この週末は復活祭。世間一般では、聖金曜日から月曜日までの4日間がお休み…比較的長い休暇となります。
そんな中の特別企画だったんでしょうか?昨日は日本の映画が3本立て続けに放送されました。それらの映画の名前は、Ystäväni Totoro、Laputa - linna taivaalla、そして Unten ja hulluuden valtakunta。
…とフィンランド語で書くと変な感じですね。日本人におなじみの名前で言えば、「となりのトトロ」、「天上の城ラピュタ」、「そして夢と狂気の王国」です。どうやら、宮崎駿さんの特集だったようです。
それにしても、80年代の映画を見ると、昔がよみがえりますな…
ラピュタはかなり昔に見たきりで、ストーリーもほとんど忘れていたくらいでしたけど。
フィンランドで放映されたの初めてなのかな?少なくとも、今までフィンランドで見た記憶は無し。
トトロは、フィンランドでも今までに何度となく放映されています。他の映画のような戦闘場面などなく、のどかな映画だからなんでしょうかね。
吹き替えで放送されたこともありますが(フィンランドでは基本的に吹き替えはしないようだけれど、小さな子供向けの番組の場合は、吹き替えされることもあるみたい)、うれしいことに、昨日のはオリジナルで、フィンランド語は字幕のみ。
トトロは昔、劇場に見に行きました。そのせいでしょうか。映画を見るといつも、その当時住んでいた街やそこでの生活、一緒に映画を見に行った知人のこと(ただ、この人のことはちゃんと覚えているのに、名前だけがどうしても思い出せない…ぼけの始まり???)が懐かしくなります。
さらに最近は、映画の情景に、ちょっともの悲しい気分にもなる…。
特に、水田から聞こえるカエルの声や、夏の盛りのミンミンゼミ、夕方のヒグラシの声…なんだか切なくなるんですよ。昔は自然に聞く音だったのに、もう今後は多分、そういう音を自然に耳にすることはないのだろうと思ってしまうからなのか…
ラピュタが公開されたのが29年前、トトロが27年前!?…そんなにもたくさんの年月が経っているのですねえ。
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日本の桜にさそわれて、うちの桜はどんなものかと見てみたけれど、当然のごとく、まだまだ固い蕾しかありませんでした。
そのかわり、セイヨウハシバミの雌花を見つけました。桜とと比べるとずっと地味ですけど。