワモンアザラシの保護に貢献したようです。

フィンランド語が分からないと聴いても面白くないかもと思いつつ、Googleの動画検索のページに一応リンクをはっておきます→vanhojapoikia viiksekkäitä - Google 検索

サービス精神旺盛?の Pullervo君

この土日、Pullervo君が長時間出演してくれています。単にごろっと転がっているように見えますが、その時々で体勢が違ってる…

ランダムに撮った画像をつなげてみました。いろんなポーズをとってくれてますね。


今こちらは夜の11時近く。そろそろ暗くなってきていますが、Pullervo君、まだ同じ岩で寝ていますよ。

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火曜日, 5月 16, 2017

サイマー湖のアザラシ君登場なるか?

event_note5月 16, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
今年も、フィンランドにあるサイマー湖からのライブストリーミングが始まりました。
#Norppalive

運がよければ、サイマー湖に住むサイマーワモンアザラシを見ることができるはず。
*今年(2017年)のライブストリーミングは、6月2日に終了しました。

去年と同じアザラシ君(関連記事 サイマー湖のアザラシ君)が見れるようにと、カメラは去年と同じ場所に設置されているそうです。ただ、今年はサイマー湖の水位が低く、去年たびたびアザラシ君が寝転んでいた岩は、今年はアザラシ君には手が届かない。それで、カメラの角度を変えているそうな。

個人的には去年の眺めのほうが好きだけど、自然が相手じゃ仕方ない…

設置されたのは数日前。昨日までの話では、まだアザラシ君は登場していないということでした。湖に氷が残っている限りは、氷の上で休むことのほうが多いんだそうです。

でも今日になって、アザラシ君が画面にちらっと登場したとの情報が!!!

…くうっけりは完全に見そびれました。残念。

ーー追記ーー

アザラシ君がちらっと登場している動画、ツイートされていました

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月曜日, 5月 15, 2017

オモ(うちのわんこ10歳♂)の添い寝要求に答えるべきか無視するべきか悩んだ末…

event_note5月 15, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
うちでは、オモが寝室に入ることを禁じています。オモがうちに来た時から、それだけはちゃんとしつけてあるんです。ですから、オモは小さい時から寝室の隣の部屋でひとりで寝るのに慣れているはず…

なのに、3月末ごろからオモが添い寝をねだるようになりました。具体的には、寝室の入り口でクンクンなくわけです。で、オモの寝床の横に布団を敷き始めると、オモも落ち着いて寝る…そんな日が続きました。

去年、会陰ヘルニアの手術の後も同じでした。その時は、手術後でかなり痛みも続いていたようなので、オモがクンクンいってくれば、躊躇せずにすぐ隣で寝るようにしていました。その後、傷が完治したころにはオモはクンクン言わなくなり、自然にまたひとりで寝るようになったのです。

今回もしばらくは、目の痛みのせいか? 左目がよく見えていないので不安なのか? と思い、オモと一緒に寝るようにしていました。よくなってくれば、自然に夜のクンクンなきはおさまるだろうからと考えていたからです。

ところが…

ぜんぜんおさまりません。時には、夫がまだ起きていてオモと同じ部屋にいても、くうっけりが寝室にひっこむと、クンクン言い出す… 何かが不安で一緒に寝てほしいというよりも、クンクンいえばくうっけりがオモの隣で寝ると学習してしまった?!



どうしたものかと悩んだけれど、結局この習慣は断ち切るべきだろうという結論に達し、それに沿って対応を始めたのが2週間余り前です。

対応っていったってたいしたことじゃありません。寝室の入り口でオモがどんなにクンクン言っても吠えても、無視するということだけ。

でもこれ、特に最初の2~3日はすごくつらかった…
いったいいつどこであんな声の出し方を覚えるのか、痛々しくて聞いていられないような声でオモがクンクン言い続けるのですよ。反応がないと今度は吠えてみたり… なかなかあきらめない。

でもその後数日たつうちに少しずつあきらめが早くなり、最終的におとなしく寝てくれるようになりました。


この対応で良かったのか悪かったのかは分かりません。でも、一度覚えてしまった習慣でも、やめさせようと思えばやめさせられるのだということが分かったのはいい収穫だったと満足しています。オモは不満かもしれないけれど…

