一番収穫量の多かった時でこれぐらい。
袋いっぱいじゃなくて、袋の底がやっと見えなくなる程度です。
量はともかく、これなんかなかなか立派な
去年の巨大キノコ(関連記事:五月の自然と巨大キノコ)には劣りますけどね。
ちなみに、シャグマアミガサタケを半分に切るとこんなです。中の詰まっていない脳みそ???
うちでは、このキノコの処理も料理も完全に夫に任せていますが、今回は処理してるのをちゃんと観察しておきました。
夫はどうやら、先にカットしてから処理をしているようです。
これは処理前のキノコ。10リットルのなべの底に、カットしたキノコが入っています。
毒を抜くために、これにたっぷりの水を入れてしっかり茹でます。
茹で水を捨てて、もう一度たっぷりの水でしっかり茹で、茹であがったキノコを流水でしっかりすすぐ…
あくまでも夫方式なので、この方法が一般的なのか、もっと適切な方法があるのかよくわかりません。プロの料理人さんは、どうやっているんでしょうねえ?
ついでに言えば、夫は、蒸気を吸うと危ないから(処理の時に出る蒸気は有毒)と、野外でしかこの処理をしません。我が家の古いキッチンには、ちゃんとした換気扇がありませんし。
それにしても、茹でると体積減りますねえ。
そしてこれをどうやって食べるかといえば…
夫の場合はワンパターン。シャグマアミガサタケで作るものはいつも同じ…玉ねぎとシャグマアミガサタケを入れたホワイトソースです。
スパゲティ用のソースにすることもありますが、この日は焼いた豚肉の上にのせて食べました。
今まで、料理されたこの状態でしか食べたことがありませんでした。で、これは確かにおいしい。
でもいったい、キノコそのままではどんな味?と、料理前につまみ食いをしてみたのですが…
最初にちょっと独特な風味を感じるけれど、あんまり強くはなくて、どちらかというと癖のない味。歯ごたえはとってもいい感じです。しこしこしています。
もっとも、くうっけりの味覚は鈍いと思われるので、話半分で受け取ってください。
このキノコがたまらなくおいしいと思うかそうでないか…最終的にはひとそれぞれってことになるのかな、と思います。
この時期には他の食用キノコがほとんどないし、このキノコは、すご~くいい場所を知っていない限り、なかなかたくさんは収穫できない…少なくともくうっけりは、例えばアンズタケほどの量を収穫できたことがありません。
このきのこが珍重されるのは、味だけの話じゃなくて、やや希少であることや食べるためには手間がかかることが関係しているのかもしれません。それに、立て続けに食べちゃよくないみたいですしね。あくまで毒キノコですから。
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アザラシ君、ふたたびカメラの前にに登場しています。右手奥の小さな岩の上です。
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