フィンランドでの日常生活を綴っています。

木曜日, 3月 26, 2020

フィンランド国内のいち地域が封鎖されることに…

event_note3月 26, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
水仙です。 


まだこの大きさだけれど、これを見てすっかり春の気分💕 昨日は今年初めての蝶も見ましたし。そういえば、サマータイムへの移行ももうすぐです。

月曜日, 3月 23, 2020

近くの小山とフィンランド人らの外出先

event_note3月 23, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
先日の日曜日、久しぶりに近くの小山に行ってきました。

オモがいっぱい歩いた頃には、オモとの散歩を兼ねて度々行っていた小山です。でも、今のオモは森林方面には行こうとしない…😢 もうあまり見えていないから、足元の良くないところを歩きたくないのかも。

そんなわけで、オモはお留守番。今回は一人で行ってきたのでした。

途中で目にしたネコヤナギ。もふもふが枝にたくさん💕

この冬は結局、積雪らしい積雪は一度もありませんでした。だからもちろん根雪もなく… まだ3月なのに、雪の全くない風景。

小山の上からの風景。

岩がごろごろしている小山の中腹。この前日にちらついた雪が、ちょっとだけ残っていました。

ところでこの小山界隈は、ちょっとした散策コースになっています。森林への入り口付近には小さな駐車場もあり、離れたところからも人が来るみたい。でも、観光地というほどの場所ではないので、散策中に人に一切会わないことも珍しいことではありません。ただ、天気のいい週末には、人に会う確率は高い。

今回も日曜日だし天気はいいから、人がそれなりに来ているであろうことは予想はしていました。でも、その数がいつも以上に多かった!今までだと多いときでもせいぜい2〜3のグループを見かける程度でした。でも今回はその3倍!…きっとあれの影響です。

途中で出会った家族連れに、なにげに
「今日は人出がありますね」
と声を掛けたら、4〜5歳ぐらいの女の子がしっかり答えてくれました。
「コロナウイルスのせいだよ!」
って。

…そうなんですよね。人が集まる場所は避けるように言われているから、森林公園みたいなところに出かける人が多い。うちの近くの小山みたいなマイナーな場所は問題ないけれど、街から比較的近い国立公園では人が集まりすぎて逆に危ない!なんて話も出ているぐらい。

そういえば、ヘルシンキでは、街なかはがら〜んとしているけれど、公園などには人がいっぱい出ているとかなんとか。

こういうときに自然に囲まれた環境に行く!っていうのが、フィンランド人の習性なのでしょうか⁉

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火曜日, 3月 17, 2020

フィンランドのコロナ対策

event_note3月 17, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
我が家ではオモも含めてフツーの日常を送っておりますが…


世間では、なんだかんだと新型コロナウイルス対策が打ち出されていて、なかなかすごいことになってきています。フィンランドでの対策は中央ヨーロッパに比べればまだゆるいけれど、前回ブログに書いたとき( コロナの影響はフィンランドでも)とは状況がかなり変わりました。

フィンランドでの現在の対策の一部を挙げてみますと…
  • - 学校は水曜日から閉鎖(休暇ではなく遠隔教育・自主学習などの形)。ただし、1〜3年生は学校で授業を受けることができる(保護者が社会に不可欠な職についていて子供を自宅でみることができない場合)。保育園・就学前教育は運営。
  • - 10名を超える人数で集まらない。
  • - 公共の場所での無駄な滞在は避ける。
  • - 公共の博物館・劇場・図書館・運動施設・プールなどは閉鎖。
  • - 老人ホーム・病院などへの訪問は、特別な場合を除き禁止。
  • - 公務員らを可能な限り在宅勤務に。
  • - 70歳以上の者は人とのコンタクトを極力避ける(つまり隔離に近い状態)
  • - 国境を封鎖する。(3月19日から)
  • - 国外からフィンランドに帰国した者は、2週間自宅に隔離。
要は「人とは極力接するな!」ということですかね。

フィンランドでは、感染拡大は避けられないものとして捉えられています。で、これらの対策は感染拡大を避けるためというよりも、感染拡大のスピードを抑えることで医療崩壊を避けるため。そうすることで、リスク集団や高齢者らを守るため。…そういうふうに説明されています。


ところで、日本での休校はかなり急だったんですよね、確か。フィンランドの場合、学校閉鎖について発表されたのは月曜日の午後。そして閉鎖は水曜日。学校や地方自治体、そして保護者らに一日の余裕を持たせるためにその日程にしたらしい。まあ、それなりに予想はされていて、すでにその時点で、遠隔教育に移行していた高校なんかもありました。だから、学校閉鎖によるバタバタは日本ほどには大きくないと思います。それでも、自治体や先生、保護者らはいろいろ大変でしょうけれど。

そんな中、ツイッターに流れてきた話…

とある9年生(日本でいう中3)らは、学校閉鎖が政府会見で伝えられたその日、自主的にネット上に仮想教室(?)を作りクラス全員がログインして準備。準備が整ったところで先生を招待。

…いまどきはそういう子どもたちもいるんですねえ。すごい!


