この天気に誘われて、今年初めてサマーコテージで一日を過ごしてきました。そして、コテージ近くの林の中で、糞を見つけたのでした。
今回はその話と糞の写真が登場です。苦手な方はスルーしてくださいね。
野生動物の糞を森や林で見つけるというのは、当然ながら、別に珍しいことではありません。
たとえば、ヘラジカの糞にはたびたび出会います。そして、その度に連想するのはなぜかチョコボール。なんか似てるんですよ。大きさといい形といい…
でも、今日見つけたのは、まったく違うタイプの糞でした。
シカやウサギのぽろぽろタイプ(?!)ではなくて、犬の糞のような形です。オモの糞と同じぐらいか、ほんのちょっとだけ大きいかなって感じ。
でもそれだけなら、きっと何も気にとめなかったと思うんです。
つい注目してしまったことの最大の理由が、糞の量が半端じゃなかったことなんです。
オモは、多い時だってせいぜい3~4本ぐらいの糞の塊しかしぼりだしませんよ。1頭(匹?)の動物が、一度にこんな大量の糞をするってことがあるんでしょうか?
帰宅後、図鑑を見て謎が解けました。
これは、アナグマ(フィンランド語では mäyrä )の糞らしいです。
アナグマって、トイレの場所が決まっているんですって。つまり、いつも同じ場所に糞をする、だから糞がこんなにいっぱい集まっているんですね。一度にしたわけではなかったというわけです。
アナグマが近くに住んでいるらしいということは分かりましたが、いったいどこに住んでいるやら。今まで一度も目にしたことはありません。夜行性だということなので、出会う機会はなかなかなさそうです。
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この時期の林道はこんな感じ。
しばらく歩かなかった道です。去年の秋と違っているのは、あらたに伐採された木の幹が、道端に積み重ねられていたことでしょうか。運搬を待っているのでしょう。