常連さんはシジュウカラ、アオガラ、アオカワラヒワ。そのほかにたびたびやってくるのは、ヒガラやスズメやウソ。それから、地面のおこぼれを拾いにくるやや大きめの鳥たち。今シーズン、今までに目にしたのは、クロウタドリ、カケス、カササギ。
そんな中、数日前にこんな鳥が来ていました。
アオカワラヒワにまぎれていたのだけれど、この鳥だけなんかちょっと姿が違う気がして写真に撮ってみたのです。で、比べてみると確かにアオカワラヒワとは違う姿。
ちなみにこちらがアオカワラヒワ。完全に違いますよね、姿かたちも側面の模様も。
何の鳥か分からずに、図鑑のページを行ったり来たり。やっと、写真に似ている絵を見つけました。庭に来ていたのはメスのズアオアトリ?! だとしたらすごく意外!!!
というのも、フィンランドで昔から知られているこんな詩(?)があるのですよ。
Kuu kiurusta kesään
Puoli kuuta peipposesta
Västäräkistä vähäsen
Pääskysestä ei päivääkään
ヒバリから夏までひと月
ズアオアトリからあと半月
ハクセキレイからもう少し
ツバメからは一日もなし
夏が近づくにつれてもどってくる渡り鳥。早い時期にもどってくる鳥もいれば、夏の声を聞くころにやっと戻ってくる鳥もいる。そういう鳥たちを見ながら、フィンランドでは夏が来るのを楽しみに待っているわけです。
この言葉はよく知られていて、くうっけりも今まで何度も耳にしたことがあります。だから、ズアオアトリが冬場に庭にいるっていうのはとても意外でした。
でも、調べてみたら、一部は確かにフィンランドで冬越しするみたい。その時期、人家の庭に餌を食べに来るというのも、珍しい話ではないらしいです。びっくり\(◎o◎)/!
ズアオアトリを見てから、ほんとうにあと半月で夏!!ってことならよかったんだけどなあ。
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