そうそう、図書館が開いていたのは今日まで。それで今日は、何冊か本を借りだめしてこようと図書館に立ち寄ってきました。そして、地元新聞の記者が、図書館にいたご婦人にインタビューしているのにたまたま出会せ…

「明日から隔離生活なので本を借りておこうと思って。…私らみたいな年代を気にかけてくれているのはうれしいよね…」

というご婦人(会話の内容からするに70歳すぎ)の言葉を耳にしたのでした。なんかほわっとしました。自由な移動や活動が制限されて不便だろうにもかかわらず、そういうふうに受け取ってくれているということに。

あ、別に盗み聞きしたわけじゃないですよ。聞こえちゃっただけです。図書館って静かだから😅

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月曜日, 3月 16, 2020

コロナの影響はフィンランドでも

event_note3月 16, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
フィンランドでも新型コロナウイルス感染者増加中です。

そんな中、トイレットペーパーをごそっと買ってきましたが…


これはコロナウイルス騒ぎとは関係なくて、我が家の普通のお買い物。トイレットペーパーはいつも大袋入りを購入しているもので。ちなみにこれを買ったトイレットペーパー売り場には、通常と変わりなく十分に商品が並んでおりました。

ただ、大きなスーパーマーケットなどでは、フィンランド人らも結構いろいろ買いだめしているみたい。トイレットペーパー、保存のきく缶詰や加工食品、パンなどの棚がスカスカになっている写真が、ニュースサイトなどに載っていました。

でもマスク不足はないかも。そもそも、マスクをして街を歩いているフィンランド人を見かけたことない💦

火曜日, 3月 03, 2020

2020年2月を振り返る

event_note3月 03, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
本題とは関係ないけれど、新型コロナウイルスに関するフィンランドのおすすめページをリンクしておきます。

これは英語版。

そして、同じサイトのフィンランド語版。

コロナウイルス(COVID-19)についてや、世界・ヨーロッパ・フィンランドの今の状況などが簡潔にまとめられ、必要に応じて随時更新されています。リンクをたどっていくことで必要な情報も得られるので、特にフィンランド在住の方にはおすすめ!



さて、ここからが本題😊 今年の2月の様子です。

2月の気候

この2月は「4度目の11月」なんても言われてました。去年の11月は「1度目」の11月。その後12月(2度目の11月⁈)も、今年になってからの1月(3度目の11月⁈)も2月も、気候的には11月並み。冬が来ないまま、11月がずっと続いてるという感覚…まさに言い得て妙です!

2月にこんな樹霜が見られた日はごくごくまれで、


ほとんど毎日がこんな様相。


我が家界隈で真冬日だったのはひと月中たったの1日のみ!月の最高気温は7.5℃、最低気温は -11.7℃でした。最低気温だけをみると寒そう❄って思われるかもしれないけれど、この時期の月の最低気温としては高めの気温。…ほんと今年は冬がなかった…

最寄りの観測所の月間平均気温もプラス。平年より6度以上高い気温でした。それでも1月の平均気温より1.7℃低かったというのが意外。1月が暖かすぎだったんですね、きっと。

実感としても、観測所の記録を見ても、2月は雨がすごく多かった!最寄りの観測所の2月の降水量は、平年の2.7倍‼ これが全部雪で降っていたらかなりの積雪量だったに違いない! でも全部雨でした。雪かきせずにすんだのはよかったけれど、なんだかなあ…

今年2月の国内での最高気温は9.0℃(オーランド地方)、最低気温は-32.3℃(ソダンキュラ)。

いずれにしてもこの2月は、全国的に見ても平年よりも暖かかったようです。

2月のオモ

1月には元気がなくて心配した日もあったけれど、2月は毎日、特に変わりなく生活できました。

散歩は完全に一日一回に定着。オモが朝出たがらなくなったからなのだけれど、昼間の散歩には喜んででかけます。オモにおやつをくれるご近所さんがおりまして、オモはそれが楽しみらしい。で、そのご近所さんにおやつをもらうと喜んでその先も歩くけれど、ご近所さんが不在だと、その先はあまり歩きたがらない…😕 とにかく歩く距離は、昔と比べるとだいぶ減りました。


目薬は今も毎日与えています。でも、視力はますます弱まってきているみたい。人がどこにいるのか気づかないことが増えてきているので。とはいうものの、物にぶつかるということはほとんどありません。ある程度はそれなりに見えているのだと思います。

