コスモスが咲き始めています。
一方で、ヒマワリが咲きほこっているここフィンランド。コスモスとヒマワリのシーズンが重なるのですねえ。さすがは北欧。
ニュースについては、あらたに作った別ブログで書くつもりだったのです。でもそのブログを続けること自体に挫折。ニュースは今まで通りこのブログに書いていくことにします。
ここで取り上げているのは、今までと同様フィンランドの公共放送Yleの夜8時半のテレビニュース番組でトップで報道されたニュース。公共放送のトップニュース…お国柄も多分出ます。少なくとも、日本のNHKと比べてもだいぶ違うと思うし。
Yleのニュースサイトには大概、テレビ番組でのトップニュースに該当するニュース記事があります。そこでそれらをこちら⇒ memo@tapionokuni にリンクしてまとめています。フィンランド語OKの方は、そちらから直接フィンランド語の元ニュースをチェックしたほうがいいですよ。私の日本語変なこと多いし。
こちら⬇は、memo@tapionokuniのアーカイブページの一部をキャプチャしたもの。リンク元の画像が集まるので、ひと月を振り返るのにもってこい。何のニュースなのかこの小さな画像からはすぐには連想できないことも多いけれど。
memo@tapionokuni: アーカイブ |
…と、かなり長い前書きになってしまいました。さて本題に入りましょう。
新型コロナ関連
7月には、新型コロナに関する内容がトップニュースになることはだいぶ減りました。そうはいってもやはり時折トップに。
感染状況
米国
7月はじめには、米国の新型コロナ感染者数の状況がニュースになっていました。この頃米国では、感染者数の増加が著しかったのですね。米国の感染状況については、2日連続でトップニュースになっていました。
- 7月2日(木) 米国のコロナ感染者数増加
- 7月3日(金) 米国の新型コロナウイルス感染者数 再び最高記録
米国の話題がトップニュースになる…なんだかんだいっても、やっぱり米国は大国だってことなんだろうなあ。
ヨーロッパ
感染状況が落ち着いていたヨーロッパ。でも、再び感染が拡大している国や地域が…そんなニュースが報道されたのは7月下旬。
- 7月28日(火) ヨーロッパ各地で新型コロナ感染拡大
フィンランド国内
フィンランド国内での感染状況はずっと落ち着いています。トップニュースとして取り上げられたのはこんなことぐらい。
- 7月6日(月) ヘルシンキとタリンを結ぶクルーズ船で新型コロナウイルス感染者
感染状況は落ち着いているし、気分も開放的になる夏シーズン。ソーシャルディスタンスなんていうのも忘れがちになりつつあります。そんな中でのニュースが…
- 7月27日(月) 新型コロナ感染状況 秋には悪化するおそれも
ちょっとした注意・牽制の意味もあったのでしょうか?
予防対策・規制関連
旅行制限
7月中旬に感染状況が落ち着いている国々(日本も含む)への旅行制限が緩和されました。
- 7月13日(月) 国外旅行の制限緩和
今月8月、日本は緩和の対象から外れちゃいましたけど💦
ワクチン
ワクチンが完成した暁にどこからそれを購入するのか、フィンランドはまだ決めていません。視野に入れているワクチンはいくつかあるみたいです。例えば…
- 7月23日(木) フィンランドも オックスフォード大学のワクチンに注目
マスク
この春、社会福祉省は、マスクの使用は新型コロナの感染予防に有効ではないという研究結果を発表しました。そんなこともあって、フィンランドではマスクを使うことは特に奨励されてきませんでした。
でも、フィンランドの研究グループによる研究結果では、マスクの使用は感染予防に有効とのことで…
- 7月31日(金) 研究グループ マスク使用を奨励
これを直接受けて…というわけではないのだろうけれど、今は公に、公共交通機関などでのマスクの使用が奨励されています。
経済関連
新型コロナは経済にも影響を及ぼしています。新型コロナと関連した経済関係のニュースも度々トップになっていた7月です。
EU復興基金
7月最大のニュースはEU復興基金に関するものでした。31のトップニュースのうち7つがこれ関連でしたから。
EU首脳会議の前にもすでにこの話題がトップニュースに。この復興基金はEU規約的にどうなんだ?ってところがあったりもしたようで、国会の常任委員会でも話し合いがもたれていたもよう。
- 7月14日(火) 憲法委員会のEU復興基金案に対する懸念がわずかに緩和
EU首脳会議での進行状況は連日トップニュース。会議は予定より長引いたけれど、最終的には合意に至りました。
- 7月18日(土) EU首脳 復興基金の妥協案を模索
- 7月19日(日) EU首脳会議続く
- 7月20日(月) EU首脳会議4日め:新たな妥協案に期待
- 7月21日(火) EU首脳ら コロナ復興基金案と予算案で合意
で、合意のあとのトップニュースではフィンランドの有識者らの見解やら
- 7月22日(水) EUのこれからは?:復興基金は1回きりのものなのか 連邦政府に向かう第一歩なのか?
