ジャムはほとんど作りません。というのも、我が家ではジャムを使う機会がほとんどないんです。ちなみに、フィンランド人の多くは、パンにジャムをつけて食べるということをしません。
さて、今回は保存用のジュース作りをご紹介します。
まず鍋なんですが、こちらではジュース作り用の鍋というのが市販されています。
鍋は3段になっております。まずは、一番下の部分を設置したところです。水をたっぷり入れています。途中で水がすべて蒸発してしまったら大変ですので。
次の段です。中央には、下からの蒸気が上がるための穴があります。この段には、ベリーから出てきたジュースがたまります。写真には見えませんが、この段から管が出ています。
次の写真だと、雰囲気がわかりやすいかしら。
そして一番上の段です。基本的に蒸し器ですよね。ちなみに、中段を使わなければ、普通に蒸し器として使えるお鍋です。ここにベリーを入れます。
くうっけりは、保存用のベリージュースを作るときには、9リットルのベリー(上段の容量が9リットル)に約800gほどの砂糖を入れます。ベリーと砂糖をサンドイッチ状態にして鍋に入れていきます。
このあと、蓋を熱します。しばらくすると鍋の中央の段にジュースがたまり、管を通して取り出すことができるようになります。
最初に出てきたジュースは一度ベリーの上からざっとかけまわします。
その後少し待ってから、オーブンで100度に熱した瓶に、管から直接ジュースを入れます。瓶の口までジュースを入れたら、熱湯でぐつぐつさせたゴム栓で栓をします。
とまあ、そんな感じで、くうっけりの場合は約3リットルほど保存用のジュースをとり、残りは、保存せずに、さっさと使うようにしています。この方式だと、後に出てきたジュースは糖分が少ない=長期保存にはあまり向きそうにない…そんな理由です。
保存用のジュースは地下室に保存しています。砂糖を使いたくない方々は、冷凍用のプラスチック容器に入れて冷凍したりもしているようです。まあ、人それぞれということで、今回はあくまでくうっけり家方式のご紹介でした。
さて、ジュースを取った後のベリーはどんなかといいますと…
お鍋にいっぱいだったのが、だいぶぺちゃんこになっています。これらも何かに利用しようと思えばできないこともなさそうですが、我が家ではコンポスト行きです。
そういえば、とある知人がその昔飼っていた羊たちの話をしてくれたことがあります。
その羊たち、ある日なんと酔っぱらっていたそうなのですよ。庭の片隅に捨ててあった、ジュース作りに使ったべりーが自然発酵したのを、羊たちが喜んで食べてたそうで…
砂糖とベリーですもんね。確かにアルコールができそうな気がしますわ。
羊さんたちの中にも呑兵衛さんがいるのかな??