フィンランドでの日常生活を綴っています。

月曜日, 8月 29, 2016

トマトの初収穫

event_note8月 29, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
種から育てて、6月初めに定植したトマト(関連記事 トマトの植え付け)は、その後すくすくと成長しました。

例年以上に、青々と元気に育ったのですが…


実が熟さない!!


このまま秋がきて、熟したトマトを食べずに終わってしまうんじゃないかと心配していたんです。

でもやっと、ほんとにやっとこんな色に。


初収穫のトマトたちです。あ、これ普通のトマトじゃなくて、ミニトマトですよ。



色づいていない実がまだまだたくさんあります。きっとぜんぶは熟しきらないだろうなあ。ああ北国の性…

日曜日, 8月 28, 2016

フィンランド国営放送Yleのサービスと映画『火垂るの墓』

event_note8月 28, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
今どきの日本では「NHKオンデマンド」というサービスがあるようですね。


フィンランドの国営放送Yleにも似たようなサービスがあります。その名も Yle Areena(ホームページ:Etusivu | TV | Areena | yle.fi)。Areena にある多くの番組は、テレビで既に放映されたものです。でも、テレビでは放映せずにネット上だけの番組、というものもあります。

使用は無料。会員登録はしてもいいけど、しなくても使えます。

もっともフィンランドでは、テレビの有無にかかわらず、みんなが「Yle税」を払っています。そういう意味では「無料」というと語弊があるかな。「別料金が課税されない」といったほうがいいのかもしれません。


いずれにしてもその Yla Areenaには、インターネット上で一定期間視聴できる映画が、毎週土曜日にアップされるんです(Areenaleffa | TV | Areena | yle.fi)。

そして、昨日アップされたのが『火垂るの墓』。30日間…今日から数えると29日間…視聴可能です。フィンランド国内限定ですが。


この映画、あまりに悲しいので、くうっけりは見ません。

1988年上映…もう28年も前の映画なのに、かなり印象に残っているんですよね。それだけインパクトが強かったんだと思います。

内容もさることながら、「見る順番を間違えた!!」って後悔したこともよく思い出すんですよ。


『火垂るの墓』と『となりのトトロ』って同時上映でした。

くうっけりが映画館へ行ったとき、ちょうど『となりのトトロ』が始まるところでした。何も考えずにそのまま映画館へ入り、『となりのトトロ』を見ました。そして、当然のごとく、続けて同時上映の『火垂るの墓』を見てしまったのでした。

映画館を後にした時の気分がどんなだったかは、ご想像にお任せします。


くうっけりは、もうこの映画を見る勇気はありません。でも、フィンランド人たちがこの映画をどう受け取るのかっていうのは、ちょっと興味がありますね。
Helsingin Sanomatのこんなウェブページを見つけました。→Haluatko itkeä? Katso tämä maailman surullisin elokuva, joka on nyt Yle Areenassa - Elokuvat - Nyt


ところでこの映画、フィンランド語名は『Tulikärpästen hauta』となっています。日本語名からほぼ直訳です。


そういえばその昔、ホタルのことをフィンランド語で「tulikärpänen」というのだ、と知った時には、ショックでした。この単語、複合語(tuli + kärpänen)なんですよね。「tuli 」は「火」のこと。これはまあいいんです。でもね、「kärpänen」…それってハエのことなんですよ。

ホタルってハエのような大きさだし、ハエのように飛び回るし…わからなくはないんです。でも、イメージのギャップが大きすぎる…



…と、とりとめのない本日2つ目の記事を書いたのは、夫が今『火垂るの墓』を見ているから。くうっけりは見たくないので、PC前に逃げてきたのでした。

ハトの幼鳥?

event_note8月 28, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
窓から外を眺めていたオモが、庭をすたすた歩いている鳥に気づきました。気付いたら最後、部外者侵入!!ということで、番犬オモ?はすごい勢いで吠えかかりました。

鳥はびっくりしたんでしょうか、窓際のオモからは見えない場所に隠れて、そのまま固まってしまったのでした。


ハトの幼鳥でしょうか?

