ナナカマドがなんとなく好きで、今年はたくさん花が咲いたと喜んでいます。実もたくさん成るかなあ。
こちら、散歩の途中でいつも目にするナナカマドの木です。
この辺の道端には、たくさんの雑草だけでなく、たくさんの雑木が生えているので、散歩中にもこうして、ナナカマドの花を楽しめるわけです。
アップです。
これも、バラ科の花なんですね。
さて、一言にナナカマドといっても、種類はいろいろあります。
こちらは、別の種類のナナカマド。
花だけだとちょっとわかりにくいですが、葉っぱの形がこの辺りに生えている普通のナナカマド(セイヨウナナカマド)とは違うので、くうっけりにもはっきり区別がつきます。スウェーデンに多いのかどうか、その辺は知りませんが、フィンランド語では ruotsinpihlaja (「スウェーデンナナカマド」という意味)と名づけられています。
普通のナナカマドも素敵ですが、このナナカマドもなかなかきれいなのですよ。で先日、知り合いから、雑木林の一角に生えているから取っていってもいいよ、と言われまして、うちの庭にも植えようと、早速いただいてきました。
まだ、ちびっこです。
何年後に花が咲くかなあ…
もうひとつ、ちょっと変わったナナカマドです。
これは、普通のナナカマドを、もっと甘い実が成るように改良した品種です。そんなわけで、野生ではなく、夫が実家から持ってきて植えたもの。フィンランド語では通称 makeapihlaja (「甘いナナカマド」という意味)とよばれています。とはいってもね、そんな甘いわけではありません。
くうっけりにとって、ナナカマドの実はもともと、そのまま口に入れて「おいしい」って思える代物ではないので、makeapihlaja といえども、やっぱりおいしいとは思えないのです。なんらかに加工して食べるといいのでしょうが、実は今まで、ナナカマドの実を有効利用したことはありません。でも、小鳥たちが毎年全部、消費してくれます。
そうそう、我が家には、「ナナカマドの実が大好き」って子が一人、いや一匹います。オモです。
オモがまだ小さくて、庭で自由にさせても、くうっけりからはほとんど離れることがなかった、そんな頃の話。
ある日突然、オモが視界から消えたんです。あせって庭を探したら、オモは、裏庭のナナカマドの木の下で、地面に落ちていたナナカマドの実を夢中になって食べていたのでした。そんなにおいしかったんでしょうか?