フィンランドでの日常生活を綴っています。

月曜日, 7月 29, 2019

暮らしメモ: 久しぶりのキノコ狩り

event_note7月 29, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments

暑い日が続いていたけれど、やっと森林散策を楽しめるほどに気温が下がったので、久しぶりのキノコ狩り。このところ雨も降っていなかったから期待はしていなかったが、意外なほどに沢山のポルチーニを見つけた。でも、...
もっと見る ⇒ https://ift.tt/2YtITJ5 (memo@tapionokuni)

土曜日, 7月 27, 2019

暑い日が続くフィンランド…動物たちも暑がってるらしい💦

event_note7月 27, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
夏日(日中の最高気温が25℃以上の日)が続いています。暑いです。

オモも暑かろうと、少しは涼しそうな外の木陰に連れ出したりしています。昨日は、自分でくぼみを掘って、そこにはまって長い時間寝ておりました。


とはいうものの所詮は北欧の暑さ。いまのところは、どんなに暑くてもせいぜい30℃をちょっと超えるぐらいなものです。日本の夏とか、数日前の中央ヨーロッパから比べれば、まだまだ天国レベルでしょうか。

それでもやっぱり、慣れない暑さはしんどいのです。

まあ人間様はそんなとき、風通しのいい日陰で涼んだり、冷たいものを飲んだり、冷房のきいた部屋にこもることもできるのだから、しんどいと言ってはバチが当たるかな…。

動物たちはどんなに暑くたってそうはいきませんものね。


3日前に新聞社のサイトで目にしたニュースです。


フィンランド南西地方では、シカとの事故が一週間で140件も警察に報告されたそうです。

そのあたりに生息するシカっていうと、ヘラジカとかオジロジカとかノロジカでしょう。

暑いしこのところ雨も降っていないから、いつもの水飲み場が干上がって、別の水飲み場に水を飲みに行くことになるシカも多い。シカたちはいつもと違う場所を動き回ることになり、道路を横断することも多くなる。それで、事故もおきやすいということらしい。それで、警察も注意を促しています。

それから、シカって泳ぐんですよね。でも、泳いでるシカには近づかないように、というのも警察からの注意。近づきすぎてシカを驚かせてしまうと、最悪な場合、シカが溺れてしまうこともあるそう。


ところ変わって、ラップランドでは…


トナカイが、日陰を求めて街なかの建物の陰でたむろっている!気温が30℃ぐらいまで上がったら、トナカイだって暑いですよねえ。

そういえば、去年の夏はトナカイさんたちが川岸の水浴場に出没して話題になっていましたわ。暑ければ暑いなりに、トナカイさんたちもいろいろと過ごし方を工夫⁉するのでしょう。

追記(7月28日):今年も、ビーチで涼んでいるトナカイさんたちが目撃されたそうです😊


でも、この暑さももう少しの辛抱。来週は、暑い夏が恋しくなるかもしれません。

フィンランド公共放送の気象予報士さんのツイート。フィンランドの今週金曜日から来週水曜日までの最高気温の変遷がすごいので、どうぞ画像をご覧くださいませ。
こういうところが北国なんですよね。気温の変化の幅が半端ない!!

でも、動物たちの生活はちょっと楽になるかも。お湿りが当分なさそうなのが気がかりですが。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

火曜日, 7月 23, 2019

公共放送のニュース ~2019年第29週(7月15日~21日)~

event_note7月 23, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
先週は、部分月食がありました。


さて、先週のニュースです。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたものです。

今回取り上げたのは、それぞれの日のトップニュース。それからその日のニュースの中から独断と偏見で選んだもう一つのニュースを書きました。

毎日3つのニュースを書くのが大変だったというのが理由のひとつ。そしてもう一つの理由は、ネガティブな内容のニュースに嫌気がさしたということ。

だから、独断と偏見で選んだニュースは、ネガティブじゃないものにしたつもり。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。それから、報道されたこと以外もあれこれつぶやいております。ご了承くださいませ。

2019年7月15日(月)

民間の医療会社は依然として自治体と交渉を続ける意向

政府が社会福祉・医療サービスの外部委託の条件を強化する、というニュースが流れたのがこの前日のこと。それを受けてのこのニュース。

民間の医療会社は、規制強化に尻込みすることなく、自治体との交渉は続けていくといいます。

7月前半 数十年ぶりの涼しさ

7月前半は、数十年ぶりの涼しさだったそう。地方によっては、霜が降りたりもしていたようで💦

一方で、涼しい夏の利点もあります。スポーツ練習がしやすい。高齢者にもやさしい。さらに、家畜にとってもプラス。例えば乳牛の場合、暑い夏に比べて10〜15%も乳の出がいいんですって!

追記:このニュースが報道されたときは、来たる週末から翌週にかけて暑い日々が続くことは予想されていなかったのでしょうね、きっと。この週の初めはまだ涼しかったけれど、週末以降は暑いです!! 我が家界隈でも、当分は夏日が続くみたい。

2019年7月16日(火)

欧州議会 ウルズラ・フォン・デア・ライエンを欧州委員会委員長として承認

女性が委員長の座に就くのは欧州連合史上初!

ニュースでは彼女の経歴についてざっと紹介されていました。その中で個人的に驚いたのは、政界に出たときの彼女は、7人の子供のお母さんだったということ。家庭も子供も、女性がキャリアを築くの障害にはならない?!

日本でも近い未来には、こうあってほしいです。

来たる夜 部分月食

ニュースというよりはちょっとしたお知らせって感じ。でもこうやって、ニュース番組でも言ってくれるから、「おお、そうだった!」と思い出し、夜中に外に出て観察できる。

月食がらみで、この ↓ ページをリンクしておきます。翌日公共放送Yleに寄せられた部分月食の写真が紹介されています。


2019年7月17日(水)

フィンランド EU諸国の移民受け入れ協力を希望

地中海を渡ってくる移民たちの受け入れは、欧州連合の大きな課題です。移民受け入れについて、EU加盟国間の合意・協定は今のところ何もありません。

ヨーロッパにたくさんの移民らを乗せた船が来るたびに、EU加盟国それぞれに、移民の受け入れについて問い合わせている状況。

この日はヘルシンキで、EU諸国の内務大臣らの会議がありました。移民問題も議題の一つだったようです。

移民問題に関するEU加盟国間の合意については、もう何年も前から検討されています。でもぜんぜんらちがあかないみたい。

フィンランドの政治体制 100年

この日は、フィンランドが今の政治体制となってちょうど100年。フィンランドの独立は1917年ですが、フィンランドが共和国となったのは1919年のこの日。その日、共和国としての憲法が施行されたということのようです。