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火曜日, 5月 09, 2017

ズッキーニの種を蒔く

event_note5月 09, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
去年より、一週間ほど遅くなってしまいました。

例年、ズッキーニの種まきは5月上旬を目安にしているのですが、今年はなかなか暖かくならないものだから、なんだか気分が乗らず…

室内で苗を育てるわけなので、外が寒かろうがなんだろうが、関係ないんですけどね。

今日蒔いたのは、こんな袋に入っていた種。品種は Black Beauty。


夫が2袋も買ってきたのだけれど、そんなにいらない…
でもまあ、使用期限まではあと2年あるから、それまでには使い切るかな。

それにしても、今年は変な5月。今日もにわか雪が降りました。

ということで、おまけの写真。

http://tapionokuni.tumblr.com/post/160484353565/9-may-2017


北国の性ですな。

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水曜日, 5月 03, 2017

2017年4月を振り返る

event_note5月 03, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
5月ももう3日目…日本はゴールデンウィークの真っ只中ですね。

4月29日が「みどりの日」ではなく「昭和の日」だというのは知っていましたが、明日5月4日が「みどりの日」だというのは、さっき初めて知りました。ずっと単なる「休日」だとばかり思ってた…すっかり浦島太郎化してますな。

さて、4月の振り返りです。

4月の気候


冬も初春も暖かいわあ…なんて思っていたら、4月は足踏み状態。あまり暖かくない月でした。

4月にはもう真冬日はありませんでしたし、月の3分の1ほどは最高気温が10℃を超えました。でも、最低気温が氷点下7℃以下という日もありましたし、日中の最高気温が3℃未満という日も。

一番気温が上がった日でも最高気温は12.4℃…3月の最高気温(13.5℃)に負けてるし。

4月の最終日には雪も降りました。さすがは北国。

朝の景色(4月30日)

それでも自然の植物たちはたくましい。4月の下旬にはミスミソウが咲き始めていました。

ミスミソウの花(4月28日)

4月のオモ

オモの左目はよくなってきています。ただ、おそらくよく見えていないんじゃないかな。行動を見ている限りでは全然気づかないけれど、角膜が不透明のままなので。

今は処方された目薬を毎日与えています。このまま何もなければ、再診は4か月後です。

散歩中に一休み(4月28日)

3月末頃から添い寝をねだるようになったオモ。そのうちねだらなくなるだろうと思っていたのは甘かった…

4月は、ほぼ毎晩ねだられました。日中はひとりぼっちでも平気な子なんですけどねえ。

このオモのおねだりに関しては、また別の記事で書くつもり。

4月に読まれた記事

4月に訪問者の多かった記事3つです。

4月もまだ、靴下編みの季節?

靴下のかかと その1


1か月なんてあっという間ですね。

2017年3月を振り返る


フィンランド独特の食品。

復活祭といえばこの食品



さて、5月はどんな月になるでのしょう?

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火曜日, 5月 02, 2017

ブルーの花々

event_note5月 02, 2017 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
Idänsinililja(”東の青百合”の意)が咲き始めました。


この植物、とても広がりやすくて、放っておくとあちこちに生えてきます。でも、まだ他の花々はほとんど咲いていない時期に咲き始めてくれる植物。それほど大きくなるわけでもないので、うちでは好きなように広がってもらっています。

写真のように、雑草・枯草の中でもなかなかたくましく育ってくれるのです。

今年はまだ、日向に生えている株が花を開き始めたばかり。今年は例年よりも気温が低かったからなあ。


同じような大きさの、でも別の種類ののブルーの花 Isokevättähti(直訳すると”大春星”)も咲き始めています。


この花はめったに野生化はしないそうなのですが、植えてもいないのになぜか庭に生えてきた…

初めて気付いたのが去年のこと(関連記事 小鳥からのプレゼント?)。うれしいことに、今年も咲いてくれましたわ。

Idänsinililja とは違って、簡単には広がらないのかな。去年と同じ場所に去年と同じだけ生えています。増えてくれるとうれしいんだけどなあ…。

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