まだこの大きさだけれど、これを見てすっかり春の気分💕 昨日は今年初めての蝶も見ましたし。そういえば、サマータイムへの移行ももうすぐです。
さて、世の中がコロナの話題であふれていて、もうみんなおなか一杯になっているのではないかと思いつつ…
フィンランドのコロナ対策が大きく一歩前進したのでここにメモしておきます。
フィンランド南部のウーシマー(参考: ウーシマー県 - Wikipedia )地域が封鎖されることになりました。明日(27日)にはその地域の境界で、警察による検問が始まるみたいです。
ウーシマーはヘルシンキを含み、フィンランド国内では一番人口が多い地域。フィンランド人口の約3分1がそこに集中しています。
現在、新型コロナウイルス感染者も、ほかの地域と比べると格段に多い。それで、ウーシマーの人たちはそこから出ない、ほかの地域の人たちはウーシマーへ入らない…そんな対策がとられることになりました。仕事や特にやむを得ない事情がない限り、地域への出入りは許可されません。
封鎖の理由は、ほかの地域に新型コロナウイルスが広がるスピードを抑えるため。
ウーシマーは人口が多いだけに、多くの患者を受け入れることのできる体制が整っています。でも、地方は必ずしもそうではない。もしそんな地域で急に患者数が増えると対応が難しい。そんなわけでこの封鎖は、ウーシマーから外にウイルスを連れて行かないようにするためなのだそうですよ。
なお、封鎖は4月19日までの予定です。
国内での移動を制限するというのは、人の自由を奪うことでもあります。だから、政府が決めてすぐに実行!ではなくて、法的手続きがいろいろあるみたい。コロナ対策が実際に実行されるまでを流れを見ていると、法に基づいて手順を追っているというのが伝わってくるのです。法治国家ってこういうことなんだ…と地味に感動しています。
ウーシマー封鎖に関するの政府の記者会見の動画を置いておきます。中身はわからなくても、日本とは全く違うであろう雰囲気が伝わるかも、と思ったので。(この動画、最初はフィンランドの紋章が見えるだけですが、40秒すぎあたりで会見の画面になります)
封鎖なんていうとびっくりしちゃうけど、中央ヨーロッパなどに比べると、フィンランドの制限は全体的にゆるいと思います。健康で70歳未満なら自由に外出できますから。
一方で、フィンランドでも学校・公共施設などは閉鎖されているし、近々レストランや喫茶店も閉まる気配。そういうところは他のヨーロッパの国と同じレベルかもしれません。
あ、そういえば、スウェーデンは「我が道」を進んでいるそうですよ。学校もレストランも喫茶店もスキー場も通常通り開いてるとか。コロナウィルス感染拡大予防のための対策はなされているものの、なるべく普通に世の中を回していく方針みたいです。
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