ところで、もし第一次世界大戦でドイツが敗戦していなかったら、フィンランドはもしかすると「共和国」じゃなくて「王国」になっていたかも。1918年にはドイツ人の「王」を立てる計画があって、その「王」も具体的に決まっていました。王様を迎える準備なんかもある程度進められてたという話です。でも、ドイツの敗戦で状況が変わり、その話はおじゃんになったのだそう。

2019年7月18日(木)

市民イニシアチブ: 青少年の精神障害治療の保障を求める

フィンランドには市民イニシアチブ制度があります。5万人以上の署名を集めれば、国会に立法を提案することができるというもの。

フィンランドでは、青少年の精神障害がこの10年で約1.5倍に増えたそう。30歳未満の若者のうち5人に1人は、精神障害を患ったことがあるといいます。

ところが、治療サービスのほうは十分じゃない。治療待ちの若者たちも多い。今は、どんなに遅くても3ヵ月以内には治療が受けられるようになっているけれど、それじゃあ長すぎる。一ヵ月以内に治療が受けられるように補償すべき。また、今のシステムよりもっとたやすく精神障害の治療を受けられるような制度にしていくことが必要…そのことを、市民イニシアチブ制度を使って国会に提案しようとする動きが今進んでいるみたいです。(その後、署名数は5万を超えたので、近々国会にこのことが提案されることでしょう)

森林の害虫被害調査にドローン活用

地球温暖化にともない、トウヒ林の害虫であるタイリクヤツバキクイムシが、今後フィンランドでも増えることが予想されています。

これまでは、被害状況を把握するためには、基本的に森林内に実際に足を運ばなければなりませんでした。

そこで今、試験的に使われ始めたのが特殊なカメラをつけたドローン。上空から森林を撮影し、特別なソフトを使うことで被害状況が把握できるのだそうです。

2019年7月19日(金)

フィンランドは国外の看護師らにとって魅力なし

フィンランドでも、看護師や介護士の労働力不足が問題になってきています。国外からの労働者を受け入れるのも一つの問題解決手段。でも、フィンランドは国外の看護師らを引き付けることができないでいます。というのも、労働力不足はフィンランドだけの問題ではないから。労働力を得るための国際競争はなかなか激しい。でもって、他の北欧諸国の看護師らほうがフィンランドよりも高給… 

他にもいろいろ問題はあるらしい。国外からの移住の事務手続きが煩雑だとか、看護師の資格のある外国人を介護士とか看護助手として雇ってたりとか。

…フィンランドにもいろいろ問題はあるんです。まだ日本ほどではないけれど、フィンランドでも着実に高齢化が進んでいますしね。

アナと雪の女王2 サーミ語バージョンも12月に公開

各北欧語バージョンとともに、サーミ語バージョンも12月に公開されるそうですよ。

2019年7月20日(土)

ハービスト外相 イランのイギリスタンカー拿捕を非難

重要な海路での拿捕ですからね…

なにはともあれ、平和的に解決することを望むのみです。

50年前 人類 月面での第一歩

50年になるんですねえ。当時のニュースなんて、くうっけりには全然記憶にないですが。

2019年7月21日(日)

ウクライナ国政選挙 投票終了

このニュースが報道された時点では、ウクライナの投票は30分前に終了。出口調査では、ゼレンスキー大統領の新党「国民の奉仕者」が約44パーセントの得票。

コメディアンが大統領になったり、今までに全く議席のなかった新党が第一政党になったり、ロックスターが2か月前に結成した新党がそれなりに票を集めたり…活気ありますよね、ウクライナ。それだけ従来の政治に嫌気がさしているということなんでしょうね。


この日は日本でも参議院選挙がありましたね。フィンランドの公共放送のTVニュースでは、全くとりあげられていませんでしたけど。

結果にもいろいろ思うところはありますが、何よりも投票率の低さが悲しかった…

ロシア 電子ビザ導入へ

ロシアに旅行するフィンランド人は結構多いみたいです。ヘルシンキからサンクトペテルブルグには直通列車も通っているんですよね。

電子ビザが導入されれば、サンクトペテルブルグ市への旅行の準備も容易になります。ロシアへ旅行するフィンランド人もより増えるだろうっていう話。

フィンランドへはまだ正式な通知はないし、電子ビザの発給対象にフィンランド人も含まれるかどうかはまだ分からないとのことでしたけどね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

暮らしメモ July 23, 2019 at 04:39PM

event_note7月 23, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

グーズベリ収穫第2段。実が小さい品種なのに加えて、この株には病気⁈の実がいっぱい😭 それでも約4ℓ収穫できた。
もっと見る ⇒ memo@tapionokuni

日曜日, 7月 21, 2019

暮らしメモ July 21, 2019 at 12:32PM

event_note7月 21, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

グースベリー収穫。今日摘んだのは、熟しても色が付かない品種。夫の実家の株を分けて移植したもの。収穫量3ℓ、重さでいうと約2kg。園芸の本に、グースベリーひと株の平均収穫量は5〜6kgって書いてあった。う... もっと見る ⇒ https://kuukkelijaika.tumblr.com/

土曜日, 7月 20, 2019

オモ(ボロニーズ犬♂13歳)の下痢と回復と災難

event_note7月 20, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
オモのひどい下痢が始まったのは、先週土曜日(7月13日)のこと。朝食は普通に食べたけれど、一日中下痢。便がゆるいことはあっても、オモがこんな下痢をすることなんて、今までほとんどなかったことです。何度も何度もトイレに行きたがって、毎回何かしら出てくるのだけれど、それがぜんぜん固形じゃない。

そんな状態だったので、その日は朝食以降の食事はなし。そしてそのまま少し様子を見ることに。


夜にはやや落ち着いたように見えたけれど、その晩から朝にかけてもまだ3回ほどトイレに行きたいと起こされました。

下痢2日目は、まだ何度か便をしたけれど、前日の頻度に比べるとずっと少ない。朝食は食べさせなかったので、この時点では胃も腸もほぼ空っぽだったのでしょう。散歩もせずに、トイレに出る以外はほとんど寝ていました。


夕方にはもうだいぶ落ち着いていたので、少しごはんをあげてみました。食べたのはちょっとだけ。

その夜はトイレに行きたがる様子を見せなかったので、下痢もうおさまったかなと思いきや…

翌日の明け方、4時ごろにオモに起こされました。外に出たいと言います。またトイレか?と思ったらそうじゃなかった。草を食べたかったようです。オモには時々あるんですよね、こういうことが。たぶん、胃腸の調子が良くないときのオモの自己療法。

草を食べるオモにしばらく付き合った後、一緒に屋内に、そして二度寝。でも、半時間後にまた起こされました。そして今度は夫がオモと外に。

もどってきてからのオモは、やっぱり落ち着かない。オモ用ベッドに寝たかと思うと床に移動、そしてまたベッドにもどり、でもやっぱり床に行ったり… なんとなく気分が悪かったのでしょう。

そこで、まだ朝5時を回ったばかりだったけれど、オモと散歩に行くことに。最初は、草を食べたがってなかなか歩かなかったオモも、しばらくするといつものように歩き、家に帰ってきたころには、だいぶ落ち着きました。そして爆睡!