様子を見ようと近くに行っても、全く逃げようともしません。シャッター音が怖かったのか、スマホで写真を撮ったら威嚇されましたけど。



くうっけりがデジカメを取りに家の中に戻っている間も、ずっと固まっていた模様。


再び鳥の近くに行ってカメラを近づけても動きません。


まわりを歩いても動かない…



どんなに固まっていても下手に手を出してはいけないだろうと、写真を撮った後、くうっけりはおとなしく家の中にひっこみました。

10分ぐらいして様子を見に行ったら、もうそこに鳥はいませんでした。誰も見えなくなったので、やっと安心して動くことができたのでしょう。


オモの声と人間が、とっても怖かったんでしょうね。でもあんなに固まっちゃって、これから生きていけるのか、とちょっと心配になりました。すぐ餌食になっちゃうんじゃないかって。

今頃元気に飛び回っていてくれるといいんだけど。

土曜日, 8月 27, 2016

スナジグミの収穫

event_note8月 27, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
スナジグミを収穫しました。
収穫量は3~4㎗程…さほど多くはありません。

フィンランドのスナジグミ

スナジグミってこんな植物です。


日本ではあまり見かることがないかもしれませんね。

フィンランド語名は tyrni。フィンランドの西海岸地域には自生しているようですよ。

くうっけりが住んでいる界隈だと、庭に植えられているものしか見ることはありません。

スナジグミの実

大きさは1㎝ぐらい。


すごく酸味が強いので、摘みたてを食べてもおいしいとは思えません。

でも、栄養はあるようなのですよ。ビタミンCが多く、他のビタミンやミネラルなども豊富に含まれているんだそうです。サプリとしても利用されているみたい。

スナジグミの実は摘みにくい

収穫は例年夫に任せています。というのも、スナジグミってすごく摘みにくい。実はしっかり枝にくっついていて、もぎ取りにくく、下手するともぎ取ろうとするときに実がつぶれちゃう。加えて、枝にはたくさんのとげが…

秋が深まって、氷点下になった頃に、凍った状態の実を摘むのが一番摘みやすいという話です。自分で摘むんだったら、きっとそうします。

でも夫は、熟したらすぐに摘みたがる人。どうやら、鳥たちに先取りされるのを恐れているらしい。

うちのスナジグミ

今住んでいる家に越してきた時、園芸用として品種改良されたスナジグミを夫が数本植えました。

スナジグミには、雄株と雌株があります。その両方がないと実がつかない、ということで、3~4本植えたんじゃないかと記憶しています。

でも場所が悪かったのか、数年後には枯れてしまったんです。

そのあと、知人からオーランド島の野生種をいただきました。今実をつけてくれているのは、それらの株です。野生種は強いですね。株自体はなかなか大きくなってくれなくて、収穫量も毎年多くはないのですが。

うちのスナジグミ利用法

果実酒にしています。
スナジグミを使ったおいしいデザートとかケーキを食べたことはあります。でも作ったことはありません。

何しろ収穫量が少ない。
いつの日か食べきれないぐらいに実をつけてくれたら、いろんなことを試してみますわ。

木曜日, 8月 25, 2016

ベリーの株の手入れ

今年は、アカスグリ・クロスグリ・グーズベリーの収穫は8月の初めにすべて終了。

今年も一部は泡立てポリッジ(関連記事 Vispipuuro(泡立てポリッジ)を作る)などに使いました。でも、大部分はジュース作り(関連記事 保存用のジュースを作る)の原料に。

今年は今までに、毎回鍋いっぱい(9ℓ)のベリーを使って、6回のジュース作りをしました。ですから、アカスグリ・クロスグリ・グーズベリーの今年の全部の収穫量は、おおよそ50ℓ半ということになります。

地下室の保存用ジュース
今年作ったジュース
ラム酒好きがばれますな…

50ℓ余りというと、たくさんに聞こえるかもしれません。でも、ベリーの株数に照らし合わせると、実はとっても少ない…

ろくに手入れもしてあげていなかったからだろうかと反省し、株の手入れをしました。

まずは肥料。
市販の秋肥を株のまわりにまきました。収穫をしたあとすぐに肥料をあたえるのがいいらしいです。う~ん、それよりもちょっと遅い時期になってしまった…

剪定もしました。
フィンランドは何しろ北国ですから、グーズベリーとアカスグリは8月20日ぐらいまでに剪定を済ませたほうがいいそうです。…こっちもちょっと遅れてしまったことになります。

