普通の家だと1年に1回、コテージだと3年に1回は、煙突掃除夫さんに掃除してもらわなければいけません。
そんなわけで、今年も煙突掃除夫さんが来てくれました。一昨日のことです。
お国によっては、屋根に上らず下から掃除するというところもあるそうですが、フィンランドでは屋根から道具を使って煙突にたまった煤を落とします。
屋根の上に立つ掃除夫さんです。
掃除夫さんが手にしているのが煙突を掃除する道具で、長いコードの先に、ウニをつぶしたような(?)金属のブラシがついています。
煙突を掃除した後は、部屋の中の暖炉から、煙突から落とした煤やら灰やらをかき出して作業終了です。
毎回感心するのですが、今回もとっても手際良く、暖炉の回りも汚すことなく作業してくれました。
サウナがあれば、そちらの煙突も掃除してもらわなければいけないのですが、うちにはサウナがありませんので、この煙突一箇所のみの掃除。
ちなみに作業のお値段は35€でした。煙突の数が増えると、もちろんお値段も変わります。
サウナがあれば、そちらの煙突も掃除してもらわなければいけないのですが、うちにはサウナがありませんので、この煙突一箇所のみの掃除。
ちなみに作業のお値段は35€でした。煙突の数が増えると、もちろんお値段も変わります。
地域によって違いがあるかもしれませんが、少なくともくうっけりの住んでいる地域では、この地域を担当する煙突掃除夫さんというのが決まっています。ですから、年に1回会うだけ、といっても、それなりに顔見知りです。作業中、おしゃべりにものってくれます。
煙突掃除夫という職業は、くうっけりにとってはいまだになんとなく珍しい存在なので、いろいろ仕事の話を聞くのが面白いのです。
煙突掃除の専門書はイギリスのものが中心だけれど、ヨーロッパの煙突掃除夫さんたちの会合なんかは、ドイツが中心で、道具もドイツからの輸入品だとか、フィンランドの最初の煙突掃除夫さんたち(←100年あまり前の話)は、ロシアで技術を学んできたのだとか、イギリスではその昔、浮浪児とかを煙突の中に入らせて煙突掃除をさせていたこともあり、20世紀の後半になってからでも時々、煙突の中から干からびた子供の死体が見つかることがあったんだとか…
今年も煙突掃除夫さんは、興味深い話をたくさんしてくれたのでした。