それ以降はもう、いつものオモ。下痢は、ほぼ3日で回復したことになります。といっても食事はすぐには通常の餌にはせず、消化のよさそうな食べ物から徐々に通常のものに移行させました。

この時期は犬の下痢は多いのだそうです。ご近所さんも、近隣の犬たちの間でも下痢が流行っているみたいだと言っていました。

なにはともあれ、オモは回復し、今は通常の餌を食べさせています。

それにしてもオモは偉かった!! 下痢がひどくても、一度も粗相をしなかったのです! 外に出たいときにはちゃんと意思表示をする。寝てるときにもちゃんと起こしてくれる。そして、外に出たら必ず草むらまで行ってから用を足す。おかげで飼い主は、かなり楽をさせてもえらえました。草むらからはマダニを連れて帰ってきましたけどね。

さて、下痢が治ってほっとしていたところ…

昨日のことです。オモとの散歩から戻ってきた夫が、オモが危ない目にあったというのです。お隣さんの雄犬がオモを襲ったんだとか。

お隣さんもあわててやってきて、オモに怪我がなかったかどうかチェックしてくれたらしい。幸いなことに怪我はなし。

話を聞いて、くうっけりも念のためオモをチェック。傷はないし、特に痛がるか所もなさそうだし、歩く様子もいつもと同じ。

でも、その後のオモはなんか変なのです。部屋の端っこに収まっている。そして抱っこを極端にいやがる。とにかくいつものオモとは違う。床に座っているとくっついてくるオモがくっついてきてくれない。食後のいつもの仕草もない。

とにかく何よりも、かまわれるのがすごく嫌みたいです。昨日の出来事のせいなのか、それとも単に気候のせいなのか(涼しい日々が続いていたのに、急に暑くなった)…

いずれにしても様子を見ながら、しばらくそっとしておくしかなさそうです😢

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

金曜日, 7月 19, 2019

暮らしメモ July 19, 2019 at 10:59PM

event_note7月 19, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

昨日摘んできたビルベリー。ゴミを取って容器に入れた。全部で約2ℓ。おおよそ2時間で摘んだ量がそれだけって…... もっと見る ⇒ https://kuukkelijaika.tumblr.com/

木曜日, 7月 18, 2019

公共放送のニュース ~2019年第28週(7月8日~14日)~

event_note7月 18, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
白樺の葉の緑と青い空と白い雲…平凡な風景だけれどとっても「夏」!!

ところでこの林道、車はあまり通りませんが、シカやウサギはしばしば活用しているもよう。


さて、先週のニュースです。すでに週末が迫り今更の感がありますが。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていた主要ニュースになります。

毎回ニュース番組のオープニングで、まずその日の主なニュースがいくつか流れます。今回も前回に続き、それら最初に流れたニュースから最初の3つだけをピックアップしました。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。それから時に、私見も書いています。ご了承くださいませ。

2019年7月8日(月)

 リンネ首相:緑の同盟と中央党の口論は経験不足によるもの

今の内閣になってからまだ日は浅い。でも、内閣政党である、緑の同盟と中央党との対立が見え隠れしています。これは、そんな中でのリンネ首相のコメント。

各政党からの大臣らは、まだ大臣として日が浅く経験も未熟。それが、内閣内の政党間対立が外部にも見え隠れする原因のひとつだろうとのこと。また、中央党に関しては、まだ新党首があきらかにならない党内の不安定さもあるのだろうってこと言ってました。

首相の立場としては、もちろん内閣政党内に対立があるなんていえるはずはないですよね。うまいコメントを考えたものだと感心しました。

ギリシャ 新政府樹立

普通に国際ニュースなので、日本でも報道されたのではないのでしょうか? 少なくともニュースサイトなどでは報道されていますね。

最年少の欧州議会議員: 自分らの世代の問題解決のため より多くの若い議員が必要

今期の欧州議会議員として、史上最年少の議員が当選しました。21歳のデンマーク人の女性です。

日本ほどはひどく?ないかもしれないけれど、欧州議会議員も全体的には高齢のようです。そんな中での若い新欧州議会議員です。それでどうやら、フィンランドの公共放送も彼女を取材したもよう。

もちろん年配の議員さんたちは経験が豊富。それはこの若い議員さんも認めています。ただ、自分たちの世代の問題解決のため、もっと若い議員も必要だと彼女は言います。

今回の欧州議会では、主要人事の問題でもめていたけれど、そんなことばかりしていたら、若い人たちは欧州連合への興味を失う。もっと大事なのは、連合のこれからの方向性なのに。そんなことも言っていましたね。

確かにそうですよね。なんだかんだいって、これからの世の中の変化や問題に直接影響を受けるのは若い世代なのだし、人事を巡る政治勢力の攻防戦よりも、欧州連合そのものの方向性のほうがずっと重要なはず。

2019年7月9日(火)

政府は 給食での菜食の割合を増やしていく意向

これは政府指針にも明記されていること。肉生産のもたらす環境問題が背景にあるようです。

ハーヴィスト外相 EU代表としてスーダンへ

フィンランドのハーヴィスト外相が、欧州連合の代表としてスーダンへ赴くことに。スーダンでは軍事政権と文民とが和解したばかり。スーダンの民主主義と安定をEUが今後どのように支えることができるか、それを確かめるのが今回の訪問の課題だとのこと。

メキシコでの女性に対する暴力 切迫した状況

メキシコでは、女性に対する暴力・殺人が、緊急事態宣言の域まで上昇。2017年の統計では、一日に9人の女性がメキシコで殺されている計算になるのだそう。

殺しても、捕まって刑罰をうけることは少ないみたいです。だから犯罪も減らないみたい。

2019年7月10日(水)

少額年金受給者の年金受給額 増額

といっても、それほど大きな額ではありません。最大で50€。フィンランドの現在の年金最低受給額はひと月785€。この最低額しか年金がもらえない人のみ、50€の増額。もらえる年金額がこれより多い場合には、その年金額によって増額の度合いが違う。1400€以上のの年金収入がある人は対象外。

