フィンランドでの日常生活を綴っています。

土曜日, 6月 29, 2013

中世市へ行ってきた

event_note6月 29, 2013 editBy Kuukkeli forumNo comments
今週の木曜から週末にかけて、フィンランドの古都であるトゥルク市で、中世市が開かれています。このイベントには毎年足を運んでいます。そして、今年もまた行ってきました。

面白いものはたくさんあったのですが、あまり写真は撮ってきていなかったことに先ほど気づきました。撮った写真も、変なのばっかり…

中世市のエリアには、子どもたちも楽しめるようにと、動物も何頭かイベントに参加?!しています。今年は、3頭の羊と、生後4ヶ月の雄牛が1頭来ていました。そのうちの2頭の羊さんです。お尻を向けている黒っぽい子はフィンシープですが、白い羊は別の種類のようです。



そして、子どもたちが遊べるようにと、昔ながらのおもちゃの動物を作るための材料と、それらを使った参考作品?!が展示されておりました。


これは、写真に一部写っているお姉さんの作品です。今の子どもたちについては知りませんが、夫は、昔作って遊んだって言っていましたから、フィンランドではよく知られている昔ながらのおもちゃなのかな?

ちなみに、Kuukkeli がこれをはじめて見たとき連想したのは、日本のお盆のお供え物(ナスの牛やキュウリの馬)でした。材料は違いますが、基本的なつくりは同じです。人間の想像力って万国共通なんだと、妙に感心したのを覚えています。


あまりいい眺めではないのだけれど、中世市ぐらいでしか見る機会がないので、ついつい今年も撮ってしまったのが、豚の丸焼き。(苦手な方がいらっしゃるかもしれませんので、小さい写真にしておきます)



前日までは暑かったのに、この日は、太陽が雲に隠れると半袖では肌寒く、長袖で出かけなかったことを後悔しました。そんなのが多分、典型的なフィンランドの夏…

木曜日, 6月 27, 2013

林道周辺で

event_note6月 27, 2013 editBy Kuukkeli forumNo comments
夏によく散歩する林道は、風景がとっても単調。もともと、木を運ぶためだけに作られた道のようで、この道の両側も行き着く先も、すべて森林です。


そんな単調な道ではありますが、この時期は、目を楽しませてくれるものも途中であれこれ目にすることができます。


すっかり道の砂の色に溶け込んでいるお団子?!たちです。


これ実は、ヘラジカの糞。道のど真ん中にあったんです。そんなところで糞をするなんて、なんとも度胸のいいヘラジカさん…それだけ人も車もめったに通らないということでももあるんでしょうね。人よりも、動物の交通量のほうが絶対多いに違いありません。


いろいろな花々も咲いています。その中からいくつか…

Maariankämmekkä (学名は Dactylorhiza maculata。日本語名はあるのかな?)。




そして vanamo (リネンソウ)。花の大きさが数ミリ程度しかない、控えめな花ですが、密集して咲いている姿はとっても素敵です。



林道からちょっと寄り道して、小さな湿地帯をのぞいてみたら、ツルコケモモの花が咲いていました。


今まで、ツルコケモモの実を摘んだことはあるのですが、花を見たのは今回が初めてだったんです。夏の湿地帯には虫がたくさんいるので(Kuukkeli は蚊がと~っても苦手…)、ほとんど足を踏み入れないのですが、たまにはのぞいてみるものですね。花を見て、得した気分になりました。


こちらは Siankärsämö (セイヨウノコギリソウ)。


林道に限らず、普通の道路わきなどでもよく目にする花です。虫さんがしっかり花を陣取っていますが、なんという虫なのでしょう?


悲しいことに、秋の兆しもちょっぴり見え始めています。

Puolukka(コケモモ)。


収穫できるのはまだまだ先のこととはいえ、ほんのり赤みがかっているのを見ると、ちょっぴり恨めしい気分です。


まだ、例年収穫している秋の食用キノコたちにはお目にかかっていませんが、今回はこんなキノコを発見しました。


図鑑で見てみたのだけれど、なんというキノコかわかりませんでした。チャワンタケの一種??

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オモはいつものように、花よりもキノコよりもにおいの方に興味津々。くんくんしながら半時間ほど歩いて、ここでちょっと休憩。


この後また元気に歩き、1時間あまりの散歩となったのでした。

水曜日, 6月 12, 2013

白さまざま

event_note6月 12, 2013 editBy Kuukkeli forum2 comments
この時期の自然は、たくさんの花や植物を楽しませてくれます。一番目に付く色はもちろん、新緑をはじめとしたさまざまな色合いの緑です。でもそんな中で目に留まるのが「白」

ちょっと離れた場所からでもよく見えるのが Tupasvilla(ワタスゲ)です。


これは花ではなくて種の集まりなんですって。なんと Kuukkeli はついさっきまでこれが花だと思っていました… 


確かに花というよりはタンポポの綿毛のようなものに近いですかね。


Tupasvilla のように遠くからもよく見えるというわけではないけれど、森の中で足元を見ると目に付くのが Oravanmarja (直訳すると「リスのベリー」。日本のマイヅルソウっぽいですが、属は同じでも種は違うみたい)。



そして、この時期はコケモモの花も満開です。


今年はどれだけ実をつけてくれるかなあ…

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白といえば、ここにも白いのが…


カットから日もたって、多少毛が伸びました。カット前と比べるとまだまだ雲泥の差ですが。

オモは昨日、満7歳の誕生日でした。特別なお祝いはしませんでしたが、昨日の夕食はちょっと特別なご馳走(といってもウエットタイプの餌を与えただけなんですけど…虫下しのお薬もしのばせて。いつもはカリカリしかあげてないんです)。オモは大喜びで食べてくれましたよ。

水曜日, 6月 05, 2013

庭に漂う香り

event_note6月 05, 2013 editBy Kuukkeli forum2 comments
庭に香りが漂っています。ほのかな香り…といいたいところですが、なかなか強い香りです。どこから?と周りを見回せば、犯人!?らしき花々たちが…

まずはライラック。



花に鼻を近づけて嗅いでみれば強い香りはありますが、庭に漂う香りの犯人ではないかもしれません。


そして今、スズランがほぼ満開です。これが犯人のひとつであることは間違いなしです。こんな小さな花なのに、スズランが密集して咲いている場所に行けば、香りが漂っていることにいやおうなく気づきます。



そして、もう1つの犯人!!


庭に植えられている低木です。名前は知りません。目立たない花なので、今まで香りを確かめてみたことがなかったのです。それがふと思いついてにおいを嗅いで見ると…

強烈ともいえるぐらいに強い香りです。これがどうやら第一の犯人だったようです。何で今まで気がつかなかったんでしょう?

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このところ夏らしい陽気です。毛をカットしてからダウンしなくなったオモも、ここ数日の気温はやはり暑すぎるらしく、散歩中、たびたび草むらに入っては自主休憩しています。


オモの毛は、徐々に伸びています。カットする前は、尻尾があるのかどうかもわからない常態でした。毛が伸びてしまうと尻尾がまた隠れてしまうかもしれませんので、今のうちにしっかりオモの尻尾を写真に撮っておこう! と思い立ち…


どう?立派な尻尾でしょ?(…と相変わらずの親ばか…)