飲み薬のほうも毎日飲ませていますが、このところ咳やゼイゼイ声が聞こえることがあって、それが少し気がかり。腫瘍が大きくなってきているのかな…😢

それでも、食欲もあるしお通じもいいし、吠えてまでおねだりする元気も相変わらずです。

2月の自然

2月に撮った写真をいくつか集めてみました。

霜のついているものもあるけれど、あとはなんだか春っぽい。ど真ん中の写真の赤い実は去年の秋に実ったコケモモ。まだ残っていました。


そして、庭に来ていた野鳥の一部。落ち着いてモデルになってくれなくて、なかなかちゃんと写真に撮れません。室内から三重窓越し(つまり3枚のガラス越し)だし…


以前の冬にはほとんど目にすることがなかったマヒワ(写真では上・右側)が、今年はたくさん来ています。この冬、渡り鳥のズアオアトリ(写真では上・左側)はずっと目にしていませんでした。でも、2月のある日庭にやってきた!今年も南に渡らずに残っているアトリがいたのですね。

関連記事

去年の2月は半分以上日本にいましたあれからもう1年経つのね…早いなあ。

一昨年の2月は寒かった…

その1年前はそれほど寒くはなかったけれど、今年と比べたらずっと冬らしい2月だったみたい。


日本はなんか今大変そうですね💦 フィンランドなんかとは違って、温水洗浄便座とか普及しているから、トイレットペーパーの使用量も少なくてすむと思っていたけれど、そんなことないのかな。そういえば、昔は普通に(?)新聞紙を使ってましたよねえ。でもって、くうっけりが通っていた小学校のトイレには、新聞紙どころか紙が一切置いてなかったことも思いだしました。時代のせいというよりも、あれは田舎度のせいだったに違いない…😓

とにかく新型コロナウイルスの影響のあれこれが落ち着ちついて、はやく日常に戻りますように…

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日曜日, 3月 01, 2020

2020年2月を振り返る 〜ニュース編〜

event_note3月 01, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

毎月、フィンランド公共放送Yleの夜8時半のテレビニュース番組でのトップニュースがどのようなものだったのかをまとめています。今回は今年2月のニュース。なお、それぞれのリンク先は、  memo@tapionokuni のサイト(最近はもっぱら、フィンランド語のニュースページ等へのリンクメモ用に活用)の記事です。

新型コロナウイルス

2月はフィンランドでも、新型コロナウイルス関連ニュースがいろいろ報道されていました。直接・間接問わず、コロナウイルスに何らかの関連のあるニュースを日付順に並べてみます。

感染拡大を防ぐため、国際企業らは移動を自粛

感染者が増えたというよりも、感染者を認定する方法が変わった影響だということでしたが…

そして、韓国で感染が拡大しているというニュース

イタリアでは約5000人を隔離

スペインでは、フィンランド人も滞在しているテネリフェ島の観光ホテルを隔離

そんな中、フィンランドでも感染者が確認される

それまでの流れを踏まえた上で、政府が記者会見を開く

29日のうちの7回のトップニュースがコロナウイルスに何らかの関わりのあるものだったということになります。決して少ない数ではないけれど、もしかすると日本では、これどころの数じゃないかもですね。

その他のニュース

7回が…ってことは、22回がコロナウイルス関係以外のニュース。その多くが国内ニュースで、いくつかが国際ニュース。

2月にも労使交渉はあってその関係のトップニュースが4回ほどありましたが、それ以外は、国内・国際ニュースともに、それぞれ内容的に繋がりのない独立したニュースでした。

そんな中から、独断と偏見で3つのニュースを選び、ここにメモしておきます。

ひとつめ…

フィンランドの社会保障制度は、長年の間に改正・補正・追加 etc. が行われ、継ぎ接ぎ状態で分かりにくい。それを根っこから改善しようということのようです。

制度の完成は、今期の政府・国会ではなく来期。ということは、政権が変わることが十分にありえる…それでもこういう計画で作業に着手できるのは、与党・野党に関わらず、政党間の合意・協力体制があるからなのでしょうね、きっと。

ふたつめ…

キャンプにどれだけの難民・移民がいるかを考えると、決して多くの人数ではないけれど、それでも受け入れを決めたことはいいことだと思うのですよ。

ただその後、そう思っているフィンランド人は5人に2人だという聞き取り調査結果を某ニュースサイトで読み、なんだかショックです。

みっつめ…

この時点ではまだ不確かな情報だったのだけれど、その後、国境を開いたことが公式に発表されました。

トルコ内には難民がすでに400万人以上いるそうだし、シリアからトルコに避難しようとする人たちが次々に国境に来ているそうだし、トルコとシリアはもう戦争状態といっていいぐらいなものだし… 難民たちがヨーロッパに逃れたいというのはわかる気がする。

でもヨーロッパ側は、難民が入ってこないように警備を固めているようです。



写真がないのが寂しいので、最後に、今年2月の野生のコケモモの様子。常緑の植物なので冬でも葉っぱが元気なのは普通。でも、2月に新芽がこれだけ大きくなっていることはあまりない。…暖冬なんですよね、やっぱり。


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