クロスグリの剪定は、もう少し遅い時期でも大丈夫らしい。
でも、家にあるクロスグリの剪定は全部済ませました。コテージのほうは先週末に一部剪定しただけ。今週末はコテージに行けないので、あとは9月になってからです。


ふだんから植物の世話や庭の手入れをきちんとしている人ってすごいなあって思います。爪の垢をいただきたい…

ハバチの幼虫に食べられたグズベリーの葉
虫に食べられてしまったグーズベリーの葉
来年はこうならないようにしないとなあ

水曜日, 8月 24, 2016

フィンランドの森林散策で意外に便利な無料アプリ

event_note8月 24, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum4 comments
世の中がスマホ時代に移行していくのを横目に、昔ながらのノキア携帯をずっと使い続けていました。

でもとうとうこの夏、スマホに移行。ずっと使っていた通信キャリアの料金プランが変わってしまったので、それにつられた形です。キャリアの意向にまんまとはまったともいえますな。

…そう考えるとちょっとくやしいけれど、スマホって確かに便利ですねえ。

スマホを使い始めてから、森林散策になかなか便利なアプリがある、ということにも気付きましたので、今回はその話です。もっともこれ、フィンランド国内限定の話になります。ごめんなさい。

普通の地図アプリだと周囲の様子がよく分からない

地図アプリってありますよね。街なかを散策するときとか、目的地にたどり着きたいときにはとっても便利。

ただ一般の地図(ここではGoogleマップを例として使ってみました)は、道路も建物もないような森林のど真ん中だと、自分のいる場所の周りの様子がよく分かりません。極端な例だと、こんな風にしか見えない。


地図を縮小すれば、近くの道路がどこにあり、自分が大体どの位置にいるのかわかりますし、どの方向に歩いているかも分かるので、これはこれで便利なんですけどね。

RainManというアプリ

フィンランドの気象庁 Ilmatieteen laitos (ホームページ:Etusivu - Ilmatieteen laitos)から、RainMan (アプリのウェブページ:RainMan - Ilmatieteen laitos)という無料アプリが提供されています。

おそらく本来は、降水量だとか風だとか雲の様子だとか…を見るためのアプリです。


このアプリが土台に使っているのは、Maanmittauslaitos(日本の国土地理院みたいなもの?)の5万分の1の地形図らしい。

実際、地図をどんどん拡大していくと、こののっぺりとした地図が、ある時点で地形図へと変わるんです。そしてそれが、このアプリを紹介したかった最大の理由です。

さらに、アプリ画面上の一番左のボタンをタッチすると、現在地も表示してくれます。


例えばこれは、先週末にくうっけりがうろうろしていたあたり。青い小さな丸い点が、その時くうっけりがいた場所です。


自分の位置を地形図と合わせて確認できると、より土地勘がつかみやすくて、助かります。キノコ狩りの時には、どの辺を歩いたほうがいいのかの目安にもなり、とても便利なんですよ。


あ、このアプリ、時折クラッシュします。でも、そんなものだと思っておけば、たいして気にはなりません。

それと、くうっけりが使っているのは iPhoneです。他の機種でこのアプリを使ったことはありません。

ダウンロードは

最後に、RainManのダウンロードができるページをリンクしておきますね。

RainMan – Windows-sovellukset Microsoft Storessa

地図アプリは他にもいろいろあります

RainManアプリの地図が使えると気付いてから、くうっけりはもっぱらこのアプリを使っています。もともと地図アプリではないので、単純で余分な機能がない、というのがこのアプリを愛用している理由です。

くうっけりには不親切なアプリのほうがいいのですよ。方向音痴を少しでも矯正したいと思っているので。コンパスやナビゲーションの機能がなければ、まわりの様子と地形図をてらしあわせて、どちらの方向に歩いてくべきか自分で判断することになりますからね。くうっけりにはいい訓練です。


でも、どういう機能が必要かというのは人それぞれ。

もっと大きい縮尺の地形図がいいとか、歩く速度を知りたいとか、ナビゲーション機能がほしいとか、自分が歩いたコースを知りたいだとか…

App Storeだったら、例えば maastokartta で検索すると、地形図を利用した地図アプリが見つかります。そんな中から、自分の必要に応じたアプリを選ぶのがいいのかな、と思います。

