フィンランドでの日常生活を綴っています。

水曜日, 5月 29, 2013

トウヒの新芽

event_note5月 29, 2013 editBy Kuukkeli forum2 comments
たくさんの新緑にあふれている今日この頃。

Kuusi(トウヒ)は、このあたりではMänty(松)とならんで、ごくごく普通に生えている針葉樹です。ちなみに、フィンランドでクリスマスツリーに使われるのもトウヒです。

今の時期、このトウヒの枝の先に新芽がたくさん見えます。今の時期はまだ、遠目で見ても昨年までに育った濃い緑の部分とははっきりと区別のつく色です。まさに「新緑」!


近くで見ると、さらにわかりやすいかと思います。



さて、このトウヒの新芽、食べられるんです。このまま食べてもおいしいです。ごくごく淡い酸味のある、意外に癖のない味がします。

実は今までこの新芽を活用したことは一度もありませんでした。何しろ新芽ですから、森から勝手に取るのは当然のごとくご法度だし、自分の家の庭の木からも無下に取るのは忍びなく…

でも今年、庭のトウヒの下枝があまりにも伸びすぎていることに気づき、それらの枝から新芽を収穫したんです。そして初めて「Kuusenkerkkäsiirappi(トウヒの新芽シロップ)」なるものを作ってみました。


インターネットで画像検索してみたら、一般に色がもっと濃いみたい。もう少し煮詰めるべきだったかな…

月曜日, 5月 27, 2013

キノコと花とオモ

週末、再びキノコ狩りに行ってきました。でも、今回見つけたのはたったの2つだけでした。


Kuukkeli自身は、秋のキノコ狩りは好きですが、このシャグマアミガサタケを探すのはあまり好きではありません。なかなか見つからないというのも理由の1つですが、生えている場所が、木を伐採した後地面を掘り起こした場所だとか、トラクターが通って地面の表面の土が見えるようになっているところとか… 森の散策が楽しめるという感じの場所でないことが多いのです。このキノコ、どうやら下草が生えていない、地面がむき出しになっているところが好きなようです。


ということで、この季節に目がいくのは、キノコよりも森の花々。

Mesimarja(チシマイチゴ)の花。


収穫の時期にたくさん実がなっているところは、なぜかなかなか見かけることはないのですが、花はたくさん咲いています。日本ではあまり知られていないかもしれませんね。和名をネットで検索していて、Arktiset aromit という名のフィンランドの協会のホームページを見つけました。チシマイチゴについても日本語で解説されていましたので、リンクしておきます。


そしてこちらは食べらる実が成らないけれど、毎年この時期の開花を楽しみにしている花です。


Suopursu(イソツツジ?)です。ぽつぽつと一部に花が咲いていたものの、残念ながらこのときはまだほとんどがつぼみでした。

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さてオモですが、大量の毛に覆われていた姿からの大変身。なんか若返った感じがする…


カットしたらこんなに小さくなっちゃって、かわいそうなことしちゃったかな… なんて思ってもいたのですが、カットの後は、気温20度のなか散歩に出ても、途中でダウンしない!! 以前だったら、日陰を見つけたとたんにすぐ座り込んでしまっていたんですけれど。まだかなり毛が短いので日焼けが心配ですが、とりあえず暑さからは開放されたようです。よかったよかった…

金曜日, 5月 24, 2013

夕方って何時まで?

event_note5月 24, 2013 editBy Kuukkeli forumNo comments
天気がいまいちで、どんよりとした薄暗い風景です。夕方って感じにも見えますが、この時間帯、天気さえよければ青空が広がっているはず… ちなみにこの写真を撮ったのは午後8時半ごろです。


夏が近づくと、夕方と夜の時間の感覚がなくなってしまいます。今は午後10時を過ぎていますが、まだ明るいですし。今日のこのあたりの日の入りの時刻を確認してみたら10時25分。北のほうはもっと遅いはずですから、まだまだ日中!?

これだけ日が長くなるとどうしても「夏」という気分になってしまうのですが、花壇のチューリップがちょうど見ごろのこの時期、日本の感覚からするとまだまだ「春」かな? 


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さてオモです。


飼い主が言うのも何なんですが、なんだかまだ違和感が抜けません。本人(本犬!?)はいったいどう思っているのでしょう?

水曜日, 5月 22, 2013

この子どこの子?

event_note5月 22, 2013 editBy Kuukkeli forum2 comments
この子はだあれ?



うちのオモはこんな子のはずだったんですが…



今日オモは、生まれて初めてのトリミングだったんです。そして、迎えに行ってびっくり!!!