欧州議会議員らの意見やら…
- 7月25日(土) 欧州議会議員の多くが EU復興基金を支持
ま、いずれにしても合意に至ったということはいいことなのかな…
ドイツさまさま…
人のふんどしで…という言葉が頭をよぎった私は非国民かしら…😅
- 7月4日(土) ドイツの大掛かりな経済支援対策が フィンランド企業に好影響を及ぼす可能性も
大手企業の上半期
普通の経済ニュースですが、内容的には新型コロナとは切り離せません。多くの企業が多かれ少なかれコロナの影響を受けていますから。
- 7月17日(金) 輸出産業の大手企業らが上半期の営業利益を発表
どれだけ影響を受けて利益が落ち込んだかというのは企業によりけり。例えばバルチラ社は大幅に落ち込んだそう。一方でコネ社は落ち込みは見られたものの予想以上に回復。
株価
株式市場は…
- 7月26日(日) 株式市場 コロナ・ショックから予想以上に回復
失業手当
フィンランドでも、新型コロナの影響で職を失った人たちがいます。そんな中、失業手当のシステムを見直すべきではないかという話が浮上。何の話かはリンク先にちょっとだけ説明してあります。
国際ニュース
国外のニュースのうちコロナと無関係のものは2つだけでした。
- 7月12日(日) ポーランドで大統領選挙投票日
野党候補の当選が期待されていたけれど、結局現職が当選したんでしたよね、確か。
国外のニュース、もう一つは
- 7月29日(水) アマゾン・アップル・グーグル・フェイスブックの最高責任者らが米国議会で証言
フィンランド国内ニュース
7月のトップニュースはなかなか多様でした。順不同でざっとあげておきます。
自然災害
6月30日にフィンランドで暴風雨。その日はPäivöのネームデーなので、嵐にもその名前が付いています。
- 7月1日(水) Päivö嵐による被害のあとの復旧作業続く
火災
- 7月11日(土) ユバスキュラのシニアハウスで火災
幸いなことに死傷者はなし。
交通事故
- 7月16日(木) 大型車1台と乗用車2台の事故で 2人が死亡 2人が重症
7月にトップニュースになったのはこの事故だけでした。でも、死亡につながった交通事故は他にも。夏場は多いですね、そんな交通事故が。
中央党党首選に向けて
党首選までにはまだ間があるけれど、すでにトップニュースとして取り上げられている…😱
- 7月9日(木) 中央党 秋の党首選挙で誰が党首に?
- 7月30日(木) アンニッカ・サーリッコ 中央党党首選へ出馬
外相の違法行為?
リンク先にちょっとだけ説明つけました。
性犯罪法改革に向けて
法務省の部会が、性犯罪法の改革に関する報告書を法務大臣に提出。その中では、被害者をより守れるように強姦の定義が見直されているとかなんとか。
- 7月7日(火) 随意の欠如の性交を強姦とみることに
外国人を利用・搾取
- 7月5日(月) フィンランドでまたしても移民に対する雇用差別
外国人がフィンランド語が理解できないことやフィンランドの法制度を知らないことを悪用して、外国人を過酷な労働条件で雇ったり、十分な賃金を支払わなかったり…そんなことが時折明らかになります。このニュースもそんな中の一つ。このとき明らかになったのはとある清掃会社に関してでした。
こういうの、どこの国でもあるんですよね。それでもフィンランドは、それなりに公に問題するだけマシかな。日本だともっと醜そうな気がする…。
警察への信頼感
- 7月15日(水) フィンランド人の警察への信頼感はやや減少
とはいうものの、フィンランド人らの警察への信頼度は一般にはかなり高いと思います。
森林と自然
- 7月24日(金) 研究者ら フィンランドの森林伐採認定システムを非難
研究者らは、現状のようなシステムでは自然の多様性が十分に保護されないといいます。
おまけ:日本関連ニュース
トップニュースではなかったし、報道も短いものではあったけれど、日本からのニュースも。すごかったのですね、日本での豪雨。
- 7月4日(金) 日本で大洪水:老人ホームの住人14名が死亡したおそれ
- 7月6日(月) 日本の九州で豪雨:洪水や土砂崩れで数十人が死亡
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