フィンランドでの日常生活を綴っています。

水曜日, 10月 19, 2016

ヒューズが切れたと思ったらブレーカーが落ちていたという話

event_note10月 19, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
いつものようにアイロンがけを始めたら……

もう熱くなっているはずのアイロンが、いまいち熱くなかったのです。どうやら、そのアイロンは、一度温まり始めたものの、途中で電源が切れてしまった模様。

アイロンが壊れたのか?とあせりました。でも、そのコンセントに他の電気器具を差し込んで確かめてみると、それも全く作動しません。問題はアイロンのほうではなくコンセントのほうらしい。

さらに確認していくと、そのコンセントと同じ回路の電気は、一切使えないということに気づきました。

そこで、その回路のヒューズが切れたのに違いないと思いまして、分電盤を確認したのです。


うちの分電盤には、こんなぼこぼこしたものが並んでいます。



これはフィンランドでも古いタイプのもの。我が家は、優に築50年以上になる家なので。

いずれにしても、うちにある分電盤のそれぞれのぼこぼこの中には、こんなヒューズが取り付けられています。


ヒューズが切れると、普通は金属個所の中央にある銅色の部分が飛び出します。だから、どのヒューズが切れているのかというのはすぐにわかるはずなのですが……

今回はわからなかったんですよ。

それでも、一部のヒューズを新しいものに取り換えればどうにかなるんじゃないかと、いろいろ試してはみました。でも、相変わらず電気は流れない。

しょうがない。自分でどうにかするのはあきらめて、電気工に修理をお願いすべきかと思っていたところ……


エアコンにも電気が入ってないって夫が言うのですよ。

エアコンは家の外につなげた回路から電源を取っているので、屋内の回路とは別物のはず。なのに、エアコンも切れているということは……


そこで思い出したのが、漏電ブレーカーの存在です。

フィンランドでも、今どきの家だったら、家じゅうのほぼすべての回路が漏電ブレーカーにつなげられていると思います。でも、うちの場合、そもそもここに引っ越してきた時には漏電ブレーカーはなかったのですよ。

でもその後、少し改築をして電気配線を増やしたときに、電気工さんが、屋外の回路と浴室の回路に、漏電ブレーカを取り付けてくれたのでした。

ちなみに、電流が切れていたコンセントは、浴室の電燈と同じ回路。


野外の回路も浴室の回路も使えない……そこでやっと、漏電ブレーカーが落ちたのということに気づいたのです。で、ブレーカーを上げたら問題はすぐ解決しましたよ。


うちの漏電ブレーカーはこれなんですけどね、


これが落ちれば、この写真でONになっている部分がOFFになるわけです。だから、すぐ気づくはず。

でも、最初に「ヒューズが切れた」と思いこんでしまっていたものだから、ここに目がいかなかったのですね。


ドジな話です。せめてもの救いは、電気工に電話する前に気付いたということでしょうか。

0 comments:

コメントを投稿