さて、先週のニュースです。フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース番組(参考サイト: Yle Uutiset 20.30 | TV | Areena | yle.fi )で報道されていたものです。
今回取り上げたのは、それぞれの日のトップニュース。それからその日のニュースの中から独断と偏見で選んだもう一つのニュースを書きました。
毎日3つのニュースを書くのが大変だったというのが理由のひとつ。そしてもう一つの理由は、ネガティブな内容のニュースに嫌気がさしたということ。
だから、独断と偏見で選んだニュースは、ネガティブじゃないものにしたつもり。
毎度のことですが、フィンランド語で報道されたニュースをうまく訳せなかったり説明できないことも多いです。もとのニュースが、くうっけりの解釈入りでゆがんでしまっているかもしれません。それから、報道されたこと以外もあれこれつぶやいております。ご了承くださいませ。
2019年7月15日(月)
民間の医療会社は依然として自治体と交渉を続ける意向
政府が社会福祉・医療サービスの外部委託の条件を強化する、というニュースが流れたのがこの前日のこと。それを受けてのこのニュース。民間の医療会社は、規制強化に尻込みすることなく、自治体との交渉は続けていくといいます。
7月前半 数十年ぶりの涼しさ
7月前半は、数十年ぶりの涼しさだったそう。地方によっては、霜が降りたりもしていたようで💦
一方で、涼しい夏の利点もあります。スポーツ練習がしやすい。高齢者にもやさしい。さらに、家畜にとってもプラス。例えば乳牛の場合、暑い夏に比べて10〜15%も乳の出がいいんですって!
追記:このニュースが報道されたときは、来たる週末から翌週にかけて暑い日々が続くことは予想されていなかったのでしょうね、きっと。この週の初めはまだ涼しかったけれど、週末以降は暑いです!! 我が家界隈でも、当分は夏日が続くみたい。
追記:このニュースが報道されたときは、来たる週末から翌週にかけて暑い日々が続くことは予想されていなかったのでしょうね、きっと。この週の初めはまだ涼しかったけれど、週末以降は暑いです!! 我が家界隈でも、当分は夏日が続くみたい。
2019年7月16日(火)
欧州議会 ウルズラ・フォン・デア・ライエンを欧州委員会委員長として承認
女性が委員長の座に就くのは欧州連合史上初!
ニュースでは彼女の経歴についてざっと紹介されていました。その中で個人的に驚いたのは、政界に出たときの彼女は、7人の子供のお母さんだったということ。家庭も子供も、女性がキャリアを築くの障害にはならない?!
日本でも近い未来には、こうあってほしいです。
ニュースでは彼女の経歴についてざっと紹介されていました。その中で個人的に驚いたのは、政界に出たときの彼女は、7人の子供のお母さんだったということ。家庭も子供も、女性がキャリアを築くの障害にはならない?!
日本でも近い未来には、こうあってほしいです。
来たる夜 部分月食
ニュースというよりはちょっとしたお知らせって感じ。でもこうやって、ニュース番組でも言ってくれるから、「おお、そうだった!」と思い出し、夜中に外に出て観察できる。
月食がらみで、この ↓ ページをリンクしておきます。翌日公共放送Yleに寄せられた部分月食の写真が紹介されています。
2019年7月17日(水)
フィンランド EU諸国の移民受け入れ協力を希望
地中海を渡ってくる移民たちの受け入れは、欧州連合の大きな課題です。移民受け入れについて、EU加盟国間の合意・協定は今のところ何もありません。
ヨーロッパにたくさんの移民らを乗せた船が来るたびに、EU加盟国それぞれに、移民の受け入れについて問い合わせている状況。
この日はヘルシンキで、EU諸国の内務大臣らの会議がありました。移民問題も議題の一つだったようです。
移民問題に関するEU加盟国間の合意については、もう何年も前から検討されています。でもぜんぜんらちがあかないみたい。
フィンランドの政治体制 100年
この日は、フィンランドが今の政治体制となってちょうど100年。フィンランドの独立は1917年ですが、フィンランドが共和国となったのは1919年のこの日。その日、共和国としての憲法が施行されたということのようです。
