そのネズの木、高さは5mぐらいかな。どんなに邪魔でも、木全体を切り倒すのにはあまりにも勿体ないほどに大きい。
すくっと一本の幹が立っているわけではなく、株状に生えている木です。そこで、邪魔になる部分だけを切ることにしました。
切ったのは、何本かの枝に加えて1本の幹。
これがその幹の断面です。
この幹、ゆうに40歳は過ぎている!? それとも、数え方が間違っているのかな。…というのもこの幹の直径は、3㎝ぐらいしかないのですよ。
今回切らなかった太い幹と比べると、これだけ太さが違う(右が切り倒した幹、つまり上の写真の幹)。
もし右側の幹が40歳以上だとしたら、左側の幹はいったいどれぐらいの年になるんでしょう?!
ところでこのネズの木、これだけ大きいのに実をつけているのを一度も見たことがありません。
一方で、庭の別のネズの木には実がぎっしり。この枝にも、親子三代の実がなっています。しなびて小さくなっている黒いのが一昨年の実。しっかり球状になっているのが去年の実。まだ小さめでちゃんと丸くなりきれていないのが今年の実です。
実は、セイヨウネズは雌雄異体なのだそう。だから、どんなに大きくなっても実をつけない株はずっと実をつけることはない。うちの大きなネズの木は、男の子だったんですね。

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