(フィンランドでは、ベリーを摘んだりキノコ狩りをするのには、森林所有者の許可は必要ありませんが、今回みたいに植物を根っこごと取る時には、その森林の所有者の許可が必須です)
この植物、フィンランド語では sianpuolukka…「ブタのコケモモ」です。
コケモモに似た赤い実は、毒はないけれど粉っぽくておいしくないそうです。そんなまずいのはブタぐらいしか食べないよ…ってことでつけられた名前でしょうかね?
うちの庭には野草は多いのだけれど、クマコケモモは生えていません。クマコケモモって珍しい植物ではないはずなんですけど。単に、生育に適切な土地ではないからなのかな。
でも、庭の一角がクマコケモモで覆われたら素敵かも…
そう思うようになったのは、しばらく前近くの小山を散歩中に、こんなクマコケモモを見たからです。
ちょっと見にくい写真ですが、岩の上から写真のほぼ中央に渡って見える緑が、全部クマコケモモなんです。
クマコケモモは根っこごと掘り出せば、簡単に移植できるだろうと思ったのですが…
根っこごと掘り出すってことが、実はとっても困難な植物でした。
地面に這いつくばったように生えているということは知っていましたが、あんなにも長く茎(根?)が伸びているとは。
この写真にもその一部は写っていますが
茎(根?)はずっとずっと長く、1m以上何っていうのがざら。そして結局、根っこの先端までは取れずに、全部途中で切れてしまったのでした。
そんなわけで、ちゃんと根付くかどうか分かりませんが、とりあえず植えました。