そんな puuro の中でも、クリスマスといえば riisipuuro(リーシプーロ:お米のおかゆ)。クリスマスに食べる物は特に joulupuuro(ヨウルプーロ:クリスマス粥)といわれます。日本語ではミルク粥といったほうがいいのかな?水ではなく、牛乳を使ってお粥にするので。
うちではあまり puuro を食べることはありません。でも、年に1度のクリスマス。久しぶりに ミルク粥を作りました。
ミルク粥はお鍋で作ることのほうが多いかもしれません。でも、オーブンでもできます。作り方はとても簡単。
ミルク粥の作り方~オーブンを使って~
材料
米:2㎗牛乳:1ℓ
塩:適量(小さじ半分ぐらい?)
バター:少量(容器に塗る分)
作り方
・容器の内側にバターを塗り、そこに米・牛乳・塩を入れて軽く混ぜる。・175℃のオーブンの下段で約1時間半加熱する。
簡単そうでしょう?鍋で作るレシピよりもずっと楽だと思います。
我が家では、薪で温めるオーブン(うちの暖炉には小さいオーブンがついているのです)を利用。夜寝る前にオーブンに入れて、朝取り出すというパターンです。薪のオーブンって、放っておけば温度が下がる一方だから、低温でゆっくり加熱するにはちょうどいい。
…とはいうものの、今回はちょっと失敗。ミルク粥を入れたときのオーブンの温度がちょっと高すぎたみたいです。本来は白いはずのミルク粥(お米を使ったミルク粥は、白いからこそクリスマス粥としての地位を獲得したらしい)が、ベージュ色となってしまったのでした。幸い、味のほうには問題がなかったけれど。
上にかけているのは、luumukiiseli(ルームキーセリ:プルーンの kiiseli)というもの。すごく簡単に言えば、ドライプルーン入りの葛湯…とはいっても葛粉じゃなくてジャガイモのでんぷんを使ってますが。
この kiiseli、日本人にお馴染みの葛湯とはもう一つの大きな違いがあります。熱い状態ではなく、冷めた、あるいは冷えた状態で食べるということ。
フィンランド人たちはミルク粥に、シナモン・砂糖・牛乳をかけて食べることも多いようですが、くうっけりはその食べ方がどうも受け付けられませんで…
この luumukiiseli こそがミルク粥にはぴったりだと思っているのです。
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