月曜日, 8月 22, 2016

たくさんのアンズタケ

event_note8月 22, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum6 comments
今年のフィンランド、キノコが豊作だそうです。

キノコが生え始めたのが例年よりも早く、量も多い…そんなニュースは、6~7月にもすでに何度も耳にしていました。

でもそれは、全国で見ると、という話。

このあたりでは、キノコが顔を出しても干からびちゃうぐらいに雨が少なかったこともあって(関連記事 再びポルチーニを求めて)、キノコ豊作という話とは縁がありませんでした。


でもそれから数週間がたって…

8月に入ってからの不安定な天候が幸いしたのでしょうか。今、このあたりの森林にも、アンズタケがたくさん顔を出しています。

アンズタケ


そして、ポルチーニも1つだけ見つけることができました。

表面はナメクジさんに少し食べられてしまっていますが、キノコの中には虫がいない! なかなか見つからないんですよ、こんなきれいなポルチーニ。

ポルチーニ


そして、こちらが↓この週末の収穫量です。

収穫したアンズタケ


これだけ採れたので、やっと保存にもまわすことができます。

ちなみに、熱を加えて水分を飛ばし冷凍保存、というのが、我が家のアンズタケの保存法。(関連記事 保存用アンズタケ

キノコ狩りは楽しいのだけれど、そのあとの処理が手間なんですよねえ。

木曜日, 8月 18, 2016

赤いリンゴとミイラリンゴ

event_note8月 18, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
リンゴがすっかり色づいています。


Pekka(ペッカ)という品種のリンゴです。

ちなみに Pekka というのは、フィンランドでは一般に男性の名前。このリンゴの品種改良に取り組んだ人たちの中に Pekka さんがいたもので、彼の名前をそのまま品種名にしちゃったらしい。

甘くておいしい品種です。色もきれいですよね。

フィンランド語でいう muumiotauti (直訳すると”ミイラ病”。日本でいう”リンゴ灰星病”のようなもの? 病原菌はちょっと違うようですが)にも強いということなのですが…


強いといっても、病気にならないってわけではありませんね。


今日、病気になっている実を全部取り除きました。

コンポストぐらいでは病原菌は死にません。だからコンポストに入れてしまってはだめ。病気の実は、燃やす、あるいは地中深くに埋めるのがいいらしい。


これだけ赤くなっているリンゴだけれど、まだ熟してはいません。収穫できるのはもうちょっと先のことになりそうです。

水曜日, 8月 17, 2016

桑の話

event_note8月 17, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
夫が桑の苗木を買ってきたのは、3年前。

食べられる実がなる木が大好きな夫、どうやら桑の実を食べてみたかったらしい。


でも、桑の木って寒さにはあまり強くないんです。

フィンランドで販売されていた苗木なので、比較的寒さに耐えられる品種だったとは思います。それでも、晩秋から早春にかけては、不織布で覆って冬の寒さから守っていました。

ふた冬はそれで乗り切きりました。でも、3度目の冬のあとは…


完全に枯れているとわかってはいました。でも、もしかすると根元から新芽が出てくるかもしれない、なんて淡い期待を抱いたりもして…

そんなこんなでなかなか処分できないまま、すでに8月。もういい加減あきらめて処分します。


去年から今年にかけての冬は、植物たちにとって、とても居心地の悪いものだったようです。

雪がまだ積もっていないところに厳しい寒さがきて、例年だったら難なく冬越しする多年草でさえ、中には枯れてしまったものがあったそう。

そんな冬だったので、桑が枯れたのも仕方がないですね。


ところで、桑といえばお蚕さま。

フィンランドでもその昔(18世紀)、国産の絹の生産をしようではないかという動きがあったらしい。

彼らがまず取り組んだのが、蚕の餌になる桑の植樹。

その結果は言わずもがな…

桑の木々はフィンランドの寒さでは冬越しできないことが分かり、国産絹の夢はそこで完全に消え失せたそうな。


いずれにしても、フィンランドで桑を育てるのは難しいってことですね。地球温暖化で、状況が変わっていくかもしれないけど。

月曜日, 8月 15, 2016

オモは何をいいたかったんだろう??

