そんな単調な道ではありますが、この時期は、目を楽しませてくれるものも途中であれこれ目にすることができます。
すっかり道の砂の色に溶け込んでいるお団子?!たちです。
これ実は、ヘラジカの糞。道のど真ん中にあったんです。そんなところで糞をするなんて、なんとも度胸のいいヘラジカさん…それだけ人も車もめったに通らないということでももあるんでしょうね。人よりも、動物の交通量のほうが絶対多いに違いありません。
いろいろな花々も咲いています。その中からいくつか…
Maariankämmekkä (学名は Dactylorhiza maculata。日本語名はあるのかな?)。
そして vanamo (リネンソウ)。花の大きさが数ミリ程度しかない、控えめな花ですが、密集して咲いている姿はとっても素敵です。
林道からちょっと寄り道して、小さな湿地帯をのぞいてみたら、ツルコケモモの花が咲いていました。
今まで、ツルコケモモの実を摘んだことはあるのですが、花を見たのは今回が初めてだったんです。夏の湿地帯には虫がたくさんいるので(Kuukkeli は蚊がと~っても苦手…)、ほとんど足を踏み入れないのですが、たまにはのぞいてみるものですね。花を見て、得した気分になりました。
こちらは Siankärsämö (セイヨウノコギリソウ)。
林道に限らず、普通の道路わきなどでもよく目にする花です。虫さんがしっかり花を陣取っていますが、なんという虫なのでしょう?
悲しいことに、秋の兆しもちょっぴり見え始めています。
Puolukka(コケモモ)。
収穫できるのはまだまだ先のこととはいえ、ほんのり赤みがかっているのを見ると、ちょっぴり恨めしい気分です。
まだ、例年収穫している秋の食用キノコたちにはお目にかかっていませんが、今回はこんなキノコを発見しました。
図鑑で見てみたのだけれど、なんというキノコかわかりませんでした。チャワンタケの一種??
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オモはいつものように、花よりもキノコよりもにおいの方に興味津々。くんくんしながら半時間ほど歩いて、ここでちょっと休憩。
この後また元気に歩き、1時間あまりの散歩となったのでした。