フィンランドでの日常生活を綴っています。

水曜日, 8月 30, 2023

アンテナ修理屋さんに来てもらった

event_note8月 30, 2023 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

7月あたりからテレビの映りが悪くなっていました。

フィンランドの放送局は、周波数によって4つのグループにわかれます(本当は6つのグループがあるみたいだけれど、有料チャンネルとの契約がない我が家で見るのは4つのグループのみ)。最初、そのうちの1つのグループ内のチャンネルが全く映らなくなりました。その後、もう1つのグループが映ったり映らなかったり…。どうも、天気が悪いと映らない。そしてある強風日のあと、とうとうどのチャンネルも映らなくなりました。  

その段階でやっと、アンテナからのコードがぷっつり切れてしまったことが判明。それ以前の不調は、どうやらコードとアンテナとの接続が切れかかっていたからだったようです。

そんなこんなのアンテナ不調に気づいたのは夫です。私自身はほとんどテレビをつけることがないもので💦


実は、アンテナ線の修理を頼もうかどうかちょっと悩みました。フィンランドではネット経由でも、公共・民放ともにすべてのチャンネルを視聴できるから。うちのテレビは古い型なのでインターネットからの直接の受信はできないけれど、Google Cast をセットしてある。だから、インターネットに接続しているスマホからの操作で、テレビの画面から番組を見ることはできるのです。

とはいうものの、夫はやっぱり普通にテレビを見たいと言う。スマホからの操作は面倒だからと。そんなわけで、結局アンテナ修理屋さんに来てもらうことになったのでした。

インターネットで調べて、我が家に一番近い修理屋さんを頼みました。そしてそれがラッキーだった!来てくれたのは経験豊かな69歳のおじさん。69歳といえば、とっくに定年退職をしている年齢です。聞いてみるとこの業界、若者には人気がなくて若手がほとんどいないのだとか。そして、今いる若手は若手と言っても40代がせいぜい。インターネットがあればTVがいらないからかな…とも思って聞いてみたら、そういうわけでもないみたい。場所によっては、無線回線インターネットに接続するのにそれ用のアンテナが必要な場合もあるということなので。

まあ、彼の場合はアンテナ関係の仕事が好きだからまだ続けているらしい。子供の頃からずっと興味を持っていた仕事で、今でも楽しんでいるのだそうな。そういう方の仕事ぶりは、見ていても気持ちがいいもの。アンテナの調整やコードの設置等、以前よりもより良い状態にしてくれました。

アンテナのモデルから、うちの今のアンテナが設置されたのは1980年代だったことも判明。40年ぐらい前ですねえ。アンテナにも多少の傷みはあるけれどまだ当分は使えるだろうと、アンテナ自体は交換せずにすみました。ただ、今となっては必要のないアンテナ部分があったみたいで、それはすっきりさっぱり取り去ってくれました。


あれやこれやの雑談の中で、「ステンレス鋼のアンテナなら一生ものなのに、価格の関係でそういうものは市販されないんだよねえ」なんて言っていましたっけ。だから、自分の家のアンテナはステンレス鋼で自作したんだそうですよ。その他にもお遊びでアンテナを作ったりするのだとか。そんな話のついでに見せてくれたのが、ビールの空き缶を2つ使って作ったアンテナ。ちゃんと使い物になるそうです😁

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