その他にもいろいろ条件によって変わってくるようです。いずれにしても、年の変わり目にこの新しい年金受給額がとりいれられる予定。今は、それに向けて準備している段階。

3人のフィンランド人を 売春仲立ちと資金洗浄の容疑者として拘留

インターネットを使った大掛かりな売春仲立ちと、資金洗浄の疑いで拘束された主要容疑者6名のうち、3名がフィンランド人。

国際的な犯罪のようで、最初に調査が入ったのがスペイン。3名のフィンランド人らはそれぞれ、エスパニア、ルーマニア、マルタで拘束されたそうな。

リンネ首相 ベルリン訪問 アンゲラ・メルケルと会談

今回もメルケル首相の震えが見られました。公式の場ではこれが3回目。そんなこともあって、会談の内容そのものよりも、メルケル首相の健康状態に注目が集まったもよう。

2019年7月11日(木)

高等教育機関への進学競争 激しさを増す

特に人気がある分野への進学は、容易ではないようです。医学部などに入るのももちろん難しいですが、今年、競争率がより高かったのは、芸術関係の分野。役者とか映画監督とか脚本家のための学部でした。

ペルシャ湾でイギリスの石油タンカーをイランのボートが妨害

…というのはイギリス側の発表で、イラン側はそれを否定しているようです。

そもそも、とある大国のとある大統領さんが好き勝手に条約から脱退しちゃったりするんですもんねえ。

とにかく、ペルシャ湾の不安定な情勢が、悪い方向に進行しないことを祈るのみでです。

偽造の証明書で建設業等に従事しているウズベキスタン人らをフィンランドから追放

偽造の専門学校卒業証明書を使って、フィンランドで建設業等に就いている多くのウズベキスタン人たちがいることが判明。そして彼らは追放されることとなりました。人数は今のところ140人弱。

事情を知らずに彼らを雇用していた建設業界では、今後の労働力不足が心配されているようです。

2019年7月12日(金)

リンネ首相 ISIS難民キャンプに収容されているフィンランド人の近親者らに会う

ISISの戦闘員の妻としてシリアに渡ったフィンランド人女性たち、そして彼女らの子供たちが、シリアにあるキャンプに収容されています。キャンプの環境は非常に悪いようで、特に子供たちの権利を考慮すると、そのまま放っておくわけにもいかない…

フィンランド政府は、積極的に彼女たちを迎えに行くことはしない。かといって、子供たちの権利は無視できない。で、今後どうしていくかは、状況を見ながら検討中らしい。

フィンランド マリの危機管理でフランスに協力できるか検討

マリの危機管理への協力の要請は、フランスからのもの。ヨーロッパでは各国それぞれが、独自でそれぞれ、いくつかの国と防衛協力体制を築いているんだそうですよ。フィンランドとフランス間にも何らかの協定があるようで、それに基づいての要請らしい。

フィンランドはこれまで、中東の危機管理に重点を置いてきたこともあり、今回の要請にどのように応じるか否かはまだ未定だそうな。

同盟党とロシアの関係 捜査開始

くうっけりにはちゃんと説明できない💦ので、日本経済新聞のサイト の、このニュースに関するページをリンクしておきます。⇒ 伊副首相にロシア資金供与疑惑 捜査開始と報道 (写真=ロイター) :日本経済新聞

2019年7月13日(土)

フィンランド欧州議会議員ら: 欧州議会の委員会からの ID会派の除外は妥当

国会には政党ってありますよね。欧州議会では会派っていうのがありまして(参考:欧州議会の政治会派 - Wikipedia )、ID(Identity and Democracy)会派はその一つ。国粋主義・移民反対・欧州連合反対…そんな会派みたいです。ちなみに真のフィンランド人党の欧州議会議員らもこの会派です。

今回、欧州議会で委員会を形成するにあたって、ID会派の議員らは除外されました。そのことに対しフィンランドの欧州議会議員らは、妥当な判断だと考えているもよう。もちろんID会派が除外されたことについて、真のフィンランド人党の議員は非難していますが。

ニュージーランドで多くの人々が銃を放棄

テロの後、銃規制が強化されたニュージーランド。

この日はクライスチャーチで、銃の買い戻しが行われました。その日だけで、169名、224丁の銃が警察に届けられたそう。ただで手渡すのではなく、政府が買い戻すという形だったのも大きいのかな。

それにしてもニュージーランド、対応が早いですよね。さすがです。国の制度や大きさの違いはあるといえ、どこかの大国とは大違い…

ノルウェー人の南アフリカでの狩猟旅行に同行

南アフリカでの狩猟旅行に行ったノルウェー人に同行した記者のレポート。

狩猟を目的としたアフリカへの旅行者は、北欧にも結構いるらしいですよ。フィンランドからも毎年数百人が行くそうです。

この映像にあった地域では、土地にいる動物たちはその土地の所有者のもの。狩猟観光のほうが農業より収入があると気付いた地主たちは、動物たちを無下に殺すことはしないし、たくさんの家畜のために自然を牧草地化するなんてこともしない。野生動物が大事な収入源ですから。加えて、野生動物を買い入れて自分の土地に放したりもするそうなんですよ。

狩猟旅行、賛否両論ありますけど、野生動物保護に役立っている一面は確かにあるのかもしれません。娯楽として猟をする人の気持ちは全然理解できないけれど。

2019年7月14日(日)

スウェーデンで小型飛行機の事故  9人死亡

スカイダイバーたちが乗っていた小型飛行機が、離陸後まもなく墜落。搭乗者9名全員死亡。

政府 社会福祉・医療サービスの外部委託の条件を強化

地方自治体が社会福祉・医療サービスを外部委託することにブレーキをかけるためらしい。

パリ祭 フィンランドからはニーニスト大統領が出席

フランスからの招待を受けての出席です。招待された理由は今年のパリ祭のパレードのテーマ、欧州防衛協力。フィンランドは、他のヨーロッパ9か国とともに防衛協力を強化していく意向なので。

欧州防衛協力、将来的には宇宙の防衛なんていうのも念頭にあるみたいです。なんだかSFの世界のようにも聞こえるけれど、今はもう、そんな時代なんですね。

そういえばパリ祭のパレードで、人が飛んでましたよ。あれってもう、実用レベルなんでしょうか?! いつの間にかSFがフィクションじゃなくなってる💦

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

日曜日, 7月 14, 2019

ビルベリーの収穫期です!

event_note7月 14, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

ビルベリー(フィンランドの森林に自生している野生のブルーベリー)の収穫期です。

残念ながら、今年は例年に比べると不作だそう。といっても、実ってないというわけではありません。普通に収穫できています。ただ、豊作の年のようにはたわわには実ってない。だから、豊作の年と同じ量を収穫するには、時間と手間がかかるかかるかな…という感じの不作。