ところで、もし第一次世界大戦でドイツが敗戦していなかったら、フィンランドはもしかすると「共和国」じゃなくて「王国」になっていたかも。1918年にはドイツ人の「王」を立てる計画があって、その「王」も具体的に決まっていました。王様を迎える準備なんかもある程度進められてたという話です。でも、ドイツの敗戦で状況が変わり、その話はおじゃんになったのだそう。
2019年7月18日(木)
市民イニシアチブ: 青少年の精神障害治療の保障を求める
フィンランドには市民イニシアチブ制度があります。5万人以上の署名を集めれば、国会に立法を提案することができるというもの。
フィンランドでは、青少年の精神障害がこの10年で約1.5倍に増えたそう。30歳未満の若者のうち5人に1人は、精神障害を患ったことがあるといいます。
ところが、治療サービスのほうは十分じゃない。治療待ちの若者たちも多い。今は、どんなに遅くても3ヵ月以内には治療が受けられるようになっているけれど、それじゃあ長すぎる。一ヵ月以内に治療が受けられるように補償すべき。また、今のシステムよりもっとたやすく精神障害の治療を受けられるような制度にしていくことが必要…そのことを、市民イニシアチブ制度を使って国会に提案しようとする動きが今進んでいるみたいです。(その後、署名数は5万を超えたので、近々国会にこのことが提案されることでしょう)
森林の害虫被害調査にドローン活用
地球温暖化にともない、トウヒ林の害虫であるタイリクヤツバキクイムシが、今後フィンランドでも増えることが予想されています。
これまでは、被害状況を把握するためには、基本的に森林内に実際に足を運ばなければなりませんでした。
そこで今、試験的に使われ始めたのが特殊なカメラをつけたドローン。上空から森林を撮影し、特別なソフトを使うことで被害状況が把握できるのだそうです。
これまでは、被害状況を把握するためには、基本的に森林内に実際に足を運ばなければなりませんでした。
そこで今、試験的に使われ始めたのが特殊なカメラをつけたドローン。上空から森林を撮影し、特別なソフトを使うことで被害状況が把握できるのだそうです。
2019年7月19日(金)
フィンランドは国外の看護師らにとって魅力なし
フィンランドでも、看護師や介護士の労働力不足が問題になってきています。国外からの労働者を受け入れるのも一つの問題解決手段。でも、フィンランドは国外の看護師らを引き付けることができないでいます。というのも、労働力不足はフィンランドだけの問題ではないから。労働力を得るための国際競争はなかなか激しい。でもって、他の北欧諸国の看護師らほうがフィンランドよりも高給…
他にもいろいろ問題はあるらしい。国外からの移住の事務手続きが煩雑だとか、看護師の資格のある外国人を介護士とか看護助手として雇ってたりとか。
…フィンランドにもいろいろ問題はあるんです。まだ日本ほどではないけれど、フィンランドでも着実に高齢化が進んでいますしね。
アナと雪の女王2 サーミ語バージョンも12月に公開
各北欧語バージョンとともに、サーミ語バージョンも12月に公開されるそうですよ。
2019年7月20日(土)
ハービスト外相 イランのイギリスタンカー拿捕を非難
重要な海路での拿捕ですからね…
なにはともあれ、平和的に解決することを望むのみです。
50年前 人類 月面での第一歩
50年になるんですねえ。当時のニュースなんて、くうっけりには全然記憶にないですが。
2019年7月21日(日)
ウクライナ国政選挙 投票終了
このニュースが報道された時点では、ウクライナの投票は30分前に終了。出口調査では、ゼレンスキー大統領の新党「国民の奉仕者」が約44パーセントの得票。
コメディアンが大統領になったり、今までに全く議席のなかった新党が第一政党になったり、ロックスターが2か月前に結成した新党がそれなりに票を集めたり…活気ありますよね、ウクライナ。それだけ従来の政治に嫌気がさしているということなんでしょうね。
この日は日本でも参議院選挙がありましたね。フィンランドの公共放送のTVニュースでは、全くとりあげられていませんでしたけど。
結果にもいろいろ思うところはありますが、何よりも投票率の低さが悲しかった…
ロシア 電子ビザ導入へ
ロシアに旅行するフィンランド人は結構多いみたいです。ヘルシンキからサンクトペテルブルグには直通列車も通っているんですよね。
電子ビザが導入されれば、サンクトペテルブルグ市への旅行の準備も容易になります。ロシアへ旅行するフィンランド人もより増えるだろうっていう話。
フィンランドへはまだ正式な通知はないし、電子ビザの発給対象にフィンランド人も含まれるかどうかはまだ分からないとのことでしたけどね。
にほんブログ村