夫と帰国したとき、実家の庭に生えていたイチジクの実が、ちょうど熟していたのでした。その時、夫は生のイチジクを初めて食べたのですよ。もともと果物大好きな夫のこと、イチジクをたいそう気に入り、フィンランドではイチジクが育たないのをすごく残念がっていました。
3年ほど前、フィンランドの園芸店でイチジクの木を見つけたと、夫が喜んで購入してきました。鉢植えのものです。イチジクは、フィンランドの露地では冬越しできません。厳しい冬の間、屋内等に避難させることができるように、鉢植えで売られてたようです。
我が家にやってきたイチジクは、最初の年は実をつけました。というか、買ってきた時には、すでに小さな実がついてたのです。その年はそれらがちゃんと熟して、収穫できました。でもその後は、実を一度もつけていません。
冬越しのさせ方がよくないのかなあ。冬の間、地下室に避難させておくのですが、年ごとに元気がなくなっていく気がするのですよ。今年は葉っぱも矮小化してしてたし。
秋になり葉も色づいてきたころの、今年のイチジクの姿です。
そして今の姿。葉はもうすっかり散りました。
まんなかにまっすぐ立っているのは、幹を支えている棒。購入したときのままにしています。でも、幹は購入時よりもずっと短い。去年の春、てっぺんのほうが枯れてしまっていたので、その部分を切り取ったからです。
枝の先を見ると、来年の準備もすでにできているようですが、
ちゃんと冬越しさせられるかどうか、心配です。