花自体が少なかったんですよね、今年は。自然は毎年同じじゃないから、仕方ないと言えば仕方ない。その代りコケモモの方は例年よりも豊作だと予測されています。コケモモの収穫期はまだ先ですが。

さて、くうっけりも数日前(7月10日)にビルベリーを収穫してきました。それが今年の初収穫。その日は、本格的に収穫しようと出かけたわけではなく、近くの森林のビルベリーがどの程度実っていて、どの程度熟しているかの様子見のつもりで行ったのでした。それなりに熟してはいたので少し収穫してきたけれど、全体的にはあと数日まったほうがいいかな…って感じでしたね、その時は。

この、初収穫のビルベリーは、冷凍できる容器に入れて少し砂糖をかけ冷凍。


容器に入らず中途半端に残ったビルベリーは、砂糖と牛乳と一緒にミキサーにかけ、ビルベリーミルクにしました。ビルベリーと牛乳って、とっても相性いいですよ。


近々また、ビルベリーの収穫に行ってきます。今度はもっといっぱい摘んでこよう♥ 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

水曜日, 7月 10, 2019

公共放送のニュース ~2019年第27週(7月1日~7日)~

event_note7月 10, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
先週末あたりから不安定な天気となっているタピオの国です。


さて、フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていた主要ニュース一週間分(7月1日~7日)です。

毎回ニュース番組のオープニングで、まずその日の主なニュースがいくつか流れます。今回は、それら最初に流れたニュースから最初の3つだけをピックアップしました。

加えて、日本に関わるニュースも書いておきました。この週は、皇太子夫妻が来芬しましたし。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。それから時に、私見も書いています。ご了承くださいませ。

2019年7月1日(月)

欧州連合首脳会議中断 続きは翌日に持ち越し

欧州連合のトップ人事選出で合意が得られず中断。協議は翌日に持ち越すことに。

欧州中央銀行のチーフエコノミストをインタビュー

今年6月に欧州中央銀行のチーフエコノミストの任に就いたフィリップ・レーン氏が、フィンランド銀行主催のセミナー参加のために来芬。その機会に、公共放送Yleが彼をインタビューしたもよう。
  • 欧州中央銀行には必要があれば経済を促す手段はある
  • マイナス金利が続いているが、いずれ、マイナス金利の時代は終わる
…などなど、他にもいくつかの話題があがっていたけれど、以下省略ということで…😓

アシッカラ サマー地方自治体長を雇用

フィンランドに、アシッカラという名の地方自治体があります。そこではこの夏、フィンランド国内では初めて、「サマー自治体長(日本でいう市長とか町長とかのレベルの、夏の間だけの役職)」を雇用しました。

夏には、本来の自治体長さんは夏季休暇をとりますから、その間の代理人。…とはいっても、最終的な自治体長としての義務・権利はないらしい。会議に出席したり、市民や企業と懇談したりするということなので、自治体の政治と市民とを近づける役割になるのかな。それから、夏の間の代理自治体長さんを募集・雇用すること自体が、若い世代に自治体の政治に関心をもってもらうための手段のひとつでもあるようです。…なかなか面白い取り組みですよね。

日本 商業捕鯨再開

このニュースはさらっと流れただけです。(映像→https://areena.yle.fi/1-4559072?seek=725 リンク先の画像をクリックすると該当箇所から再生されます。尚、再生できるのは放送日から30日間のみ

日本が去年国際捕鯨委員会から脱退したこと、クジラの資源量は十分に復活していると日本が判断していること、自然保護団体はそうは考えていないということなどが伝えられていました。それから、画像のテキストに、日本ではクジラ肉の消費が減少しているとありました。

2019年7月2日(火)

EU首脳 トップ人事で合意

この時点のニュースでは、トップ人事の候補者で首脳らが合意したいう話。まだ最終的な決定ではないようです。

今回のEUトップ人事の選出は、なかなか合意がえられず、いつになく荒れたみたいです。

中央党の党首選の2名の候補 ほぼ対等の支持率

フィンランド中央党の党首選が今年9月にあります。その党首選に、今のところ2名が立候補。党員らに、次の党首として誰を支持するか聞いたところ、どちらもそれぞれほぼ同じぐらいの党員の支持があったというニュース。

ちなみに、立候補者の一人は四十歳代の男性、もう一人は三十歳代の女性です。

香港デモ 暴動の余波

前日の暴動のあとの様子が報道されていました。街の様子や市民へのインタビュー、そして中央政権の反応などがとりあげられていました。

秋篠宮さまと紀子さま 来芬

日本とフィンランドの国交100年を記念しての4日間のフィンランド訪問。この日は初日で、最初に国立博物館を訪問されたとのこと。

映像では訪問の様子や、日本ファン(?!)のフィンランド人らへのインタビューが紹介されていました。

尚、皇太子ご夫婦は、記者らのインタビューには応じないと伝えられていたようです。こういう訪問ではそれが普通なのかな。

映像はこちら→https://areena.yle.fi/1-4558930?seek=670リンク先の画像をクリックすると該当箇所から再生されます。尚、再生できるのは放送日から30日間のみ

2019年7月3日(水)

EUトップ人事 議会は複雑な反応

新議長は決まったようだけれど、特に注目されている欧州委員会委員長と欧州中央銀行総裁については、候補者が議会に提示された段階のようです。最終的な決定はまだ先…

移民救助船のドイツ人船長 釈放

救助した移民らを乗せた船をイタリアに着岸させたドイツ人船長が拘束されました。その翌日のこの日、釈放されたとのこと。

イタリアの内務大臣はこのことにかなりご立腹の様子で、ビデオでまくし立てておりました。…あんなこと公に言ったら、お国によっては辞職しざるを得なくなるんじゃないかと思うけれど、イタリアはそんな心配はいらないお国柄なのかなあ。

ところでこの船長さんは、脅迫の嵐のため、現在どこぞに身を隠しているそう。

コンゴ民主共和国のエボラ流行 いまだ収束せず

2000人以上が感染し1500人余りがすでになくなっているというコンゴのエボラ流行。そこでの国境なき医師団の活動に参加し、最近フィンランドに帰国した疫学者がインタビューされておりました。

今回のエボラ流行もかなりのものだけれど、5年ほど前の西アフリカでの流行時に比べれば、対処はよくなっているといいます。西アフリカでは一万人以上が亡くなったそうですから。

