フィンランドでの日常生活を綴っています。

木曜日, 4月 02, 2020

2020年3月を振り返る 〜ニュース編〜

event_note4月 02, 2020 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
いつも見ているニュース番組(フィンランド公共放送Yleの夜8時半のニュース)の3月のトップニュースは、コロナに始まりコロナに終わりました。(それぞれのリンク先は memo@tapionokuniです)

新型コロナウイルス

この時点ではまだ、感染者は多くありません。ただ、この日感染が確認された3名の内の1人が学齢児。そのため、その子のクラスメートやスポーツクラブのメンバーら130名が自宅隔離に。

フィンランドで確認された新型コロナウイルス感染者数は、この日までで合計7名。

このときはまだ、1日で確認される新型コロナウイルス数は一桁。

感染者が徐々に増加。感染者が確認されたため、大事をとって学校閉鎖に踏み切る学校も。

この日に感染が確認されたのは10名。それを含めてのこの日までの累計が33名。学校・学級閉鎖の影響を受けている児童生徒は全部で700名あまり。

そんな中、WHOがパンデミック宣言。

この日は、政府の記者会見で、500人以上が参加する催し物は控えるようにとのお達し。トイレットペーパーの買いあさりがフィンランドで始まったのは、たしかこの後じゃなかったかしら…

平時の政府の権限は限られているので…

人口が多い首都圏界隈では、感染者がさらに増えることを見越して、組織編成も進められていきます。この時点での感染者数は、累計で223名。

各地の大学病院では、重症患者を受け入れるための準備が進みます。

この日の政府の記者会見では…

ヨーロッパでも多くの国が国境を閉鎖する中、フィンランドでも…

この日は、学校や保育園をテーマとした政府の記者会見が開かれました。

フィンランドでの感染者数は他の国よりもまだ少ないだけに、注意を真摯に受け取らない人も多い。それで、政府も改めて、人とのコンタクトをさけるよう促すしていました。

ウイルス対策と並行して進められているのが経済対策です。この日の政府の会見では…

そしてとうとうこの日、どんなに対策を施しても避けられない現実が…

暗いニュースが続くイタリアで僅かな光。でもこの日の死亡者数も600人以上…

フィンランドでのコロナ対策は更に進められていきます。

非常事態であっても、様々な対策は法に基づいて進められます。最終的な決定権があるのはあくまでも国会です。

フィンランド国内の中でも、一番人口の多いウーシマーの封鎖に向けた準備が政府内で進められていきます。

封鎖のための人員の準備も進められていきます。

ウーシマー封鎖は、国会可決を待って実行に移されます。この日のニュースの時点では、まだ採決までは進んでいない状態。
結局この日の夜遅くに国会で可決され、その後すぐ、28日の午前0時に封鎖が始まりました。

フィンランドのラップランド地方には、国境を超えてスウェーデンに勤務する人たちが多くいます。そんな中…

感染予防のためのいくつかの対策は、4月中旬までが期限でした。でも…

以前設けられた期限の多くは延長されることになりました。

4月4日から5月末まで、レストラン等は閉鎖することになりました。営業できるのはテイクアウトのみ。


月始めには、まさかここまで事が進むとは予想していませんでした。でもこれらの対策の結果、今のところはフィンランドでの感染のスピードが抑えられているといいます。

その他のニュース

31のトップニュースのうち、新型コロナウイルス関連以外のものは5つのみ。その中の一部を挙げておきます。

3月のはじめは、トルコが国境を開いたことでギリシャに入ろうとする難民が急増し、問題になっていました。




ロシアでは、プーチンさんの任期がこれからもしばらく続きそうな気配…



月の中旬以降はコロナ関連ニュースに押されて、トルコからの難民に関するニュースも、シリア内戦に関するニュースもほとんど目にしません。今、どんな状況なんだろう?



ところで下の写真は、日々のニュースのメモに使っているサイト memo@tapionokuni のアーカイブページ画面( memo@tapionokuni: アーカイブ )です。


公共放送のニュースサイトのページにリンクを貼ってあるので、リンク先の写真がこうして勝手に現れるのですよ。それぞれの写真が記事の内容を直接表すとも限らないけれど、その月に話題になっていたことがなんとなくわかって便利です。

脱線しますが、最後にちょっと別な話題を。

上の写真の中にも写っているマリン首相は、最近、英国版と米国版の「VOGUE」に取材を受けたそう。米国版の方に記事が載るのはまだ先ですが、英国版の方は British Vogue のサイトで読むことができます。
該当ページはここ→Sanna Marin, The Youngest Female Prime Minister In The World, Talks Sexism, Imposter Syndrome, and Sustainability | British Vogue

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