フィンランドでの日常生活を綴っています。

火曜日, 12月 25, 2018

クリスマスと庭のモミの木とクリスマス料理

event_note12月 25, 2018 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
日本ではもう、クリスマス感はすっかり消えちゃったかな? 今ごろは、クリスマスケーキの安売りさえもすでに終わってる?

そういえば昔、25歳過ぎ未婚女性は一部で「クリスマスケーキ」なんて言われてましたね。理由は、25を過ぎると「安売り」されるからだそうで…。

ついでにいえば、31歳過ぎ未婚女性は「年越しソバ」。「伸びすぎた麺は誰も食わん!」ということらしい。

そして何を隠そうくうっけりも「クリスマスケーキ」であり、さらには「年越しソバ」だった… (^_^;)

今になって思うと、これって明らかに男目線&女性見下しのセンスのないジョーク。今はもうこんなこと言いませんよね、きっと。

…と話がそれましたが…

フィンランドではクリスマスはまだ続きます。サンタさんが来るのはイブだし、クリスマスのごちそうも24日に食べるので、クライマックスが過ぎた感は否めませんが。

フィンランドのカレンダーでは25日はもちろんクリスマスで祝日。翌日26日はTapaninpäivä(第二クリスマスデー・聖ステファノの日・ボクシングデー)でやはり祝日。27日以降は一応カレンダー上では平日だけれど、「クリスマス祝祭期間」が終わるのは、Loppiainen(公現祭 1月6日)。そしてクリスマス期間が完全に終わるのが
Nuutinpäivä(1月13日)。実際、トゥルク大聖堂(フィンランドルーテル教会の総本山)の前に飾られるクリスマスツリーは、例年、この Nuutinpäivä に片付けられるらしい。

この辺は、日本とはだいぶ違う。フィンランドに来たばかりの頃は、なんとなく違和感があったものです。

さて、我が家のクリスマス。クリスマスといっても別に特別なことはしません。以前は毎年、夫の実家に顔を見せに行っていました。でも、義父母ともに天国に引っ越してからは、夫婦2人+ワンコで自宅でゆっくり。

クリスマスツリーも飾りません。庭やご近所や森林に生えている自然の木々を見るだけで十分だよねってことで。そうそう、数年前に庭で見つけたモミの木( モミの木)もだいぶ大きくなりました(クリスマスにちなんでちょっと加工してます)。


今年のクリスマスイブは、日中でも気温がおおよそ-10℃。モミの木はうっすらと白く着飾っていました。モミの木全体の写真ではよく分からないけれど、近くで見るとほら…


クリスマス料理は、あまり作っていません。クリスマスハムとして販売されている豚のもも肉約3.5㎏を焼いたのと、imelletty perunalaatikko(発酵させて甘味を出したマッシュポテトのキャセロール)を作っただけ。

それなのに、imelletty perunalaatikko 作りに失敗💦 発酵がうまくいかなかったので味がいまいち…😭
そうはいっても、せっかく焼いたので ↓(こうしてみると外見も不気味…😅


ちゃんと最後まで責任もって食べますけどね。ちなみにこれ、ジャガイモ1.5㎏使ってます。

ということで、クリスマスハムと perunalaatikko は、まだしばらくは食卓に並ぶことになるのです。つまり、食卓でもクリスマスはまだまだ続くのだ…

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2 comments:

karamatsu さんのコメント...
へーー、マッシュポテトを発酵させる、、、。
すごく斬新な気がするけど、想像できない味と風味です。

物語で知ってるヨーロッパや古いアメリカの家庭では、塊肉を茹でて、添えも野菜も茹でて、茹で汁はどちらもスープになり、肉はなくなるまで食べ続けてました。
骨や筋、軟骨部分、硬くなる内臓などは、シチューと言って何日もストーブの上にあり、柔らかくなった順に食べ続けてたという農家の食事風景も読みました。

一頭の生き物を、余すところなく食べ尽くす暮らしの流儀なんですねー。
農耕の原初に牧畜がある文化なんだなーと感心したのを思い出しました。
Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...
発酵というか、たぶん、デンプンが分解して甘くなるんだと思います。
特にくせはなく、味はサツマイモに近いかも。

それぞれの地でその地域の生活に合った食文化が生まれ、一昔前まではそれが受け継がれていたのでしょうね。
牛や豚を飼っている家でさえも、昔は肉ってすごく貴重だったはず。何一つ無駄にできなかったというのは、なんとなく分かる気がします。

そういえば、フィンランドには豚の血を使った料理もあるんですよ。試しに作ってみようかと思いながら、なかなかその気になれません。血は、スーパーマーケットでも手に入るらしいのですが…
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