でもとうとうこの夏、スマホに移行。ずっと使っていた通信キャリアの料金プランが変わってしまったので、それにつられた形です。キャリアの意向にまんまとはまったともいえますな。
…そう考えるとちょっとくやしいけれど、スマホって確かに便利ですねえ。
スマホを使い始めてから、森林散策になかなか便利なアプリがある、ということにも気付きましたので、今回はその話です。もっともこれ、フィンランド国内限定の話になります。ごめんなさい。
普通の地図アプリだと周囲の様子がよく分からない
地図アプリってありますよね。街なかを散策するときとか、目的地にたどり着きたいときにはとっても便利。ただ一般の地図(ここではGoogleマップを例として使ってみました)は、道路も建物もないような森林のど真ん中だと、自分のいる場所の周りの様子がよく分かりません。極端な例だと、こんな風にしか見えない。
地図を縮小すれば、近くの道路がどこにあり、自分が大体どの位置にいるのかわかりますし、どの方向に歩いているかも分かるので、これはこれで便利なんですけどね。
RainManというアプリ
フィンランドの気象庁 Ilmatieteen laitos (ホームページ:Etusivu - Ilmatieteen laitos)から、RainMan (アプリのウェブページ:RainMan - Ilmatieteen laitos)という無料アプリが提供されています。おそらく本来は、降水量だとか風だとか雲の様子だとか…を見るためのアプリです。
このアプリが土台に使っているのは、Maanmittauslaitos(日本の国土地理院みたいなもの?)の5万分の1の地形図らしい。
実際、地図をどんどん拡大していくと、こののっぺりとした地図が、ある時点で地形図へと変わるんです。そしてそれが、このアプリを紹介したかった最大の理由です。
さらに、アプリ画面上の一番左のボタンをタッチすると、現在地も表示してくれます。
例えばこれは、先週末にくうっけりがうろうろしていたあたり。青い小さな丸い点が、その時くうっけりがいた場所です。
自分の位置を地形図と合わせて確認できると、より土地勘がつかみやすくて、助かります。キノコ狩りの時には、どの辺を歩いたほうがいいのかの目安にもなり、とても便利なんですよ。
あ、このアプリ、時折クラッシュします。でも、そんなものだと思っておけば、たいして気にはなりません。
それと、くうっけりが使っているのは iPhoneです。他の機種でこのアプリを使ったことはありません。
ダウンロードは
最後に、RainManのダウンロードができるページをリンクしておきますね。
RainMan – Windows-sovellukset Microsoft Storessa
地図アプリは他にもいろいろあります
RainManアプリの地図が使えると気付いてから、くうっけりはもっぱらこのアプリを使っています。もともと地図アプリではないので、単純で余分な機能がない、というのがこのアプリを愛用している理由です。
くうっけりには不親切なアプリのほうがいいのですよ。方向音痴を少しでも矯正したいと思っているので。コンパスやナビゲーションの機能がなければ、まわりの様子と地形図をてらしあわせて、どちらの方向に歩いてくべきか自分で判断することになりますからね。くうっけりにはいい訓練です。
でも、どういう機能が必要かというのは人それぞれ。
もっと大きい縮尺の地形図がいいとか、歩く速度を知りたいとか、ナビゲーション機能がほしいとか、自分が歩いたコースを知りたいだとか…
App Storeだったら、例えば maastokartta で検索すると、地形図を利用した地図アプリが見つかります。そんな中から、自分の必要に応じたアプリを選ぶのがいいのかな、と思います。