毎月、フィンランド公共放送Yleの夜8時半のテレビニュース番組でのトップニュースがどのようなものだったのかをまとめています。今回は今年2月のニュース。なお、それぞれのリンク先は、 memo@tapionokuni のサイト(最近はもっぱら、フィンランド語のニュースページ等へのリンクメモ用に活用)の記事です。
新型コロナウイルス
2月はフィンランドでも、新型コロナウイルス関連ニュースがいろいろ報道されていました。直接・間接問わず、コロナウイルスに何らかの関連のあるニュースを日付順に並べてみます。感染拡大を防ぐため、国際企業らは移動を自粛
感染者が増えたというよりも、感染者を認定する方法が変わった影響だということでしたが…
そして、韓国で感染が拡大しているというニュース
イタリアでは約5000人を隔離
スペインでは、フィンランド人も滞在しているテネリフェ島の観光ホテルを隔離
そんな中、フィンランドでも感染者が確認される
それまでの流れを踏まえた上で、政府が記者会見を開く
29日のうちの7回のトップニュースがコロナウイルスに何らかの関わりのあるものだったということになります。決して少ない数ではないけれど、もしかすると日本では、これどころの数じゃないかもですね。
その他のニュース
7回が…ってことは、22回がコロナウイルス関係以外のニュース。その多くが国内ニュースで、いくつかが国際ニュース。
2月にも労使交渉はあってその関係のトップニュースが4回ほどありましたが、それ以外は、国内・国際ニュースともに、それぞれ内容的に繋がりのない独立したニュースでした。
そんな中から、独断と偏見で3つのニュースを選び、ここにメモしておきます。
ひとつめ…
フィンランドの社会保障制度は、長年の間に改正・補正・追加 etc. が行われ、継ぎ接ぎ状態で分かりにくい。それを根っこから改善しようということのようです。
制度の完成は、今期の政府・国会ではなく来期。ということは、政権が変わることが十分にありえる…それでもこういう計画で作業に着手できるのは、与党・野党に関わらず、政党間の合意・協力体制があるからなのでしょうね、きっと。
ふたつめ…
キャンプにどれだけの難民・移民がいるかを考えると、決して多くの人数ではないけれど、それでも受け入れを決めたことはいいことだと思うのですよ。
ただその後、そう思っているフィンランド人は5人に2人だという聞き取り調査結果を某ニュースサイトで読み、なんだかショックです。
みっつめ…
この時点ではまだ不確かな情報だったのだけれど、その後、国境を開いたことが公式に発表されました。
トルコ内には難民がすでに400万人以上いるそうだし、シリアからトルコに避難しようとする人たちが次々に国境に来ているそうだし、トルコとシリアはもう戦争状態といっていいぐらいなものだし… 難民たちがヨーロッパに逃れたいというのはわかる気がする。
でもヨーロッパ側は、難民が入ってこないように警備を固めているようです。
写真がないのが寂しいので、最後に、今年2月の野生のコケモモの様子。常緑の植物なので冬でも葉っぱが元気なのは普通。でも、2月に新芽がこれだけ大きくなっていることはあまりない。…暖冬なんですよね、やっぱり。
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