流行の現場では、数万人に対し予防接種も行い、病気に関する正しい知識の拡散にも務めてきたそう。流行収束への希望はあるとのことでした。

秋篠宮さまと紀子さま クルタランタを訪問

このニュースはさらっと流れただけです(映像→https://areena.yle.fi/1-4558986?seek=780 リンク先の画像をクリックすると該当箇所から再生されます。尚、再生できるのは放送日から30日間のみ)。

クルタランタは、フィンランド南西部のナーンタリ市にある、大統領の夏の別荘があるところ。皇太子ご夫婦は、この日、大統領ご夫妻を訪ねたわけです。

そのあとこの日は、ナーンタリ市隣のトゥルク市にある大聖堂とお城も訪問したそう。

ムーミンワールドもクルタランタに近いのだけれど、そこには訪問されなかったようです。とある地方紙によれば、皇太子ご夫妻が急に訪問することになっても問題がないように、ムーミンランドではそれなりの心の?!準備はしていたんだそうですが。

2019年7月4日(木)

中央党の政党支持率 大きく落ち込む

かつては第一政党だったこともあるフィンランド中央党。最近の調査では、政党支持率が11%台まで落ち込みました。かつてないほどの低迷です。

Metso minerals と Outotec が合併し Metso Outotec社に

鉱山用機器を扱う大企業となるもよう。

このニュースについて、日本語のサイト kikai-news.net に詳しく書かれてるのを見つけました。該当ページをリンクしておきます。



ピザ店営業者ら Pizza-Onlineサービスを批判

「ピザ・オンライン」というサービスがあります。インターネット経由でピザを注文、そしてそれが宅配されるというもの。

どうやら、その「ピザ・オンライン」が提供しているのはサービスのみ。ピザ店営業者らとそれぞれ契約し、ピザはそこから宅配。「ピザ・オンライン」はピザ販売のマージンを受け取るという仕組みらしい。

で、そのマージンがなかなか大きいみたい。そうすると、その分ピザ店の取り分が少なくなる。それでも、「ピザ・オンライン」の市場が大きいので、ピザ店営業者は契約をやめるわけにはいかない。…ほんとにいろいろ大変みたいです。

一方で「ピザ・オンライン」のサービスを提供している会社は、毎年収入を伸ばしているもよう💦

2019年7月5日(金)

欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長 次期委員長候補者の人選プロセスを批判

フィンランドはこの7月から欧州連合理事会議長国。その関係で、委員長も含め欧州委員会のメンバーらが来芬していました。

そんな中での委員長の談話の中のひとつが、次期委員長候補の人選プロセスに関しての批判だったようです。

国連人権当局 政権反発者らの死や彼らに対する拷問についての調査をベネズエラに要求

これは国際的にニュースになっているはず。日本でも報道されていますよね、きっと。

スポーツ界の男女平等?

この頃、スウェーデンでは女子サッカーワールドカップで盛り上がっておりました。スウェーデンチーム、なかなかいいところまでいったんですよね。最終的には3位だったみたいです。

こんなにがんばっているスウェーデンの女子サッカーですが、女子サッカーに回ってくる資金は、男子サッカーにに比べるととんでもなく少ない。

国のリーグで活躍する女子サッカー選手の平均月給は約1000€、一方男子はその約10倍だそう。

これ、女子サッカーワールドカップでスウェーデンチームが活躍してきたからこそ、浮上してきた話題なのかも。

そういえばフィンランドでも、スポーツ界での男女の経済的な不平等さについて、しばらく前に話題になっていました。フィンランドではアイスホッケーがきっかけでした。アイスホッケーのワールドカップでメダルを獲得するぐらいに練習・活躍していても、女性の場合は、それでは食べていけないぐらいの収入しか得られないって。

男女平等が進んでいるイメージのある北欧でもこれですもんねえ。これから少しずつでも変わっていけばいいのですが。

2019年7月6日(土)

西部フィンランド 農家の設備投資増加

今、大きな設備投資をする農家が増えています。特に100万€以上の大規模なものが今までになく多いとのこと。

今どき、小規模ではやっていけないという実情もあるのだろうし、金利が安いことも関係あるのかな?

ただ、地域によって差があるみたい。盛んに設備投資が行われているのはフィンランドの西部。フィンランドの東部の方はそうではないようです。

欧州連合 加盟国らに規則厳守を促す

欧州連合に加盟しているからには、条約にもある基本的な価値観は共通でなければならないはずなのだけれど…

ハンガリーとかポーランドとか、法治国家にあるまじき政治が行われているもよう。フィンランドは議長国として、条約順守と補助金配分とを関連付けることで、そのような国に厳しく対応していく所存。

カリフォルニアの地震 一週間は余震が続く予報

今回は、最初の大地震よりも翌日の大地震のほうが規模が大きかったみたいですね。

2019年7月7日(日)

ギリシャ総選挙 野党中道右派 勝利の見込み

ニュースが報道された時点ではまだ結果は出ておらず、出口調査によるものでした。

失業者のアクティブモデル 今以上の手当カットの予定なし

失業者がもっと積極的に職に就くようにと作られたのがアクティブモデルというもの。すご~く大ざっぱにいうと、ちゃんと求職活動をしていることを示さないと手当を減らしますよ、というもの。

この制度、いろいろ問題があるようで、かなり不評をかいました。でも、代替の制度がまだないので、アクティブモデル制度がすぐになくなることはありません。今後、どのように制度を改正していくのかはわかりませんが、今以上に手当てがカットする予定はないと、担当の大臣さんが言っておりました。

DJ文化 黄金時代

今、DJとかナイトクラブが流行ってるそうです。フィンランドのDJらは、国内だけでなく国外でも活躍しているんだとか。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

木曜日, 7月 04, 2019

2019年6月を振り返る

event_note7月 04, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum4 comments
今年もまた、一年の半分が過ぎてしまった! ほんとにあっという間ですね。

さて、今年の6月はどんなだったかというと…

6月の気候 


今年の6月のフィンランドは、全国的に平年より暖かでした。月の平均気温は、北部では約10℃、南部では約18℃。フィンランドって南北に長いというのが、気温からも読み取れますね。

フィンランド全国で見ると、夏日(最高気温が25℃以上の日)は全部で11日。その中での最高気温は32.3℃。クルーヌピューというところとオウルで、6月7日に観測された気温です。

ヨーロッパの上空を覆っていた猛暑のかたまり?!の影響は、フィンランドにはほとんどありませんでした。月末にフィンランドの端っこに達したか達しなかったかという程度。その影響で夏日になった日もあるけれど猛暑には程遠いものでした。30℃にも達しませんでしたから。

全国での最低気温は、-4.5℃。ラップランドのキルピスヤルヴィで、6月11日に記録されたものです。

そこまで気温は下がらなかったものの、ラップランドでは月末も寒かったらしい。中央ヨーロッパを猛暑が襲っているころ、キルピスヤルヴィではみぞれが降っていましたとさ。


我が家界隈の6月は…

うちの寒暖計での最高は31.2℃、最低は4℃。どちらも月の前半の記録です。一日の最高気温が十度台という日は、月に3日のみ。一方で夏日は8日ほどありました。

最寄りの観測地点の記録をみても、やはり今年の6月は全体的に暖かだったというのがわかります。6月の平均気温は、平年よりも2度以上高い18℃弱でしたから。

暖かいのはよかったけれど、降水量が少なかったのが心配。去年の夏も雨が少なかったけれど、今年の6月はもっと少なかったのですよ。平年の3分の1未満!

