師走ですね。
フィンランドも北の方では、太陽が地平線上に昇らない時期。北極圏以南では、もちろん昇るのですが、この時期は、空が厚い雲に覆われていることがほとんどで、とにかく暗い!!
さらに、日が昇るといっても、冬至を間近に控えたこの時期の、この地域の日の出は午前9時すぎ、そして日の入りは午後3時半ごろですから、太陽が顔を出してくれたにしても、日はとても短いのですよ。
さて、そんな暗い日々の中、夫が再びおやつを焼いてくれました。フィンランド語で joulutorttu と言われるものです。日本語では、クリスマスパイ…かな?
夫作、ということで、形はいまいちですが…
もっとも、くうっけりが作ったとしても、そんなにきれいにできません。「joulutorttu」 とか「クリスマスパイ フィンランド」などで、画像検索すると、もっとず~っと素敵な joulutorttu の写真を見ることができますので、興味のある方は検索してみてください。
夫が焼いてくれた、といっても、それほど手間暇をかけてというわけではありません。店頭には、クリスマスパイのための冷凍生地、そしてプラムのジャムが並んでおりまして、それらを使えば、実は、あっという間にできる一品です。
この形は多分、フィンランドでは星に見立てられているのだと思います。だからクリスマスパイとして、クリスマスの時期にコーヒーのおともとして、テーブルにのるんじゃないかと。
でも、日本人のくうっけりは、風車を連想してしまいます。
そういえば、去年話題になったことなのですが…
スウェーデン人が何を連想したかというと、ナチス・ドイツの紋章。
「フィンランドの伝統菓子にむかって失礼な!!」と、文句を言ったフィンランド人勢もいたようですが、多くは、「あいつらはスウェーデン人だからね。また変なこと言ってるよ。スウェーデン人って変な奴らだから…」と、スウェーデン人たちをコケにできることを喜んでいるように見受けられたのでした。何しろフィンランド人、何かしらコケにできることを見つけては、スウェーデン人たちを笑うのが大好きらしいですから。
散歩にて
5 時間前