event_note8月 15, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
と~っても朝早く、オモに起こされました。

我が家では、オモが寝室に入ることを禁止しています。
ですから、用があるときには、オモは寝室の入り口のところからクンクン言うのです。

今日もそのいつもの場所から、オモが何かクンクン訴えていました。その声に気づいて目を覚まし、時計を見たら午前3時。


夜中や明け方に起こされることは、今までにも時々ありました。そしていつも理由は理解できるものでした。

「用足しに出たい」
「おなかの調子がよくないから、草を食べに外に出たい」

たいがい、そういう理由で起こします。

例外は年初めの手術後しばらくの間。その時に限っては、だれかにそばにいてもらいたかったらしい。夜中に寝室の入り口からクンクンいってくるんですよ。それで、オモの隣に床を敷いて寝るとオモも落ち着く…そんな夜がしばらく続きました。


でも今朝のオモが、いったい何を訴えたかったのかが全く分からない!!

クンクン訴えるものだから、外に出たいのだろうと思ったんです。
外に行く前に、くうっけりも用足しをしましょうと、ちょっとトイレに行っている間に…

オモは自分の寝床に戻って寝てる!! 外に出たがる気配なんかまったくなしです。寝息も聞こえるぐらいにすやすや寝てるんですよ!!! 人を起こしておいてひどいじゃないですか!!!!!

オモがなぜくうっけりを起こしたのか、全く見当が付きません。

10年も一緒に生活しているのに、いまだにオモ語が理解できないくうっけりなのでした。

夫のそばでくつろぐオモ
(緑の網は袋網の材料。
うちには、漁業用の袋網作りが趣味…
という変な夫がいるので。)

火曜日, 8月 09, 2016

オモを病院へ

event_note8月 09, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
今年の6月に10歳の誕生日を迎えたオモ(関連記事 オモ10歳)。



若い年には医者知らずだった子ですが、やはり年には勝てない?

年初めには会陰ヘルニア(関連記事 会陰ヘルニアらしい)と診断され手術しました。


そして先日は、オモの左目がわずかに濁っていることに気付き、病院に連れて行きました。

診察によると
  • 瞳孔の動きは正常
  • 角膜に傷はない
  • 目(の周辺)の痛みもなさそうだ
ということで、核硬化症であろうと診断されました。
老化によるものだから、特に心配はないということです。


オモの術後に気になっていたことについても(関連記事 タピオの国でのあれこれ暮らし: オモの手術からもうすぐ5か月)診てもらいました。


かなり踏ん張って糞をしていることがあるので、会陰ヘルニアの再発を何よりも心配していましたが、今のところ異常はないとのこと。左側の初期の会陰ヘルニア(関連記事 タピオの国でのあれこれ暮らし: 手術から3週間が経ち…)も、まだ心配する必要はなさそうです。


尿漏れについては治療薬があるって言われました。でも、薬ってなんとなく抵抗あるんですよね…
今のところそれほどひどくはないので、今回薬は断りました。


ところで…

オモがうちに来た時に、オモのための保険に入りました。その保険会社では、犬種によって保険を掛けられる年数が決まっていたんです。で、オモ(ボロニーズ犬)の場合は10年。

オモの会陰ヘルニアはオモが9歳の時、そして10歳になって目の異常に気づき…

若いときには健康だった犬でも、10歳ぐらいからいろんな症状が出始めるのかもしれませんね。

保険会社ってちゃんと計算してるんだなあ…

水曜日, 8月 03, 2016

オモもベリー好き

event_note8月 03, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
オモと一緒の森林散策をしばらくしていませんでした。

この時期くうっけりは、森林ではベリー摘みやキノコ狩りがしたい。でも、そういうことができる場所に行くときの足場はあまりよくないわけです。オモが喜んで歩くような場所ではないんです。


夫が6月に足の手術をしました。小さな手術だったのですが、全治6週間。その間夫は、散歩にも、もちろん森林の散策にも行くことができませんでした。


一人でオモをつれての小道のついていない森林の散策は大変なので、オモには夫と一緒にお留守番をしてもらっていたんです。


夫が、先週やっと、普通に歩いてもいいっていう、お医者さんからの許可をもらいました。

ああ、長かった… 実はそれまで運転もだめだったので、ペーパードライバーに毛の生えた程度の、運転嫌いのくうっけりが、どこに行くにも運転しなきゃいけなくて、それがちょっと負担だったんですよね。


