フィンランドでの日常生活を綴っています。

水曜日, 3月 24, 2021

モコ(ボロニーズ犬♀)がうちにやって来るまでの話(前編)

event_note3月 24, 2021 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments

長い間一緒に暮らしてきたオモと別れたあと、もう犬を飼うつもりはありませんでした。夫が「もう飼うのはよそう」と言っていたし、私もそれに異存はなかった。飼うとね、やっぱり別れがあるじゃないですか。それを考えると、再び犬を飼うことに積極的にはなれなかったのです。

でも…   

秋のある日のことです。犬を迎えることに否定的だった夫が「やっぱり犬を飼わないか?」と言い出したのです。口には出さなかったけれど、オモがいなくなってとても寂しかったみたい。もちろん私も寂しくて…しばらくはオモのことを思い出しながら昔の写真を photos & notes @ tapionokuni にアップしたりもしていました。でもそれも、だんだん切なくなってきて…😢

そんなこんなで結局、もう一度だけ犬を飼おうと決めました。それもできるだけ早く飼い始めようと。自分たちの年齢と犬の寿命を考えあわせて、先延ばしするべきではないと思ったのです。

ところが、迎え入れることができそうな子はそう簡単には見つかりません。犬種を限定しなければそれなりに見つかるけれど、何しろ夫は犬アレルギー。そうなるとどうしても選択の幅が狭くなります。

一番の希望はボロニーズ犬でした。ボロニーズ犬だと、夫にアレルギー症状がほぼ出ないことが13年余りのオモとの生活で証明済みなので。

でも、ボロニーズってフィンランドでもそれほど多く飼われている犬種ではありません。そこで「シングルコートの小型犬」まで選択の幅を広げて、うちに来てくれそうな子を探しました。でも、なかなか見つからない。加えて、ときは「ステイ・ホーム」(←もちろん”あれ”の影響)。おかげでちょっとしたペットブームとも重なっていました。モコモコ系の小型犬は人気犬種であろうということは想像に難くない…

ちなみに、フィンランドでは、ペットショップでの犬猫の生体販売は禁止されています(それがこちらの「常識」になので、日本のペットショップを見るとかなりのカルチャーショック💦)。ですから、犬を迎え入れるには、犬を売りますという飼い主、あるいはブリーダーさんに直接コンタクトをとることになります。

私達が最初に連絡をとったのは、インターネットマーケットで子犬たちを紹介していた飼い主さん。その子犬たちは純血の犬種ではなかったのだけれど、シングルコートの小型犬同士の間に生まれた子たちでした。連絡をとったときにはまだネットマーケットに記載があったものの、私達は出遅れたらしい。すでに全部の子たちの行き先が決まってしまったと返信がありました。

次に、ビション・フリーゼのブリーダーさんに連絡を取りました。その方は、インターネットのホームページで子犬たちの新しい家を探していたのです。でも、こちらの方はちょっと嫌な感じで終わりました。夫がメールをしたときには、こちらの家族環境等をもっと詳しく教えてほしいと返信が来たのに、その返信に私の名前でメールしたら、その後一切音沙汰なし😔 

その後もなんだかんだとインターネット上を徘徊するも、家で迎え入れることができそうな子は見つかりません。そして夫とは「年内に埒が明かなかったら、出会いがなかったのだと諦めよう」という話もしていました。


ところで、オモが生まれたのは2006年です。その時のブリーダーさんは、家庭の事情でその後まもなく、ブリーダーをやめてしまいました。オモの父親側のブリーダーさんも、もう何年も前にやめてしまっています。だから、そちらに問い合わせてもしょうがないし、そもそも、もう彼らの連絡先がわからない💦

そんなある日、オモを懐かしみながら、ふと思いたってオモの本名(←実はとっても立派な名前がある!)で何気にググってみました。そしてそれが、モコが我が家にやってくるきっかけになったのです。(長くなるので後編につづきます)

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