場所によっては野草でさえもしおれてしまっています。雨が降らないと、ベリーの実も熟す前に落ちちゃうかもしれないし、キノコも生えてくれない…😢 適度なお湿りがほしいところです。

6月のオモ


オモは6月11日に13歳になりました( オモ(ボロニーズ犬♂)は今13歳)。

カリカリ(ドライフード)への食いつきが悪いので別のカリカリも与えてみたけれど、食いつきは相変わらず。仕方ないから、毎回カリカリになにかを混ぜて食べさせています。

目の様子は相変わらず。上の写真でも、白濁しているのが見えるかと思います。オモの視力はかなり衰えていると思うけれど、今のところ生活には支障ありません。

最近の普段の散歩では、朝夕ともにそれぞれ1㎞ほどしか歩きません。でも家族みんな(くうっけり+夫+オモ)で散歩に出たときは、2~3㎞ぐらいはまだまだ元気に歩きます。

今年の6月は天候もよく暖かい日が多かったので、オモもたくさん外で過ごしました。

6月の写真集

6月に撮った写真を集めました。

庭の花々です。バラの仲間たちがたくさん咲いてくれました。あとはライラックとかシャクナゲとか。

そして野草の花や実。あ、でもコケモモ(上段中央・中段左)は草じゃなくて木?

こちらはキノコ。6月はまだシーズンじゃないし自然界が乾燥していたこともあって、出会ったキノコはこれだけ。

最後に生き物たちです。上段2枚はすでにブログに載せたことありましたね。キタリスとアオハダトンボです。下段は、クロウタドリのヒナたちです。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

火曜日, 7月 02, 2019

公共放送のニュース ~2019年第26週(6月24日~30日)~

event_note7月 02, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
時期も早いし地面も乾燥しているので、キノコはまだほとんど顔をだしていません。でも、先週末にこんなキノコを見かけました。なんていうキノコかは不明。


さて、フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていた主要ニュース一週間分(6月24日~30日)です。

前回( 公共放送のニュース ~2019年第25週(6月17日~23日)~)は、ニュース番組で報道されていたほぼ全部のニュースを書きこみました。でもそれはあまりにも大変。そこで今回は、一部のニュースのみを書くことに。

毎回ニュース番組のオープニングで、まずその日のいくつかの主なニュースがさらっと流れます。そしてそのあと、それらについて詳しく報道される。今回書いたのは、そのオープニングで取り上げられていたニュースのみです。

毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。それから時に、私見も書いています。ご了承くださいませ。

2019年6月24日(月)

トランプ大統領 イランへの新たな制裁措置に署名

このニュースは、日本でも報道されていたのではないでしょうか。

米国の経済成長10年以上続く

経済成長が始まったのはオバマ政権時。トランプ大統領になってからも(トランプの政策のせいか否かはともかく)、米国では経済成長が続いています。

ニュースでは、ペンシルベニアのとあるソーラーパネル設置業者が取材されていました。

バイオディーゼル燃料がもたらすフィルター詰まりの問題

石油の代替として期待されているバイオディーゼル燃料。でもバイオディーゼル燃料を使うことによる新たな問題も。フィルターや管が詰まりやすいのだそうですよ。バイオディーゼルの中で、微生物がいきおいよく繁殖してしまうから。

船や農機具などは定期的にメンテナンスしないと大変なことになるそうです。使用頻度の少ない、たとえば船などでは特に、バイオディーゼル燃料は使わないほうが無難だって話でした。

半分近くが空気のアイスも!?

低価格のアイスクリームと高価格のアイスの違いの一つは材料の違い。まあ、これは普通に想像できるかと思います。

でも意外に知られていないのがアイスに含まれている空気の量の違い!! 商品によっては、半分以上が空気だそうな。

2019年6月25日(火)

フィンランド湾対岸でのアルコール買い込みが加速すると予測

フィンランド湾の対岸、エストニアからアルコール飲料を買い込んでくるフィンランド人たちがたくさんいます。フィンランドに比べると、エストニアのほうがずっと安いから。

そのエストニア、しばらく前に酒税が上がったんですね。それでもフィンランドよりは安いので、アルコール飲料買い込みのフィンランド人たちの足はとぎれなかったらしい。でも、一部のフィンランド人たち、そしてエストニア人たちは、アルコールがより安いラトビアに行くようになりました。

そんなこともあって、エストニアでは再び酒税を下げることに。それに伴いラトビアも、一部酒税を下げるそう。2国間の客取り競争?! 

一方、フィンランドの酒税は近々上がる予定です。だから、エストニアやラトビアにアルコール飲料を買いに行くフィンランド人らがますます増えるだろうという話。

高等裁判所 将校らに罰金判決

2017年に行われた予備兵も含めた自由参加の軍の訓練で、高位の将校が不適当な行動をとったことに対する判決。

酒を飲んで、酔った勢いで暴言吐いたり不適当な命令したみたいです。具体的には詳しく報道されていないのでよく分からないれど。

クシュナー氏が中東和平構想を公表

これは日本でも報道されてると思います。

それにしても、米国って不思議な国ですね。大統領の親戚まで権力を持つみたいですから。ところで、米国ってほんとに民主主義国家なんですか?!