…と、余分な説明までして長くなりました。

いずれにしても、夫が普通に歩けるようになったということで、先日久しぶりに家族全員(2人と1匹)で、森林の散策をしてきました。


ベリーが熟しているこの時期、久しぶりに森林に入ったオモがしたのはこんなこと。


ビルベリー(野生のブルーベリー)を無心に食べています。


そして、林道ではラズベリーを食べ、

(Googleフォトなるサービスが、連写した写真から勝手に作ってくれたアニメーションです。
コマ数少ないから、オモってば、とっても忙しそう…)

さらに途中で、アンズタケを見つけて食べてしまったのでした。


一人での散策もいいけれど、やっぱり家族で行くのはいいものです。足場の悪いところがたくさんあったので、だいぶオモを抱っこすることになりましたけどね。

火曜日, 8月 02, 2016

ブルーベリーとビルベリーを比べてみた

event_note8月 02, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
先週、今シーズン初めて、園芸用のブルーベリー(Vaccinium corymbosum)を収穫しました。

ちょうどビルベリー(野生のブルーベリー Vaccinium myrtillus)も手元にあったので、ブルーベリーとビルベリーを比べてみました。


大きさ


今年のビルベリーは、比較的大きな実も多いのですが(関連記事:タピオの国でのあれこれ暮らし: ビルベリーを摘みに)、ブルーベリーの大きさにはとてもかないません。

下の写真では、向かって右がビルベリー、左がブルーベリーです。




外側は同じような色ですが、中の色はこんなに違う。


これだから、ビルベリーを摘みにいくと、すぐに手が染まっちゃうんですよねえ。

これだけ色がついているビルベリーはアントシアニンが豊富だから…云々と、サプリメントの世界では、ビルベリーがより好まれているようですね。



ベリーとしてそのまま生で食べたときの味は、ブルーベリーのほうが甘くておいしいです。

庭で摘んだブルーベリーはそのまま食べてもおいしいものだから、加工するのがもったいなくて、結局ぜんぶそのまま食べました。

ちなみにビルベリーのほうは、我が家では冷凍しておいて、お菓子を焼くときに使うことが多いです。

でも、森林の散策中には、ビルベリーをそのまま食べておやつにしています。これが一番贅沢な食べ方なのかも。


収穫期


ビルベリーのほうが熟すのは早いです。今年は、7月8日にはもうビルベリーを摘みに行くことができましたが、


ブルーベリーは、7月22日でもまだこの状態。


今年の初収穫は30日でしたが、そのときも熟している実はまだまだごくごく一部でした。




ブルーベリーとビルベリー…同じように見えるけど、だいぶ違うものなんですよね。

月曜日, 8月 01, 2016

アカスグリの収穫

event_note8月 01, 2016 editBy Kuukkeli (くうっけり) forumNo comments
アカスグリ…フィンランド語ではpunaherukkaという名です。このあたりだと、ごくごく普通に庭に植えられています。


日本語名を調べてみると、アカスグリとかアカフサスグリとかレッドカラントとかレッドカレントとかグロゼイユとか…

これといって定着している名前がなさそうな気配。

あんまりお馴染みじゃないベリーだからなのかもしれませんね。


うちの庭には、1株だけ植えてあります。

今年は、色が付き始めてから摘み取るまでは、鳥に食べられないように網をかけていました。


例年は8月に入ってから収穫していますが、今年は7月最後の日…昨日収穫しました。

今年の収穫量は5ℓ…量ってみたら3.1㎏ほどの重さ。


今年はたくさん収穫できたと思っていたんですが、アカスグリ一株から摘み取れる量は一般には5~6㎏ほどだそうで…

この倍近く取れるのが当然ってことになりますよね。そんなもんなんでしょうかねえ?

うちではそんなにいっぱい収穫できたことは一度もありません。手入れの問題なのかなあ…


ところで、収穫したクロスグリやアカスグリのほとんどは、保存用のジュース作りの材料にしています。(関連記事 保存用のジュースを作る|あれこれ暮らし

昨日収穫したアカスグリも、本日ジュースとなりました。