フィンランドでの日常生活を綴っています。

土曜日, 4月 25, 2015

ヨーロピアンパーチ

event_note4月 25, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
知り合いの漁師さんのところに出かけた夫が、ヨーロピアンパーチとともに帰宅しました。


今は産卵期なのですね。おなかに卵を詰めた子が半数以上いました。…が、夫は、「パーチの卵なんて普通は食べない」と、卵は全部捨てるつもりだったようです。

でもくうっけりには、卵がとってもおいしそうに見えたんですよ。捨てるなんてもったいない!!

というわけで、卵を取り出してきれいに洗って水を切って…


塩を加えて小分けして、とりあえず冷凍庫に入れました。

そのまま食べても大丈夫な魚卵もありますが、この魚の場合には、そのまま食べると寄生虫までいただいてしまうことがあるらしい。で、それを予防するために一度冷凍するんだそうです。

う~ん…でも、このあとどうしましょ?どうやって食べたらおいしいのかなあ…

さて、魚本体の方ですが、一部はバターで焼いていただきました。そして残りは、夫が張り切って燻製に。


結局燻製の風味のない燻製になってしまって、夫はちょっとがっかりしてましたけど、それはそれでおいしくて、2人でぺろって食べちゃいました。

土曜日, 4月 11, 2015

この春一番の暖かさ

今日は、この春一番の暖かさ…気温が13度ぐらいまで上がりました。

「暖かい」といってもそんなもんです。北欧だしまだ4月も前半だし…


この時期、クロッカスはほぼ満開。



でもまだ、自然の中の緑はほとんど増えていません…畑はまだ茶色、緑の木々は針葉樹のみ…




少し前にイメチェンをしたオモは(関連記事:聖枝祭とサマータイムとオモのイメチェン)、その後ボディのほうもヘアカットされ、今はこの状態です。


耳の毛も3~4㎝カットしました。そのせいかどうかは知りませんが、耳が風によくなびいてます。


ヘアが短くなったにもかかわらず、今日はオモには暑かったらしい…森の中は元気に歩いたけれど、アスファルトの道に出たら、すぐに自主休憩…

10度を超えるとこうなんです。だからヘアカットもしたのですが、この時期はまだ寒い日もあるので、これ以上短くする気にはなりません。暑くても、当分これで我慢してもらうことにします。


ところで今日は、くっきりとした飛行機雲を久しぶりに目にしました。


飛行機雲だけど、まるで地上からまっすぐに上がっているように見えるものだから、なんとなく連想したのが「ミサイル」…我ながら怖い連想です。この空がたまたま東の方角だったことが、この連想につながったのか???

火曜日, 4月 07, 2015

ミスミソウとオモの受難!?の日

event_note4月 07, 2015 editBy Kuukkeli (くうっけり) forum2 comments
復活祭休暇の最終日…すなわち月曜の話です。

この日はお天気も良く、気温もこの時期としてはまあまあ…10度近く。

そんな中 sinivuokko ― ミスミソウも咲き始めました。



そしてこの日の散歩は、家族そろっていつもの小山に。


ところでこの小山近くには、グリル・バーベキューができる休憩所があります。人がいることの方が少ない場所ではありますが、天気のいい休日だと、家族連れなどに出会うことはしばしば。


昨日はちょうどそんな日で、親子連れが休憩所でグリルか何かを楽しんでいた模様。ワンちゃんも一緒でした。

でもそのワンちゃん、つながれておらず…近くを通る人が、全くと言っていいほどいないような場所なので分からなくはないのですが…オモを見つけて、興味津々で近づいてきたのですよ。

オモは社交性のない子なので心配したのですが、相手も小型犬だったのと、最初はお互い吠えもせず、においをかぎ合っていったぐらいだったので問題ないかなと思った矢先…お互い攻撃し始めました。幸い、相手の犬の飼い主が、すぐに気づいて来てくれて、事なきを得たのですが。


帰宅後、左目の目じりと鼻の頭に対決?!の痕があることに気づきました。まあ、触っても痛がらなかったので、心配するほどのことでもないでしょうけれど。


この日はさらに、オモはダニにも取りつかれておりました。今年最初のダニです。


そして同じ日の最後のきわめつけが、揺り椅子…

居間での夫の定位置は揺り椅子です。でも、犬のいる生活では、揺り椅子は危ない代物。

オモが揺り椅子の脚の下敷きにならないように気を付けているし、今まで事故は起きませんでした。

この日の夜、オモは揺り椅子の脚にほぼくっついた状態で寝そべっておりました。何かの拍子に揺り椅子が動いたのか、オモが何かに驚いたのか…

いずれにしても、オモが急に、揺り椅子の近くから飛び起きたのです。そして運悪く、この時オモの尻尾の毛の一部が、揺り椅子の脚の下にあったようで、オモが飛び起きた瞬間、それらの毛がごそっと抜けました。


ついてない日というのは、犬にもあるようですな。

日曜日, 4月 05, 2015

復活祭休暇の映画3本立て

…といっても、映画館での話ではなくて、テレビ番組の話です。


この週末は復活祭。世間一般では、聖金曜日から月曜日までの4日間がお休み…比較的長い休暇となります。

そんな中の特別企画だったんでしょうか?昨日は日本の映画が3本立て続けに放送されました。それらの映画の名前は、Ystäväni Totoro、Laputa - linna taivaalla、そして Unten ja hulluuden valtakunta。

…とフィンランド語で書くと変な感じですね。日本人におなじみの名前で言えば、「となりのトトロ」、「天上の城ラピュタ」、「そして夢と狂気の王国」です。どうやら、宮崎駿さんの特集だったようです。


それにしても、80年代の映画を見ると、昔がよみがえりますな…


ラピュタはかなり昔に見たきりで、ストーリーもほとんど忘れていたくらいでしたけど。
フィンランドで放映されたの初めてなのかな?少なくとも、今までフィンランドで見た記憶は無し。


トトロは、フィンランドでも今までに何度となく放映されています。他の映画のような戦闘場面などなく、のどかな映画だからなんでしょうかね。

吹き替えで放送されたこともありますが(フィンランドでは基本的に吹き替えはしないようだけれど、小さな子供向けの番組の場合は、吹き替えされることもあるみたい)、うれしいことに、昨日のはオリジナルで、フィンランド語は字幕のみ。


トトロは昔、劇場に見に行きました。そのせいでしょうか。映画を見るといつも、その当時住んでいた街やそこでの生活、一緒に映画を見に行った知人のこと(ただ、この人のことはちゃんと覚えているのに、名前だけがどうしても思い出せない…ぼけの始まり???)が懐かしくなります。

さらに最近は、映画の情景に、ちょっともの悲しい気分にもなる…。

特に、水田から聞こえるカエルの声や、夏の盛りのミンミンゼミ、夕方のヒグラシの声…なんだか切なくなるんですよ。昔は自然に聞く音だったのに、もう今後は多分、そういう音を自然に耳にすることはないのだろうと思ってしまうからなのか…


ラピュタが公開されたのが29年前、トトロが27年前!?…そんなにもたくさんの年月が経っているのですねえ。

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日本の桜にさそわれて、うちの桜はどんなものかと見てみたけれど、当然のごとく、まだまだ固い蕾しかありませんでした。

そのかわり、セイヨウハシバミの雌花を見つけました。桜とと比べるとずっと地味ですけど。