ヨーロッパの猛暑 木曜がやま

このニュースも日本まで伝わっていることでしょう。

この猛暑、6月としては記録的なもののようですね。ニュースでは、フランスからの映像が放映されていたけれど、ほんとに暑そう💦

2019年6月26日(水)

若い世代は年配者らより女性の兵役や民間サービスに肯定的

フィンランド男性には兵役の義務があります。そして、何らかの理由で兵役に就きたくない場合には、一定期間民間サービスに従事しなければなりません。

一方女性は兵役はなし。ただ、希望すれば、男性らと同じように兵役に就くことができます。女性にはもともと兵役義務はないので、一定期間の民間サービスに従事する義務もありません。

公共放送Yleの、今の兵役制度に関する意識調査によると、国民の多くが今の制度がいい、と考えているそう。でも、28%ほどは、兵役や民間サービスの義務を女性にまで広げることに肯定的。特に肯定的なのは、年配者よりも若い世代。十代後半から20代前半の世代では、40%ほどが義務を女性にまで広げるのに肯定的とのこと。

民主党大統領候補者らのテレビ討論始まる

遠いお国の大統領選ですが、やっぱり米国の影響力は大きいからでしょうかね。大統領選のこの段階からしっかりニュースが入ってくる…

運輸省:気候変動緩和のために IT関係の温室効果ガス排出量についても考慮すべき

温室効果ガス排出量について討論されるとき、IT関係についてはほとんど言及されませんよね。でも、全排出量の3~4%が、IT関係のものと推測されているそうです。

近ごろは特に、スマホなどでもビデオを見ることが増えていますよね。その分、データセンターのサーバーがより働くことになり電気を消費。さらに、サーバーなどを冷却する装置もまた、フル回転でエネルギーを消費。

また、スマホなどの寿命も一般には長くない。そのような電子機器の生産にもエネルギーは必要です。

そんなこんなで、IT関係の温室効果ガス排出量についても考えるべきだという話。

2019年6月27日(木)

高等裁判所 元ヘルシンキ警察麻薬取締担当長に懲役10年 有罪の判決 

とっても大ざっぱに言えば、ヘルシンキ警察麻薬取締担当の元チーフが立場を悪用して麻薬で儲けていたってことらしい。

地方裁判所での判決は2013年の末。で、今回の判決は高等裁判所のもの。ほぼ地方裁判所での判決どおり。

政府はシリアの難民キャンプのフィンランド人らを連れ戻す意向なし

ISIS戦闘員の妻としてシリアに渡ったフィンランド人の女性たち、そしてその子供たちがシリアの難民キャンプに収容されています。その人たちを国に連れ戻すか否か、しばらく前から話題になっていました。

この日の国会での質疑応答で、現内閣は積極的に連れ戻すことはしないと言明。政府の見解が、一応はっきりしたことになります。

でもこれ、子どもの人権を最優先に…という考え方には反する? この後、そんな議論がもちあがるかも。

統計局:6月の消費者マインド低下

全体的に将来に関する不安が高まっているということなのだと思います。大国同士の貿易戦争の先が見えないし、フィンランドの経済成長率も減少していますから。

2019年6月28日(金)

フィンランド イタリアが受け入れを拒否した難民8名の受け入れを表明

地中海で救助された移民の受け入れをイタリアが拒否しています。そんな中、いくつかの欧州連合国が移民の受け入れを表明。これって、今始まったことじゃなくて、イタリアの移民受け入れ拒否以降、以前にも何度かあったことらしい。

でも、フィンランドがこのパターンで移民を受け入れるのは、新たな展開。フィンランドはこの7月から半年間、欧州連合の議長国。どうやらそれが背景にあるようです。

ヨーロッパにやって来る難民・移民の受け入れと、それに関する欧州連合国内の合意は、大きな課題。もう3年間も話し合いを続けているにもかかわらず、解決の兆しはまったくないらしい。

そんな中での議長国だからこそ、受け入れに踏み切ったのだという印象を受けました。

ラップランド地方裁判所:キッティラの議員・役人らに無罪判決

キッティラはラップランドにある地方自治体。そこの議員さんやら役人さんやら、合計27人が起訴されていた裁判です。

フィンランド国内の、それも地方のごたごたごとなので、事件の内容については特に書きません。というかややこしいしあんまり理解できていないので書けません。

フィンランド語OKの方用に、参考になるであろうページへのリンクだけ貼っておきます。



大阪G20サミット 米中貿易戦争の進展に注目

ニュースでは、サミットそのものよりも2国間協議が注目点でした。この日は、トランプ大統領とプーチン大統領との会談があり、翌日がトランプ大統領と習近平国家主席の会談。米中の関係は今後どうなっていくのか、それが一番のニュースのポイントでした。

2019年6月29日(土)

真のフィンランド党のユッシ・ハッラアホ現党首 次期も党首を継続

真のフィンランド党の党大会で、次期の党首やら党の役員やらが選出されました。党首は、対立候補者なしで今の党首が継続。他の役員らは新顔のようです。

ニュースとは直接関係はないけれど、党大会に参加していた党員らをインタビューしている映像の中で、とある党員が使っていた単語が耳についてしまいました。「haittamaahanmuutto」という言葉です。意味は「有害移民」💦

何らかの事情で母国を離れてフィンランドにやってきた移民らを haittaeläin(有害動物・害獣)とか haittakasvi(有害植物)とか haitta-aine(有害物質)とかと同列に扱ってる?! そんな言葉をテレビカメラの前で平気で言えちゃう人たちのようです。

それなのにこの政党、いちばん最近の政党支持率調査では支持率トップだったんですよ💦💦💦

ヘルシンキプライドパレードに数万人が参加

「ヘルシンキプライド」は毎年恒例のフェスティバル。セクシャルマイノリティの権利、ひいては、すべての人々の基本的人権をアピールするフェスティバルです。この日はパレードが行われ、盛大に盛り上がりました。

今年のパレードには、リンネ首相も参加。フィンランドの首相がプライドパレードに参加するのは、今回が初めてのことだそうです。

米中首脳会談 貿易交渉再開で合意

米中関係がこんなにも騒がれるのは、それだけ世界経済への影響が大きいということなのでしょうね。

そういえば、大阪サミットそのものの中身については、特になにも報道されていなかったような…。日本についても安倍首相についても一切言及はなかったわ。

2019年6月30日(日)

トランプ大統領と金委員長が会談

これについては、日本でもしっかり報道されたのではないでしょうか。北朝鮮、日本のお隣さんだし。

EUトップ人事協議

欧州委員会委員長をはじめとしたトップ人事を選出するための協議が進められています。ニュースが報道された時点では、その日の協議開始が遅れて、まだ協議が始まってないってことでした。

真のフィンランド人党のハッラアホ党首 言論に対する取り締まりを問題視

「言論の自由」といいながら実際には自由じゃない。その点について、法律の改正が必要だとハッラアホ党首は考えているらしい。

ソ連時代にソ連批判ができなかったように、現状では、移民やイスラム、EUの批判は実質的にタブーになってる…というのが彼の見解。

そういえば、この党の一部の人たちのヘイトスピーチがたびたび問題になるんですよね。それが念頭にあっての見解なのかなあ。でも、「ヘイトスピーチ」と「批判」って別物ですよねえ。

ところで、この党首も党大会での演説で「haittamaahanmuutto(有害移民)」って言葉を使ってましたわ。(・・;)

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村