フィンランドでの日常生活を綴っています。

月曜日, 4月 08, 2019

国営放送のトップニュース ~2019年第14週~

event_note4月 08, 2019 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
寒の戻り… 雪も少し降りました。


せっかく春めいてきていたのに😢

さて、恒例の国営放送トップニュース集。今回は2019年第14週(4月1日〜7日)のニュースです。

【日】は、NHKの夜7時のラジオニュースでのトップニュース、【芬】のほうは、フィンランド国営放送 Yle の夜8時半のテレビニュース番組でトップニュースだった事項です。

2019年4月1日(月)


【芬】テロ組織の活動資金 フィンランドからも

テロ組織の活動のための資金が、フィンランドからも流出しているといいます。脱税によって得た資金だったり、贈与だったり、返すつもりもないのにローン会社からお金を借り入れたり… それぞれの金額はさほど大きくはないということですし、フィンランドから流れる資金自体も、膨大ものではないらしいけれど。

2019年4月2日(火)


【芬】大多数の国会議員立候補者は、憎悪言論に関して刑法への明記を支持

ソーシャルメディアの影響もあるのでしょうか。フィンランドでも増悪言論(ヘイトスピーチ)が問題になっています。最悪の場合、法治国家の原則が崩れることも。国会議員候補者たちにの多くは、増悪言論に法的な対応ができるよう、刑法へ明記すべきだと考えているそう。

2019年4月3日(水)


【芬】警察のテロ捜査の対象となっていたケースを国営放送 Yle が調査

フィンランド国営放送 Yle が報道している番組の一つに「A-studio」というものがあります。ドラマじゃないですよ。A は ajankohtaisohjelma(時事番組)の略だそうです。

いずれにしても、このニュースのもとになっているのは、その番組で調査・報道されたこと。いくつかの警察のテロ捜査のうち、いままで公にされていなかったものも2件あったということです。

2019年4月4日(木)


【芬】ジハード主義的な活動がフィンランドでも増加

他のヨーロッパ諸国と比べれば少ないとはいうものの、フィンランドでもジハード主義に傾倒する人たちが2010年代になって増加しているといいます。特に目に留まるのが、ジハード主義に関心を持つ女性が増えているということなのだそう。

2019年4月5日(金)


【芬】次期政府の樹立には困難が伴う?

国会議員選挙までほぼ1週間。現在の世論調査を見る限り、次期政府の樹立には困難が伴いそうだといいます。フィンランドでは一番支持率の高い政党でも約20%。そして支持率10%台が4党。そのうち、2番目に支持率が高い政党と3番目に高い政党は、支持率にほとんど差がない。

国会で過半数を占める連立与党の樹立は難しいかもっていう話です。

2019年4月6日(土)


【芬】選挙活動終盤

国会議員選挙の投票日まで残り1週間。選挙運動も終盤ということで、それぞれの選挙区での選挙活動の様子が報道されていました。

選挙運動っていっても、選挙カーとか街頭演説とかはないですよ。

マーケット広場などにそれぞれの政党がテントをはって、そこで人々に宣伝したり投票者たちと話をしたりするんですよ。ちょっとしたマーケットデーっぽい雰囲気みたい。

2019年4月7日(日)


【芬】エストニアの新内閣樹立交渉での意外な展開 - 選挙での第一党は野党になるもよう

エストニアでは一か月前に国勢選挙がありました。その後、新内閣樹立交渉が進められてきたわけですが、選挙で最多席を獲得した政党がどうも野党になりそうだ、というのがこの日のニュース。

ところで、エストニアのニュースって日本にはほとんど入らないのでしょうか? このニュースに関する日本語のページがないものかと検索してみたら、ぜんぜん見つからない。出てくるのは、インターネット投票とか、もと大関が繰り上げ当選という話ぐらい💦

遠い小国のことなんて、まあそんなものなのかな。

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2 comments:

karamatsu さんのコメント...
エストニアって、単独の国の名前としては新しい?
ん?、バルト3国の一つ?
という程度にしか知識がない。

名前は知ってても、取り付くきっかけがないから関心が薄いです、私に場合。

スカンジナビアはんとうのくにぐには、個々に関心があった訳ではないけど、幸い、くうっけりさんを知ったことで、いろんな風に目や耳に入ってきます。

遠くの国々やそこに住む人たちのことって、ほんとに何か一つでも取っ掛かりがないと耳目を寄せられないものですよね。

逆もまた真で、極東の小さな島国への関心も、やはり何かのきっかけを持った人に関心から、少しづつ広がるのでしょうね。

そういう意味では、ニュースの比較もそうですし、小さな関わりでも結べるインターネットの存在は、世界を狭く近くして、人の関心も向けられやすい時代なのが嬉しいと思ってます。
Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...
そういえばしばらく前に、どっかのテレビ局の番組で、地図で提示したバルト三国の名前が入れ替わっていたそうで、エストニアの大使館につっこまれてました ^^
まあ、遠く離れた小国なんて、そんなもんですよね。

日本のニュースは、フィンランドにはそれなりに入るけれど、例えばモンゴルなんかのニュースを耳にすることはないし、近いにもかかわらず、ノルウェーのニュースはめったに入らなかったり…

世界全部の国のことを知るわけにはいかないから、どうしても偏りますよね。興味を持ち始めると、その国の話題が今まで以上に目についたりもして。

私もインターネットにはすごくお世話になっています。遠くにいながら、日本の様子を知ることができるし、織りの情報なんかも手に入るし、人とのつながることもできるし。

個人的に一番ありがたいと思っているのが、こうして日本語を使えるということ! フィンランドに来たばかりの頃と比べると、今はほんとにいい時代になったと思います。
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