さて、国営放送トップニュース集。今回は2019年第16週(4月15日〜21日)のニュースです。
なお、【日】は、NHKの夜7時のラジオニュースでのトップニュース、【芬】のほうは、フィンランド国営放送 Yle の夜8時半のテレビニュース番組でのトップニュースです。
2019年4月15日(月)
【日】 ドコモ 通信料金と端末代金を分離 6月から新料金プラン | NHKニュースフィンランドは端末と通信料金が分離しているのが主流なのだけれど、お国によって携帯プランも違うものなのね…。日本に住んでいたのは、まだガラケーさえもなかった時代。だから、日本の携帯電話事情をよくわかっておりませぬ💦
【芬】選挙で最多数の議席を獲得した社会民主党と2番目に多くの議席を獲得した真のフィンランド人党の連立政権は非現実的
社会民主党が獲得した議席数が40。国会議員数は200名。最多数の議席を持つ政党でも、単独政権は難しいわけです。複数の政党による連立政権となるのは明らか。
どれらの政党が与党になるかというのは、今後、内閣樹立交渉次第。ただこのニュースでは、社会民主党と真のフィンランド人党がともに与党になることはあり得ないって言っているわけです。
そりゃあそうでしょう。この2つの政党、全然価値観が違いそうですもん。
2019年4月16日(火)
火山国、日本ならではのニュースですよね。フィンランドには火山がないから、こんなニュースを聞くことはない…
【芬】中央党のユハ・シピラ党首が、党首を継続しないことを表明
先日の選挙で多くの議席を失ったのが中央党。その党首であり首相を務めるユハ・シピラが、今期で党首を辞任することを表明しました。
今まで第一党だった中央党が今回の選挙では議席数4番目。議席は18減っています。200人定員の国会でこの数…大きいですよね。
巷には、中央党とともに与党であった国民連合党の押した政策が国民に不評だったのに、中央党が第一党だったために、国民連合党の代わりに不評をかったという噂も。ちなみに国民連合党の方は議席数が減っていません。むしろ一議席増えています。
2019年4月17日(水)
【日】ノートルダム大聖堂火災
このニュースは、フィンランドでも報道されていました。トップニュースではなかったけれど。
【芬】財団法人Sitra( Finnish Innovation Fund)税システム改革の提案: 排ガス等に税を 所得税は軽減
あくまで提案です。今後の税制改革等については、新内閣が取り組んでいくことになります。まだ新内閣樹立交渉も始まっていない段階ですが、この提案は、税改革のアイデアの一つとして好意的に受け取られているようです。
最近、環境問題って結構話題になっているんですよ。そのことも背景にあるのでしょう。
あくまで提案です。今後の税制改革等については、新内閣が取り組んでいくことになります。まだ新内閣樹立交渉も始まっていない段階ですが、この提案は、税改革のアイデアの一つとして好意的に受け取られているようです。
最近、環境問題って結構話題になっているんですよ。そのことも背景にあるのでしょう。
2019年4月18日(木)
北朝鮮に関するニュースはフィンランドでも時々報道されます。でも、日本ほどではありません。フィンランドから見ると北朝鮮って遠いからなあ。
【芬】各政党 欧州議会議員選挙の立候補者を公表
国会議員選挙が一段落ついたばかりですが、5月に再び選挙があります。欧州議会議員選挙です。フィンランドでは投票日が5月26日。
選挙がちょっとくっつきすぎって気もしますが、仕方ないですね。
2019年4月19日(金)
【日】 87歳運転の車が歩行者次々にはねる 母娘死亡 8人けが | NHKニュース高齢者による自動車事故が問題になって久しいけれど、それについての対策というのはほとんどされていないのでしょうか?こういう事故があるのは、ほんとに残念でなりません。
【芬】北アイルランドで若年記者が撃たれ死亡
この日は聖金曜日でした。北アイルランドの和平合意が21年前の聖金曜日だったそうで…和平の記念日であるはずの日にこんな事件というのは悲しい。
ところで、このTVニュースでは死亡された方を「若い記者」と報道していました。
インターネット上には「女性記者」と報道しているニュース記事もありますが、フィンランド語のニュースサイトではそれほど多くない。
でも、日本語のニュースサイトだと、多くのページで「女性記者」と書かれているようです。そこがとっても日本っぽい。記者が男性だったとしたら「記者」であって「男性記者」とは書かれないでしょうね、きっと。
2019年4月20日(土)
【芬】選挙の候補者の指名に関する規則が政党に求められる
うまく日本語にできなかったのだけれど…
国会議員選挙で当選していながら、欧州議会議員選挙の立候補者でもあるという議員さんたちがいます。
投票者は「この人に国会議員になってもらおう」と思って投票しますよね。で、その人が当選したとします。ところが、その当選者は欧州議会議員選挙にも立候補している。もし、その人が欧州議会議員として当選すれば、欧州議会議員になっちゃうわけですよ。そして国会議員の席は他の人に譲られる。
そういうのって、投票者の利益や意向に背いてるんじゃない?両方の選挙ともに立候補するってちょっと問題あるんじゃない? ってことらしい。
特に今回は、国会議員選挙と欧州議会議員選挙が近いので、国会議員と欧州議会議員の「ダブル立候補」という状況が目立つのでしょう。
フィンランドでは任期の途中でより良いよその職に移っちゃう議員さんっていうのもそれなりにいるので、「ダブル立候補」を問題にするなら、議員さんの途中転職?!も問題にしなきゃいけない気がする…
2019年4月21日(日)
【芬】スリランカで カトリック教会とホテルを狙った連続爆発テロ
この日のトップニュースは、日本もフィンランドも同じでした。
ただ、スリランカには日本人も多いからでしょうね。日本のニュースでは日本人の安否についても報道されていましたが、フィンランドのニュースでは、現地の様子が中心でした。
にほんブログ村