なんでも今日は、この夏のフィンランドの最高気温をロヴァニエミで記録したとか。31.2℃まであがったそう。
もっともっと暑いこともめずらしくない日本から比べれば、あまりたいした気温には感じないかもしれません。でも、ロヴァニエミといえば、サンタクロース村のあるところ。ほぼ北極圏…北緯66度あまりの場所です。日本の宗谷岬が、北緯45度あまりってとこですから、ほんとにとっても北なのですよ。
今日は暑くて天気もよかったので、ちょっと観光もどきをしてみました。
とはいっても、ひとつの建物の周りをうろうろして、写真を撮ってきただけですけどね。
こんな建物なのですが
確かこの建物は、高校だったような…
今は夏休みですから、人の出入りもなくし~んとしていました。
こんな何気ない建物も、よくよく見ると面白いのですよ。
玄関前の外灯も凝ってるし、
2階の窓の飾りも、玄関の上のところだけ、よそより立派に三角屋根?が付いています。
でも、あまり目につかないところとなると、飾りなんてないです。外灯も地味だし。
壁にはいくつかのプレートがあります。
これは、西暦1800年のこの周辺の様子を表しているらしいです。
そして、この学校の歴史がすごい!!
学校名は時代によって変わっているものの、このプレートによればこの学校、1276年創立ってことですね。
で、歴代の学長名のプレートもあるんです。
初期のころは学長さんの名前もとんでますね。よくわかっていないのでしょう。
注目すべきは、1539年から1548年にかけての学長さん、ミカエル・アグリコラでしょうか。フィンランド語で初めて本を書いた人なので、フィンランドの歴史の中ではとっても有名人です。
学校の歴史が古いといっても、創立当時の建物が現存しているわけではもちろんありません。今の建物は、1830年頃に建てられたのだとか。
ちなみにこの建物、フィンランド最古の街、トゥルク市の、旧マーケット広場に面して建っています。