オモってば、厚い毛皮の下には、とっても犬らしい姿が隠れていたのですね。

それにしてもオモって、こんなに小さかったんだ… オモの寝姿を見てつくづく感じています。

火曜日, 5月 21, 2013

花がいっぱい

event_note5月 21, 2013 editBy Kuukkeli forum2 comments
春一番に咲く野の花、Leskenlehti(フキタンポポ)は種を飛ばし始めています。そして、今はVoikukka(タンポポ)が花盛りです。ですから、フキタンポポとタンポポが並んで生えているとこんな風に見えるんです。




ベリーの花も咲き始めました。

Karviainen(スグリ)。



そしてMustaherukka(クロフサスグリ)。



さらにPunaherukka (アカスグリ)。



そしてこちらは、ベリーというよりも果物かな? Kirsikkaluumu(チェリープラム)です。



そして、庭の雑草?!も元気に花をつけています。中でもLemmikki(ワスレナグサ)はなんとなく好きで、雑草として生えていてもあんまり取りたくなくて、ついついそのままにしてしまうんです。だから、庭のあちこちに生えています。



これだけ花が咲いているということは、それだけ暖かいということでもあります。そしてオモは今日も散歩の途中、日陰に入るなり座り込んでしまうのでした。

月曜日, 5月 20, 2013

花とキノコ

数日前にやっと今年初の夏日を記録したフィンランドです。

この時期の自然の変化はとても大きく、緑があっという間に増えています。緑だけではなく、咲いている花の数も種類もどんどん数を増しています。

花壇の水仙も満開で、それらももちろんきれいなのですが、


Kuukkeli は野の花が好きです。

フィンランドでは母の日の花とされている Valkovuokko (ヤブイチゲ)。春の訪れが早い年だと、母の日には花の盛りが過ぎてしまうこともあるのですが、今年はちょうど母の日の頃、この花が咲き始めました。


たくさん咲いていると、中にはとても個性的な花があるんですよ。なんか変?と思ってよく見たら、花びらの数がほかのと違う… よく見かけるのは6枚花びらですが、こちらはちょっぴり豪華?!


ヤブイチゲと同じように白っぽい小さな花ですが、これはコミヤマカタバミ。フィンランド語で Ketunleipä (「狐のパン」の意)とか Käenkaali (「カッコウのキャベツ」の意)と呼ばれている植物です。こちらも今花盛り。


そして野生のスミレも一部咲き始めています。


目覚めているのは花だけでなく、先日は今年初めてキノコ狩りにも行ってきました。お目当てはこれ。


Korvasieni (「耳キノコ」の意。日本語では「シャグマアミガサタケ」)です。いつ見ても変なキノコです。そしてよく見ると、それぞれが個性的な形をしているんです。


毒キノコですので、良い子は食べてはいけません…というか、きちんと処理をしないとほんとに危ないらしいです。さらに処理も換気のいいところでしないと危ない…蒸気を吸ったりするとやっぱり危ないらしい… で、うちでは野外で処理しています。

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オモは相変わらず元気です。この時期はちょっとオモには暑すぎるようですが。


 毎年暑いとダウンしてかわいそうなので、今年はトリミングしてもらうことにしました。


どんな姿になるのかちょっと心配なんですけどね。

火曜日, 5月 07, 2013

散歩日和

event_note5月 07, 2013 editBy Kuukkeli forumNo comments
再び近くの小山まで散歩してきました。

結構起伏がありまして、Kuukkeli などは毎回ハアハア息を切らして登っています。でも、オモはまったく平気そう。


ただこの時は、13度ぐらいまで気温が上がり、オモはちょっぴり暑そうでした。オモはとにかく暑がりなんです。

今日もお山の頂上で記念写真です。今日はすがすがしい青空が広がっていました。


この後、オモをひざに乗せて、Kuukkeli もしばし岩山にすわって休憩。寒いというほどではなかったけれど、風があって決して暖かくはありませんでした。でも、ひざ上に乗せたオモのぬくもりがちょうど気持ちよく、すごく幸せ気分でした。小鳥のさえずりを聞きながら風景を楽しむ…贅沢なひと時を過ごしました。

こんな風景を眺めて座っていましたが、


写真ではその眺めを十分にお伝えできないのが残念です。

何がうれしいって、徒歩でいけるところにこんな場所があるということです。民家からも幹線の道路からも離れていないので、自動車の音なども耳に入るのですが、それでもとってもほっとする場所。

フィンランドの冬は、暗いこともあってあまり好きではありませんが、夏が近づき、こんな風景をゆっくり楽しむことができると、フィンランドに住むのも悪くはないと思えます。人ごみ嫌いの Kuukkeli には合っているのかも…

金曜日, 5月 03, 2013

この春最初のキノコ

去年の今頃、キノコをちょうどこのあたりで見つけたはず…

そう思いながらオモとの散歩道で目を凝らすと… ありました!! 今年もやはり顔を出していました。

今年は去年より春の訪れが遅いからか、今日見つけたのは2つだけです。ここと、


ここ。


とはいっても、きっとすぐには見つからないですよね。Kuukkeli も、あると思って探したから見つけたのであって、そうでなければきっと目にもとめずに通り過ぎていたと思うのですよ。何年もここを散歩していて、このキノコに気づいたのは去年がはじめてだし…

どんなキノコかっていうとこんなキノコで


典型的なキノコの形をしていません。フィンランド語でHytymaljakas(学名Sarcosoma globosum)と名のついたキノコのようです。

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オモは目で見るものよりにおいのほうに興味津々です。

冬の間は雪の下敷きになっていた枯れ草が、今は完全に顔を出しているので、オモが歩くとそれらの枯れ草がやたらくっついてきます。ほら、後ろ足を見てください。


今日の気温は約10度ほどと、「暖かい」には程遠かったのだけれど、オモは途中でしばしの休憩。


そして、フキタンポポも春の日差しを満喫しているのでした。